事務員のムジコさんはトラック事故で亡くなった
あらすじ
社長に言いくるめられたアンデッド課唯一の人間である光明は課長と臼井君と摘出さんの死因を聞き、涙を零さずにはいられなかった、、、
pixivでも投稿しております。キャラクターイラストも上げているので是非覗いてみてください
【ムジコの話】
「不詩さん」
「な、、、なんでしょう時見さん」
俺、不詩 光明は最近時見さんにドキドキしてしまう
「ここに来てから3ヶ月少し経ちましたけど、どうですか?調子は」
「調子は、、、普通です」
「ふふ、、、普通ですか。なら良かったです」
「良いんですか、、、?普通って」
「ええ、入ってすぐの不詩さんならそうやって答えなかったと思います」
「そう、、、ですかね」
あの頃の俺、、、時見さんに見てもらえてた、、、ちょっと嬉しい
「それに今は綺麗な目をしていますし」
「目、、、?」
「この間まで不詩さん。濁っていてまるで死んだ人みたいな目をしていたんですよ」
「死んだ人って、、、」
「アンデッドだけに」
「え、、、」
時見さんこんなシャレ言う人なんだ、、、好き!
「こほん、、、余計な事まで言ってしまいましたね」
「いえいえ!それより何でそんな話を?」
「課長達の昔の話を聞いたって知ったので、、、気になって、、、」
「そうだったんですね!俺の事気になって、、、へぇ」
「?」
時見さんが俺の事気にしてくれていた、、、!
「そこでですね、今日は私の死んだ時の話をしようと思いまして、、、」
「時見さんの、、、?」
「はい。みなさん済んだみたいなので私も話したいと、、、」
「無理しなくても大丈夫ですよ」
「!」
「俺、、、トラウマ的な話を無理矢理聞いたりしたくないので、、、時見さんが無理の無いタイミングで聞きたいです!」
「不詩さん、、、」
3人ともあんな悲惨な話だったんだ、、、きっと貴方も、、、
「ぷっ、、、」
「え?」
「ぷはははっ!ごめんなさい不詩さん!」
「え、、、?何で笑って、、、え?」
「私、御三方みたいに怖い死に方してませんよー」
「!?」
「高校生の時に横断歩道渡ってたら信号無視の車にはねられたんです」
「、、、いや十分悲惨なんですが!?」
「しかも高校の卒業式の日でした」
「時見さん!?それ死に誇って良いですよ!?」
「死に誇る、、、ふふっ」
いや俺!?死に誇るって何!?テンパリ過ぎ!
「とにかく、、、私には課長達みたいなストーリーは無いですよ。轢かれて痛っ、私死んだんかい。みたいな」
「軽、、、死んだんかいは無いでしょう」
「はい。実際は毎日毎晩泣きましたよ。何で私だけって」
「時見さん、、、」
「ふふ、、、」
「笑うところじゃ無いと思うんですが、、、!」
「何ででしょうね、、、辛い話のはずなのに、、、ふふ」
「なのに、、、?」
「不詩さんと居ると、、、楽しい話してるみたい」
「へっ!?」ドキン
俺と!?居ると!?楽しい!?話!?
「不詩さん?」
「いいいいいや、、、何でもないっす!」
「また体調悪くなったら言ってくださいね。私これでも看護師になる予定だったので」
「夢もあったんかい!!!許せんそのドライバー!!!」
「轢き逃げされましたし。私もまだ許してません」
「重罪!!!!!!!!」
「あ、、、そうだ」
「今度は何です!?また衝撃の事実ですか!?」
「いいえ、衝撃の事実はこれでお終いです。そうじゃなくて、、、」
「?」
「不詩さん。さっき無理して話さなくて良いっておっしゃいましたよね」
「、、、言いました!」
「あの時私、正直話す事を躊躇っていました。でも、、、言って良かったです」
「誰かに話すとスッキリしますからね!また、、、」
「貴方に話したからですよ。話せてとても安心しました!それじゃ、お仕事に戻りましょう」
「あ、、、」
脈アリ!?いやいやいやいや、、、落ち着け俺!!!まだ決めるのには早いぞ俺!!!いやでも、、、!!!
「不詩君変な動きしてるー。」
「しっ、、、臼井君!見ちゃいけませんっ!」
「あんたら性格悪いわね。茶化さない」
【運転の話】
「そういえば臼井」
「なぁに不詩君」
「自動車免許ってアンデッドになっても取れるんだな」
「差別?」
「ちげーよ。純粋な疑問!」
「あはは!ごめんって。うん取れるよ」
「俺てっきりアンデッドになったら何もかも終わるのかと思ってた、、、なんつーの、、、世界の風潮的な、、、」
「それは人間特有のネガティブな思い込みだねー。アンデッドだって免許は取れるし働けるんだよ。」
「なるほどな、、、」
「でもアンデッドを働かせてくれる職場なんて指折りあるか無いかだろうけど」
「でも何でアンデッドを弾くんだ?アンデッドって疲れないし寝ないし食事もしないのに」
「不詩君の頭ブラック過ぎない、、、俺ちょっと鳥肌が、、、」
「うっせー」
「きっと世間に叩かれるからだよ。」
「叩かれる?」
「そう。アンデッドが可哀想だー!って外野が叩くみたい。だから扱いにくいのかも」
「うちの会社も叩かれてんのかな」
「多分ね、きっと社長達が俺ら社員の知らない所で頑張ってくれてるんだよ」
「へぇ、、、」
「話戻るけどさ、時見さんって運転上手だよね」
「はぁ、、、!?何で急に時見さんの話になる!?」
「焦りすぎだって、、、!顔近、、、目怖」
「すまん、、、だって臼井が急に、、、」
「話に出しただけじゃ!?」
「まぁでも分かる。運転上手いよな時見さん」
「ねー」
「「でも課長は下手だよね」」
「へっくしゅん、、、!!!誰かボクの噂してる?」
「自意識過剰ね」
「ひど、、、」
幸臣「臼井君って男子中学生みたいだよね」
光明「お前意外と毒舌だよな、、、」




