王の帰還
「ここは?┅┅┅そうか┅爺さんの祠か┅」
『『『『『ナオト!』』』』』
「うん?ウンディーネ?ドリィーネ?ノームも?シルフィード?ヴィーダ?サラマンダーとイフリートかぁ┅それにみんなも?」
«««««««ナオト! ナオト!»»»»»»»
精霊達がみんな集まって来てる、まだナオトは光ったまま┅┅
『やっと目覚めたのね┅グスッ、ナオトちゃんのバカァ!』
『本当に良かった┅ウッ、心配ばかり┅』
『ガハハ!わしゃ心配なぞしとらんかったぞ?悪ふざけと思うておったわ!』
『ケッ!ウソばっか言うな!オロオロしてただろう!』
『もぅ!ナオトのオタンコナス!もう!┅』
『みんな待っておったぞ?まだ光ってるが?良いのか?』
『これで一安心だな、都も落ち着く』
「ああ、ごめん、それにしてもこれ?なんで光ってるんだ?」
立ち上がりそのまま外へ出るとローグが服を持って待ってた
そして悪魔達もズラリと頭を下げ整列してる┅┅あんなにいたか?
パメラ達魔物達もだ、森の都の世界樹の前に所狭しと頭を下げズラリと陣取っていた
ゴーレム達も獣達もこっちに向かって頭を下げてる ゴーレム達も増えたなぁ┅
そして嫁達がゲートから次々に出て来る
ソフィア、アリサ、アース、フラン、カレンとローニャ、家族が一同に集まってる
「お帰りなさい┅バカなんだから!」
「ナオちゃんお帰り!どこ行ってたの?」
「もう!ナオトったら勝手なんだから!」
「┅┅良く無事に、でもまだ途中でしょうか?光ってますよ?」
「驚かせてばかりね?ホントに生きてるの?」
「旦那様┅少しお姿が変わりましたね?」
段々と光が治まって姿がハッキリと見えてきた、服を来てないから裸なのだが?
前より逞しくなってる
背丈は変わらないが胸板が厚くなって腕も太くなってる
足は長くスラリとしてるが筋肉が付いてるのが分かる
尻も締まった肉付きになり張ってる
神具はまだ光っていて神々しさを讃え凛として上を向いてる┅決して興奮はしてませんけど?
前より小さくなった神具だがしっかりと頭は張ってるし太い
体だけを見るとあの彫像を思い出す
ギリシャ神話の神々やオリンポスの神の彫像達
逞しい筋肉で魅了する肉体美、その姿にそっくりの体つきになってる
顔も鼻が高くて大きくなった様だ、前は女の子みたいな顔つきだったが今の顔は違う
スッカリ男らしくなってるがやはり綺麗な顔つきで端正になった
ウンディーネは瞳をハートマークにしてるし、嫁達もボ~っと見惚れてる
パメラは既に体をクネクネしてる?
女と言う女が魅了されたのか?その見る目はメスがオスを求める目
悪魔の女型達も顔を紅潮させ足をモジモジしてる、鬼人族の女性達もトロ~ンとした目で体をクネクネ┅
そしてハイオークの女性達もだから最早メス達全員が発情してると言える
「ねぇナオト?┅アナタまさか魅了とか発動してない?」
「そんなのしてないよ、普通だよ?でもコイツは小さくなって良かったよ、アハハ」
「小さくって┅それは前のままで良かったかも┅」
「でもなんかおかしいわよ?アレって┅」
「ウフフ♪まぁ良いじゃないの、凄く綺麗な体になって┅顔も凛々しいわ┅私は好きですよ┅ウフ♪」
「ナオちゃん?なんだかモヤモヤするよ?そのぉ┅恥ずかしい!」
っとまぁ体から魅了と言うか魅力が溢れてるのだろう
ローグが服をあてがいローニャが着せる、これは2人を作った時からそうしてた
最近は嫁達がいるからそんな光景はなかった、ずっとナオトを世話してたのはこの2人だ
『旦那様、皆さんにお声を!』
『この大魔境の王で有らせるナオト様のお声をこの控える仲間達に!』
ローグとローニャが発言を促す、ホント良く出来た子達だとしみじみ思う
『コホン┅え~この度は俺の我が儘で心配をかけた、俺は全てを認める事で変な思いを断ち切った!これからは皆と一緒に生きて行くと決めた!この星のこの世界で!そしてみんなが笑い合える世界を創る!何が有っても誰も死なせない!殺させない!俺は守ると決めたんだ!そしてずっと見守る、好きだから!』
『『『『『ウオォォォオオ!』』』』』
«««««««ウワァァアアア!»»»»»»»
ナオトさま! 王サマ! 我が王!
大魔境に歓声が沸き起こる!王の宣言と捉えたモノ達は涙を流し喜んでる
その姿はまさに神!ヒトではなかった
ローグが用意した服はバスローブを改良したパメラとの子供達の糸で作った物、白が銀色に輝く生地、それを羽織ってる格好は正に法衣を着てる様だった
それから主要メンバー達が挨拶に集まり声を掛ける
『ナオト様┅一時は死んで終おうかと思いました┅あなた様がいないなど考えられません、どうかお体を大切に、あなた様を思ってるモノは多いのですよ?それに奥方様達も堪えておられました、どうか┅お願いします』
「パメラ┅ごめんなさい┅もう2度と馬鹿な事はしないから┅だから俺と生きて欲しい」
『ナオト様┅ウッゥゥ、ハイ!ずっと一緒に参ります』
彼女にそっとキスして抱き締め頭を撫でた、満足したのか笑顔を返してくれた、魔物達を引き連れゲートを潜りみんなは帰っていった、その時も声を上げナオト様と合唱してた┅
レオン達も来て跪き口上を述べる
『偉大なる王ナオト様が眠りにお付き為されてソフィア様から指示を受けました、暗部調査隊と護衛隊が必要不可欠と判断されての事、我等悪魔に相応しいお仕事を頂戴致しました
直ちにこの大陸へと調査隊を送り既に各王宮などに配置致しております、多くの貴族達も調べが済み問題有る貴族にも監視を付け見張っております』
「それは助かる、どうしても情報が足りなかったからね、魔物国への襲撃も分からなかった、これからは町へ出る事も多くなる、護衛が居れば安心だ、本当にありがとう」
『ナオト様┅そのぉ┅私達に褒美とかお考えでありましょうか?』
『そうでした!ナオト様、この度の調査はこの悪魔全員が働きました、その中で良く働き功績を上げたモノに名前をお与え下さい、名前を持つ事は誉れにあたります、どうか一考願います』
「名前を?それは構わないよ、レオン達でその功績者を選んでくれたらそうしよう」
『ハッ、有り難き幸せ、今はまだそのような功績者は見当たりません、いずれお願い致します』
パッとあんなにいた魔物達は消えレオンだけが残った
ゴーレム達や獣達も既に持ち場へ帰って精霊達も世界樹の木の上へと行ってる
残ったのはソフィア達嫁達と大精霊の面々、テラスに座り話すのだけど┅
「それでね?アナタには大事な事があるでしょ?」
「大事な事?なんだろう?」
「やっぱり忘れてる、原初神様から預かってるでしょ?」
「預かってる┅あっ!宝玉┅」
「実は創造神様から言われてるの、宝玉を早く片付けなさいって、原初神様も待ってるらしいのよ、早くしないと不味いの」
「でもそれは精霊達の了解を得ないとなぁ」
『ナオト?精霊達も待ってるのよ、アナタが帰って来たら天子様を献上できるって』
「そうなんだ┅でも1000個以上だよ?そんな一気には?」
「フフン!大丈夫!アナタにはあのルームがあるわ、アレなら時間関係なく終らせる事が可能よ」
「それはそうだけど┅俺のが持つかな?」
「それも大丈夫でしょうね、だって絶倫王でしょ?変わってるかも?王から神とか?絶倫の神?性王とか?性神とか?」
また馬鹿な事を┅俺を何だと思ってる、それじゃあ種牛のまんまだぞ!
1000個以上なら1000人以上を相手するんだ、何が性神だよ!
ステータスが変わっていた┅┅┅?
超越者は同じだが【神の】ってのが付いてる、神の超越者って┅まぁ神ではないが?
ヒトでもないなぁ?それと称号に有った創生神は無くなり【統べる者】何てのが付いた、何を統べるんだ?
そして┅┅┅┅性大帝って?
「まぁまぁ!性大帝!絶倫王の遥か上位よ!ルフエラは美と性の神だけどそれは子を宿す為の能力を与えるの、この性大帝ってのは思うがままに子を作れるのよ、ダ・カ・ラ、1000人なんて何て事無いわよ、でも小さくなったのは気になるわね?」
ソフィアさん?なんで触るのかな?こんな時にそんな事を!
まだ欲情してないからわからん!この形態がどうなったかは夜に取って置きましょう
「じゃあこの都で精霊達と天子を献上するんだよね?」
「そう!それが終るまでは町へ行ったら駄目、魔物の国もよ、大事な事は直ぐに済ませる!ホント怖いんだから、原初神様が怒ったらこの星消滅するわよ」
「カーさんはそんな事はしないよ、まぁ待ってるなら早くしないとだね」
「カーさんって┅カーシス様だから?全くなんてヒトなの、創造神様は爺さん、原初神様をカーさんって┅」
「それで?精霊達は順番とかあるのかな?」
「それはウンディーネとドリィーネが仕切るからアナタはルームで待ってれば良いの」
サイですかぁ~はぁ、ドリィーネがねぇ?
『旦那様!私からお願いがあります!』
「ローニャ?どうした?」
『ハイ、ローグが何も言いませんので私から、精霊の中にローグの婚約者がいます!』
「「「「『『えっえぇぇぇええ!』』」」」」
「婚約者ってどういう事だい?」
『もぅ!ローグ!アナタから話しなさい!男でしょ!良いの!あの子を!』
そう言われてローグが口を開いた
『旦那様、そして大精霊の皆様、ソフィア様も┅申し訳ありません、私は叶わない夢を見てしまいました┅上位精霊の子を好きになり┅不可能なのは分かってます、だけど愛してしまいました┅すみません』
「ちょっと待ったぁ!よ~く話を聞かせて欲しい、そのだな?ローグが愛した相手が上位精霊の女の子だな?」
『┅┅ハイ』
「それは不可能と?結ばれる、結婚する、子を設ける事は不可能だから諦める?」
『出来ればそれでも一緒に居たいと思います┅大精霊様やソフィア様、そして旦那様のお許しを頂けたら┅』
「許しを得られなかったら?」
『彼女は遠い所へ行くと言いました、ならば私も申し訳ありませんがこの地を出て行く覚悟です┅』
「フゥ~分かった!それでこそ俺のローグだ、許すも許さないも無いだろ!早く言えと言いたいぞ!俺とお前、ローニャもだ!お前達は最初の家族だぞ!誰が不幸になんかさせるか!この大馬鹿野郎!そして謝らないでくれよ、胸を張って嫁にくれと言ってくれ、精霊だからなんだ!そんなの簡単だぞ!お前が選んだ相手を呼んでくれ」
『┅┅┅┅ハイ┅ウッゥゥ┅』
「泣くなバカヤロー、俺まで泣いちゃうだろう┅」
そしてフワフワと精霊が来た、見ると光精霊の女の子、とても可愛い、モジモジしながら口を開いた
『ナオト┅ご免なさい、アナタの大事なローグを┅でも好きになるなんて┅あのね?ローグと一緒にいると安心するの、そしたらこの辺りが熱くなってキュウ!って┅ずっと一緒にいたい┅』
『光精霊ね、精霊は感情が乏しいのに?大精霊クラスなら分かるけどこの子は上位精霊になったばかり┅そしてキュウってはならないわ、熱くなるとか先ずおかしい、霊体にそんな事はあり得ないのよ』
「でもそう感じる、感じてしまったのか┅」
【それはナオトのせいじゃ、お前が精霊樹の実をバカみたいに食べさせたであろう、だからじゃ、進化の実を食べ続けてたらおかしくもなる、まだ他にも変異したのがおるじゃろうな、ホッホホォ!】
「なる程、それだ!そうか!良かったな?それで?ローグはこの子をなんて呼んでるんだ?」
『それは┅オトカと呼んでます』
「オトカちゃんか、良い名だ、じゃあローグ?これからする事をしっかり見てろよ、お前の願いを叶えてみせる」
そう言ってオトカの頭に手を乗せ目を瞑る、次第にオトカの体が光り全身を包む、彼女は苦しそうに顔をしかめて両手を組んで堪えてる
その光りは更に金色となりオトカの姿が見えなくなる
『「『ナオト!旦那様!』」』
ローニャはオロオロしてるしソフィアも焦ってる、ローグはじっと見てるが眩しくて手をかざし見ようと必死だ
ウンディーネやドリィーネにシルフィード達は口に手をあて驚いた顔┅
そして光が小さくなって行きオトカの姿が見えてきた、その姿に一同全員が悲鳴に近い声を上げる
「「『『『「『どうして!』」』』』」」
そこに現れたのは紛れも無いエルフの少女、少女と言っても子供ではなく裸だから良く分かる、豊かな胸でお尻もプリンとした女性、背も165cmはあるだろう、ナイスバディの少女だ
そしてバタンと倒れるのを抱き止めローグへと渡す
「進化したばかりだから眠りに入ってる、部屋で寝かせたら良い、詳しい事は後で話そう」『ハイ!ホントに┅旦那様は┅』
急いで自分の部屋へ行ったローグをみんなが拍手で送っていた
『旦那様!ありがとうございました!これでローグもお嫁さんを受けヒトとして生きて行けます!』
「アハハ、何を言ってる、今度はローニャの番だよ、誰か好きになったら真っ先に教えてくれよ?」
『┅┅┅┅旦那様┅┅の┅バカ┅』
「フッフフン!アナタはまだまだね!ホント!駄目な奴!」
「ホントです!これ程とは!これは考えなければ!」
「らしいと言えばらしいかな?ウフフ♪」
「はぁ~駄目なナオちゃん」
グフッ┅なんか蔑まされた?
ウンディーネが何か察知したのか精霊達を集めヒソヒソと話してる?
そしてドリィーネが来て告げたのは?
『ナオト?順番が決まりました、大精霊から始めて行きます、そして上位精霊、中位精霊としました、アナタはルームで待っていて、順に扉を叩くから、アナタがルームに入ってからがスタートよ』
そう言って木の上にある家へ入ってしまった、他の精霊達も自分の居場所へと?
「遂に決まったか┅」
「ナオト?あの力は何なの?」
「そうです!あんな能力があるなんて?ナオトは何なの?」
「カレンちゃん?ナオちゃんはこんななの、それにしても凄かったぁ!」
「正に神の力でした、精霊を進化させエルフになんて┅」
「やっぱりエルフなんですね?精霊進化はエルフかドアーフだもの」
「実はまたカーさんから能力を贈られたんだ、まいったよ」
「それは?なんなの!」
「うん┅【森羅万象】ってのと、【創生】が能力になってる、これって創造神の爺さんと同じか?」
「はぁ┅アナタはもう神なのね┅その森羅万象ってのは創造神様もあるわ、創生ってのは無いけど【天地創造】が有るの、でもナオトも星を消滅させたり創ったり出来るから森羅万象と創生があればどんな生き物やこの自然を創れるわね」
「それであの子を進化出来るって感じたんだ、条件も備えてたからね、知能、意識、意思って、それと感覚が生まれてた、だから早く仕上がったんだ」
「進化の条件ねぇ、世界樹は他にもいるって、それも?」
「それは無いよ、望めば進化の実を食べれば良いだけさ、シルフィードが言うには食べて1年間は開けないとだめらしい、条件があっても時期が合わないと駄目らしいよ」
「じゃあここに進化したエルフが増えるって事ね?それはあのエルフ国のエルフ達とは違うの?」
「全然違うよ、エルフ国のエルフは進化後子孫を残して来た、精霊からの成り立ては純粋なエルフなんだ、ヒトへと進化するのが早いと思うよ」
「へっ?ヒトへ!また進化するの?」
「アリサもそうだったろ?ホムンクルスから亜人を経てヒトに進化した、精霊も同じだよ」
「私は聞いた時は信じられなかったけど実際見たらそうなんだって┅」
「カレンはこれから色んな事を見て知って行くわよ、普通のヒトでは知り得なかった事や信じられない事を体験するのよ?ウフフ♪」
「ええ、でもナオトに抱かれる時に覚悟しましたから、このヒトは普通じゃ無いって感じてました、だから好きになったのかも」
「みんな?これからもナオトには嫁や愛人とか増えるから、そうでないと私達の身が持たないわよ?」
「そうね!私達もナオトに相応しい相手を見る目が必要ね!」
「まぁまぁ、性大帝様ですから、メスの方が寄って来ますよ、ウフフ♪私達はその相手を受け入れるだけで良いのでは?」
「うん!アースちゃんの言う通り、ナオちゃんを好きになる子は沢山いるからね、仲間が多いのは良いよね!」
なにやらおかしな事になってないかい?
決してタラシではありません!
純粋に好きになるだけです!フン!
しかし┅この大帝さんは何者?




