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間違い転生者 ~異世界で素敵な仲間と生きて行く~  作者: 姫野 りぉ
第三章 アルムント王国ハモンド侯爵領
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各々の役目



『ウフフ♪いたいた♪ナオトちゃん!随分と遠くに来たのね、ホント困った子ね?ウフフ♪』

『だれ?でもなんかフワフワする┅とても温かい┅懐かしい┅』

『こっちよ、こうして私の所でおやすみしなさいね♪ウフフ、フローディアが怒ってたわよ?バカちん!ってね?アハハ♪


『やっぱり┅俺は駄目な奴なんだ┅浮かれて見失ってた┅たかだかヒトなのに┅』

『う~ん、それは違うわよ、アナタはヒトじゃないの、ほら!創生神って成ってるでしょ?新しい神なのよ?』


『でも俺はそんな大層な存在じゃない┅なれないよ┅だって人間だったんだ┅』

『その人間は死んでいなくなったでしょ?そしてヒトとしてこの星に降りたのよ?ナオトちゃんも認めたからヒトとしてこの星に来たでしょ?』


『うん┅その事を甘く考えてた┅間違いからの転生だったから間違いの考えを受け入れた┅能力に負けたんだ┅』

『ナオトちゃんの能力は神の力、仕方ないわね、ヒトが扱うモノじゃないわよね?ウフフ♪ナオトちゃんだから使えたのよ』


『俺だから?』

『普通のヒトならとっくに消滅してるわよ、さぁ?いい加減に姿を出して』

『姿?ヒトの姿って事?』

『そうよ、こんな消し玉じゃなくてちゃんとしなさい』

『う~ん?やってみる┅』


姿を現すナオト、その姿は下界とは違ってた、神の姿をしていた


『これが?なんだか変な感じ┅』

『それが神の姿をした創生の神よ、ウフフ♪やっぱり良いわぁ♪素敵よ♪』

『神の姿って┅これが俺なの?信じられない┅』

『創生の神とは全てを新しく創り変える力、生み出す事が出来るの、ホムンクルスをヒトへ、ダンジョンコアをヒトへ、魔物をヒトへとね?進化は手助けなのよ、彼らが望むモノへと進化させ更に望むモノは頂点へとね』


『それが俺の力┅そんなの責任持てないよ!だからこうして悩んでるんだ┅』

『ウフフ♪責任なんて必要ないの、望みを叶えてあげるだけで良いのよ、神は責任なんて誰も持たない、取らない、だから間違いを起こしたの、今からはアナタがいるから間違いは起きないわ、沢山の天子が神と成って見守るから』


『天子┅あの宝玉だね?あんなに沢山┅』

『ウフフ♪みんなが待ってるわよ?期待もね♪それと神達が転生を拒んでアナタの元へ降りると言うのよ、それも面倒見てね?これは命令よ♪あの子達は沢山役目を果たしたから褒美をあげるの、だから宜しくね?』


『でも俺はまだ整理がついてなくて┅』


『フローディアが言ったことね?覚悟とか?そんなのとっくに有るでしょ?フローディアが言ってるのはアナタは直人じゃなくてナオトなの、このトロンル星のナオトよ、地球ではないの、覚悟ではなくて認めなさい!アナタは一之瀬直人では無く冒険者のナオトで創生神ナオトだとね?』


『認める┅あ~そうだったのか┅認め切れず引きずってた、この記憶が邪魔してたのにその記憶を利用してたなんて┅だからソフィアは怒ったんだね┅確かに狡いし卑怯だ┅アハハ、なんだかスッキリして来た』


『さぁ!もう良いでしょ?早く戻ってみんなを安心させなさい、私はいつも見守ってるわよ』

『うん┅でもまだこうしていたい┅カーさんの温かさ┅』

『カーさん!私をカーさんって!もぅもぅナオトちゃんたら♪』

『だって原初神様はカーシスって名前でしょ?だから┅』


『ウフフ♪そうね♪そう呼んで♪母さんなんて┅嬉しくて星を飛ばすかも?ウフフ♪』 それは怖い┅


『創造神様も爺さんって呼んでるから┅原初神様って堅いもん、だからこの安らぎがカーさんって思ったんだ┅』

『ウフフ♪私の可愛いナオトちゃん♪こうしてなさい♪可愛い子┅』


薄れ行く意識の中でカーさんこと原初神の温もりを受け成長したナオト、まだ己の存在を力に変える時ではないのもカーさんは知っていた


只!可愛くて仕方ないカーさんはまたも能力を与えてしまう、それは【森羅万象】創生の力より大きい力

創造神が持つこの世界を創った力でもある


石ころを生き物にする力、創造するモノを生み出す力と言って良い、そして森羅は世界の自然を創る

世界の理を創る力、創生の力と合わされば生み出せないモノはない力と言える


ナオトは自分の意思では無く舞い戻った、それも姿を変えて┅┅┅┅┅カーさん!


ナオトが戻る迄に色んな事が起きていた、それも急激にだ!

大魔境は成長してしまいあの5層に分かれてた森の分布が1つに成ってしまっていた


全ての森がダンジョン化して魔力とマナが濃く魔物達は強力になった

魔境に踏み止まれない魔物達は森から出て美味しい獲物、ヒトを目指した、魔物にとってヒトは能力向上に繋がる


ゴブリンやオークはヒトや亜人種のメスを苗床とした後に食べ力を付ける

魔物とヒトや亜人種から産まれた魔物は決まって高い能力を得て、レアモンスターや上位種となる


何も知らない魔物だが本能で求める、知能が無くてもヒトや亜人種の匂いを探す

だから多くの町や村、道行くモノ達が脅威に晒される


そう!世界は500年前に戻ったレベルの魔物と戦わないといけなくなった

だが永い時をのんびり生きてきたモノ達はそんな事に気付かず慌てふためいてる

唯一ガラルドの町はあのダンジョンのお陰で魔物のレベルが分かっていた

ゴブリンがもう弱小な雑魚ではないと┅




「みんな!こっちに並んで、役目を決めるわよ!それと首輪を外すからね」

「お待ち下さい、この隷属の首輪は奴隷の証、それを外しなさるとは?」

「貴方はセバスチャンだったわね?流石執事さん、でもその首輪は必要ないの、その代わり背中の奴隷紋を書き替えるわよ、良いわね?」


「はぁ?ご主人様のされる事を奴隷がとやかく申しませんが┅」

「それと貴女!貴女と貴女はこのセバスチャンと一緒よ、屋敷に住んでね」


「ご主人様、私がお屋敷にですか?」

「貴女は元貴族令嬢よね?子爵だっけ?そっちは侍女をしてたのよね、粗相をして奴隷に堕ちたのよね?」


「そうです┅粗相と言うかある貴族様のお嬢様に無理難題を課せられそれを不服としました┅だから奴隷へ┅」

「まぁ貴族なんてそんなモノよ、良く不服として逆らったわ、偉いわよ!」

「そうでしょうか?平民風情には分かりません┅」


「どう?えっと名前は?」

「ハイ、クリスティナと申します」

「じゃあクリス、貴女は貴族側よねこの?名前は?」

「ラビと言います」

「このラビが取った行動が正しいと思う?」

「いくら貴族でも理不尽は頂けません、余程の事を強いたのでしょう」

「ラビ?どんな事を?」

「言わなければ駄目でしょうか?」

「貴女も生娘じゃないでしょ?確か30は過ぎたオバサンでしょ?早く言いなさい!」


「ハイ┅そのぉお嬢様が獣人の奴隷を連れてきて交尾をせがまれたのです┅」

「貴女に?」

「ハイ┅皆が余興だとか┅裸にされ獣人の方も裸で┅」

「それを拒んで逃げたのね?」

「ハイ┅獣人の方は逃がした罰として殺されました┅私も捕まり散々殴る蹴るで┅それを旦那様に見つかりお嬢様はお叱りを受け┅だから殺されず奴隷として┅」


「クリス?どう思った?」

「酷い話です、そんな貴族がいたなんて┅」

「あら?多いわよ、そんな貴族ばかり、ねぇセバスチャン?」

「ハイ、確かに┅大抵貴族の子息や子女がそのような事をしでかします、なにぶん教育が甘やかされて育つ物ですから」


「そんな子供達が次期当主になったり当主の嫁になるの、馬鹿げた話よね?

では、クリスは教育も常識も備えてる様だから代表者として、セバスチャン、セバスはこの屋敷と工房の執事として、ラビは奴隷メイドの筆頭侍女として働きなさい」


「私が代表者?それは?」

「このローニャが屋敷と工房のお世話をします、教育もです、そしてクリスにはカレンが付きます、直ぐに理解すると思うわ、セバスはアースから説明と状況を聞いて、貴方は直ぐに理解出来る筈よ」

「ハッ!」


3人の首輪を外し背中の奴隷紋を書き替えるソフィア、白く光り黒い奴隷紋がピンク色に変わった


ソフィア達が奴隷達に課したのは簡単な事だった


この郷の全ての秘密を明かさない、話さない、それ以外は構わない

工房で作る物の製造方法や原料等の一切を明かさない、話さない

ソフィア達仲間の能力や出来事を明かさない、話さない


この事を紋に刻んだ、これで口に出そうとしたら言葉がでなくなる

別に逃げ出しても構わないと言って笑っていた、首輪は強いる為の物、そんな事で仕えても恨みや憎しみしか生まれない

秘密を言わなければ自由にして欲しいとさえ言われた、皆は驚き呆れた


「私達が望むのはアナタ達に幸せに成って欲しいの、そう言う思いで買ったの、これからも増えるわよ、そして皆に仕事が出来る様になって欲しい、だからなんでも話して、なんでも提案してね」


「ではローニャと言います、アナタ達のお世話をします、先ず工房で働いてもらうのは家族での奴隷です、子供達は働いてる間は屋敷で勉強よ、それとみんなも読み書き算術は勉強して貰います、基本的にアナタ達を奴隷とは思いません、従業員として扱いますからね、それに習ってください」


«ガヤガヤ ペチャクチャ»


「衣食住は揃えます、食事も屋敷で食べて下さい、家族単位で住む事になります、食事も好きに選べば良いでしょう、家で家族で食べるも屋敷で食べるも自由です、休みは安息日とします全員です、あの湖で遊ぶも子牛と触れあうもよし、好きに過ごして下さい、慣れたら町へも外出を認めます、買い物や食事とか楽しんだら良いかと」


「ローニャ様、そんな事が許されるのですか?自由にと?逃げたらどうなさるのでしょうか?」

「奴隷紋は消えません、秘密を明かさない限り自由ですよ、逃げたいと思うのはここの暮らしが嫌だからでしょ?それは仕方ありません、逃げたいモノは逃げて構いません、無理に引き留めませんからご自由に」


「┅┅┅┅┅┅そうですか┅┅」


確かに首輪も無い服も綺麗だ、逃げても良いだろう、しかし逃げた所で衣食住が賄えるのか?

奴隷だと分かれば誰も雇わない、それよりはここが良いのは分かってる

先ずは働いて住んでみてからどう判断するかは各々に任せてる


3家族の構成は皆が子供がいると言う事で子供達にもやるべき事を与える


バンズ家元農家 バンズ35歳 妻ルナ32歳 ヨーク12歳 カネシャ10歳

作物の不作で借金と積もり積もった借金の為に家族で奴隷堕ち


オットー家元商人 オットー37歳 妻メル28歳 ベルマ12歳 ガイ8歳

商人に有りがち、騙され借金を背負った、店も売ったが足りず、その上商いが上手く行かず借金が増える一方、仕方なく奴隷となって借金を払う選択をした


ヨルク家元農家 ヨルク28歳 妻スウ23歳 アミ5歳 家を継いで借金が有った事が判明、大麦生産から野菜生産に代え失敗、土地家を失い借金だけが残った


あのオーガはダンロン26歳、冒険者の借金奴隷、面白くて笑う♪この男は読み書き算術が全く出来ない、おまけに単細胞のお人好し、パーティー仲間に騙され依頼料金を貰ってない、だから店で食べても払えず無銭飲食、何度か犯罪奴隷となり掛かるがギルドマスターカルマに助けられる

とにかく騙され馬鹿にされてた、そしてパーティーが依頼失敗してもその責任を全て1人で受けた、当然金は無い、それで奴隷となった、誰かに買われたが教育されると言う事でカルマも手出ししなかった


獣人の2人は兄妹、兄はガル25歳、妹はカヤ18歳で犬族 帝国で奴隷として捕まり転々と売られ王国へと来た、妹のカヤが美しく性奴隷になり掛けたが兄のガルが阻止、それで転々とした訳で、ガルはソコソコ強い、カヤも獣人なのに魔法を使う、風属性持ちで回復魔法もだ、だからかガルは凄く暴れる、手に負えんと売られる┅


そしてあのエルフの少女、エタニィナ17歳

この子は秘密を持ってる

正式名はエタニィナ・カラハルト、エルフ国第3皇女、その事は話さないで黙ってた


ゴミから甦った剣士も貴族だった

それも帝国のだ┅帝国ってのは問題だらけだな?貴族剣士をボロボロにするか?


名前はマリナ・スマリオット19歳伯爵家令嬢、第4夫人の3女で継承権無し

帝国学院を卒院して入隊するも役立たずの伯爵令嬢と位置付けられ不遇だった

魔物討伐で手痛いケガで動けない所を同僚に襲われ危うく貞操を失い掛けたが抵抗した事で同僚にケガさせた

怒ったモノ達がリンチして森に捨てられた、魔物に狙われあの姿になったが助けられるも行商人だった為に売られた


何故王国かと言えば帝国兵達が捨てた森は王国、足が付くのを恐れたのだろう、仮にも伯爵令嬢だから┅


奴隷達の仕事は適材適所でダンロンは護衛と勉強、3家族の夫婦は石鹸とシャンプーにリンスの製造

獣人兄妹は強く成る為の訓練と勉強、エルフ少女もだ、勉強は必要無いが教える側で参加


剣士少女も訓練だが別メニュー獣人達は森のダンジョンで1足早く訓練、彼女はガラルドのダンジョンでの訓練、町に馴染ませる為だ


ダンロン、獣人ガル、カヤ、エルフ少女エタニィナ、剣士マリナは冒険者登録

アース、フラン、ソフィアも登録しないといけない


ガラルドダンジョンにはダンロン、エタニィナ、マリナとアースかフランが同行する

4人パーティーだが後に獣人兄妹が加わり5人パーティーとする


アースやフラン達は能力が違い過ぎるからソフィアと3人で組む

アリサは両方を受け持つとした、先輩だからね♪


ダンロンはアリサ専用護衛になってしまった、アリサがお気に入りで町へ行く時はいつも連れて行く

アミィはまだ許可されないからだ、それにダンロンが一緒だと誰もアリサにちょっかい出さない


強面と言うよりオーガだからね♪清華亭へも行くがガルドがダンロンとは仲良しだ、無銭飲食で度々捕まえた仲だし性格を知ってるからだ、ホントお人好しなのだよ


カレンには悪魔が護衛として常に闇から守ってる、アリサにもだ

奴隷メイド達5人はラビを含め教育する、ローニャ担当だから少し普通とは違うのは仕方ない


これで外堀は埋まった、後は運営とあのバカを待つだけ、ソフィアはまだまだ足りないと思案する毎日


そして世界樹の祠でとてつもなく明るい光りが輝き皆を怖がらせた

凄い魔力とマナと霊気が放たれた

それは1日中光り消える事はなかった┅





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