【安らぎの郷】
ソフィアがノームに頼んだのは別に家を建てる事だった
何故なら大きな屋敷はこの牧場を買ったファミリーが新築した物、それに貴族の娘が前に住んでた跡地でもある
これから増える者達が住む屋敷として利用して、別にナオトが休まる家が良いと考えたからだ
『ノームご免なさいね、無理な頼みばかり、でも私達だけの家が欲しいの、あの屋敷は所詮知らないモノが建てた建物、でも壊すのは勿体ないからね、それよりこじんまりとした私達だけの住む場所が良いのよ』
『ならばあの屋敷から少し離れた場所が良いですな?そして豪華な屋敷では無く、安心出来る家を建てましょう、ならばナオト、ソフィア様、アリサ、アースとフラン、新しく来たカレンの部屋で宜しいかのぉ?』
「ナオトの部屋は必要ないわ、私達だけのでお願い、それとローニャの部屋を忘れてるわよ?そうね┅2階建てで屋根の上には休む場所をお願い、そこはナオト専用にして、1階はキッチンとか食堂とか普通にしてね、お風呂は広い方が良いわ、2階は5部屋、下に4部屋とリビング、キッチン、お風呂かな?」
『承知致した、また人数が増えたら付け足せば良いですな?ガァハハ!ではドリィーネに相談して造りましょう』
出来上がったその家は素晴らしい家で、完全木造の贅沢な建物、玄関も可愛く付けられていてデッキも広く感じが最高に良い
家族だけの家がソフィアは欲しかったのだと分かる家だ
アリサがその家を見て思わず言ったのが〖安らぐ家だね?〗確かに木の温もりと家には蔦が絡まり覆ってる、周りに大きな木も植わり草花が咲き乱れている
1階の軒先にはランプが下がっていてデッキにはテーブルセット
流石ノームとドリィーネの仕事!抜かりが無い!
そしてこの牧場には【安らぎの郷】と城壁の表門に看板が掛けられたのだった!
「私とローニャは森の都へ行ってナオトの事を頼んで来るわ、パメラにも話さないと駄目よね、アリサがアミィと行って欲しいの、良い?」
「ハイ!アミィに乗って行っても良い?」
「良いけど都からよ、ここからは目立つからね」
「ハイ!了解!」
「アースとフランはこの家を整理とかしてね、カレンはドルードさんにこの牧場名が決まった事と、取り引き代表をナオトから他に変える事を伝えて、その代表は後程紹介しますってね?」
「じゃあ?あの方を?」
「あの方って┅もう貴族じゃ無いし、ここの奴隷なのよ?貴女が上司になるから、それに代表は嫌でしょ?」
「私が?そんなの無理ですよ、確かに嫌です、ずっと仕事になります!」
「執事の彼はかなりの切れ者の様だし打って付けよ、でも奴隷達はこっちが片付いてからね、ホント!迷惑な話しよ、あのバカ!じゃあ私達は行ってくるわ、後を頼んだわよ」
「「「「「ハイ!」」」」」
都では精霊達が祠で眠ってる?死んでるナオトの周りを飛び交い様子を見てる
❨まったく困った奴じゃ、何を考えておる!この大事な時に死ぬなど┅❩
世界樹の爺さんはずっと憂いてぼやいてる、ローグは後任のゴーレムにローニャと自分の仕事を任せる事にした
ローニャの補佐をしていたゴーレムメイドと教育して来た2人のゴーレム達
既に仕事は出来ていたが知能の面でまだ頼りなかった
名前が無いのが問題で、ナオトからの魔力やマナが少ないからだ、その事はナオトが生き返った後で良いとソフィアからは言われていた
「ローグ、どう?変わりない?」
『ハイ┅旦那様はまだ┅』
「それは良いの、ローニャの後任を急いで、彼女は向こうに移り住むからね、それとパメラの所へはアリサが行ったから大丈夫よ、後は精霊達と大事な話をしないとね┅」
『ソフィア様?神様方が一向にお見栄にならないのは?』
「ウフフ♪それは仕事を頑張ってるからよ、望みを叶える為にね、フフフ♪」
「ローグ、工房の仕事が減りましたが直ぐに新しい仕事が増えます、まだ服や下着は向こうでは無理ですからその手配を、それとゴーレム達の訓練は進んでますか?」
『ゴーレム達は順にダンジョンで訓練してます、ロバートとニールが見てますよ、ジェームズは相変わらず間引きをこなし更に強くなってます、工房も下着中心に動いて数が多く出来ました、出荷をお願いしますね』
まぁ順調に進んでるのはここの者達が優秀過ぎるからだが?
「精霊達!中位精霊以上の女型はみんな集まって!大事な話があります!」
直ぐに大精霊達を筆頭に中位精霊と上位精霊達が世界樹前に集まった
「実は貴女達に天子様を宿って貰います、これは3000年に1度の慣わしでしたが、ナオトが現れ何時でも可能と成ったからです、これからは補充が必要なら何時でもお願いするので承知してね」
『ソフィア様?では私達はナオトと?┅』
「ナオトは原初神様から1100個の宝玉を授かってるわ、そして早く天子を献上する様にと言われてるの、だからこの問題は早く片付けないと不味いのよ」
『まぁまぁ♪ナオトちゃんと!でも死んでるからぁ?┅』
「そうなのよ、ホント馬鹿なの、つまらない事にウジウジして!それであのバカが生き返ったら始めに貴女達との事をお願いするわ、これは原初神様の命令よ!」
『そうですか┅分かりました、では私達精霊がナオトの世話を致します、ソフィア様は他の事を宜しくお願いします』
「助かるわ、バカの面倒はこれで大丈夫ね、それと神達は当分来ないからね、アナタ達はするべき事をして頂戴」
『『『『『『『『ハイ!』』』』』』』』
魔物の国では一騒動!パメラが泣き崩れて魔物達が悲しみに打ち震えてる┅
「だからパメラさん?ナオちゃんは大丈夫なの!死んだけど帰って来るの!」
『グスッ┅でもナオト様が死んだなんて┅ア~ン!そんなのイヤァ!』
「もう!わからず屋!うんと?┅あのね?死んでる間に私達にはやらないと駄目な事をするの、ソフィア姉さんは家や牧場を管理するの、都はローグと精霊さん達が仕事して、ここはパメラさんがもっと良くしないと駄目!」
『もっと良く?┅ナオト様が帰る?アリサちゃん!帰って来るの?ホント!』
「それは言ったでしょ?帰って来るまでにパメラさんの役目をチャンとして欲しいの、魔物さん達もだよ?これ迄はナオちゃんばかり頼ってたからそれはもうおしまい!頼ってたら駄目!ナオちゃんが大変だったの、だから自分達でやらないと駄目なの!」
『ハッ!そうね┅ホント頼って任せて言われるまま┅駄目ね┅魔物は魔物でやるべき事をしないと!ナオト様に申し訳ありません!アリサちゃん!ご免なさいね、分かりました、もっと良くしますね!』
「魔物さん達もだよ!ナオちゃんが帰って来たら驚く様に考えて良くしてね!お願い!」
『『『『『『ウォォオオオ!』』』』』』
「パメラさん?このアミィちゃんはグリドーラって神獣なの、仲良くしてね?」
『神獣様?それはそれは!では人化してる姿なのね』
「パメラさんとフランちゃんは変身して魔物形態に成るけどこの子はヒトに変身するの、でもグリフォンちゃんの姿は凄く綺麗よ」
『まぁアリサったら、では姿を戻しますね?パメラ様、私もこの魔物の国は魅力的です、お手伝いさせて下さいね?では!』
みるみると姿を変えあの銀色とも白とも言える姿をしたグリフォンに変わった
『まぁ!なんて美しいの!それに大きい!とても神々しい姿をしてる┅』
『魔物の皆さ~ん!私はグリドーラのアミィです、宜しくお願いしますね!』
『すげぇ!』『綺麗!』『素晴らしい!』
『『『『『『ウォォオオオ!』』』』』』
「ウフフ♪良かったね?アミィちゃん!」
『ええ、楽しみが増えましたよ♪』
『アミィ、何時でも来て頂戴ね?歓迎するわ、そしてもっと良い国を造るからね!』
「それと、ダンジョン訓練は少ししんどくなるからって、コアに魔物を少し強くして貰ったから大変だけどレベルと力を付けてって」
『まぁまぁ♪じゃあ十兵衛達も大変ね?ウフフ♪ソフィア様も考えておられますね♪』
「それと、森の都へは毎日顔を出してって、十兵衛とか他の魔物さん達も、特に工房仕事関係の魔物さん達はゴーレムさん達に教えて貰ってだって」
『都との繋がりを強くするのね、遠慮ばかりじゃ駄目って事かしら?そうね、仲間だもの、仲良くしないとホントうっかりね?ウフフ♪』
「魔物さん達もいずれ町へ出たりするからだって、そして種族を認めさせるって」
『種族を!そんな事が┅ナオト様のご意志なのね┅ならばナオト様の恥にならない様に精進しないと!アリサちゃん!ありがとう!私!やるわよ!』
そして都ではソフィアと悪魔達が話しあってる、それは凄い計画なのだ!
「レオン?宿舎は出来た様ね?」
『お陰様でどうにかあのようなものが出来ました、部下300名の宿舎です、私達はこちらのお屋敷に部屋を与えて貰ってますからこちらに住んでおります』
「貴方も知ってると思うけどガラルドの郊外に家を構えたの、拠点よ、それで貴方達には重大な仕事をして貰うわ」
『重大な仕事ですか?』
「そう!悪魔に打って付けの仕事よ、それは暗部、隠密隊を組んでこの国や帝国、魔人国に魔国を偵察と監視をして欲しいの、ナオトに足りない情報を得るのよ」
『ククク、それは私も感じてました、ナオト様には情報を得る術が少ないと、精霊達から情報を得ておられましたが精霊達では不十分でしたから』
「この国の王宮の動き、貴族達の素性や動向ね、とにかく侯爵領のガラルドで活動するのだから周りや国の事は知ってないと駄目よね?だから貴方に任せるわ」
『ええ、心得ております、私も永い時を封印されざっと見て廻りましたが様変わりしてました、調べないといけないと思っていた所です、悪魔全員でこの大陸を調べ周辺の国には何名か付けましょう、そしてこの領地や国も徹底的に調べる事にします』
「それと女型の悪魔を何名か護衛に使いたいわ、それは隠密でよ、影から護衛して欲しいの、町は何があるか分からないからよ、暗部調査隊と護衛隊ね?軍団も天使達との様な事があると思うから訓練とかで強くなって欲しいの、ダンジョンを使っても良いわ」
『戦いですか?ククク♪それは確実にありますね、ナオト様の性格では必ず、私はこの大魔境を見ると致しましょう、方々のダンジョンもかなり荒れてます、魔物達もです、変化が激しいようで、ククク』
『なんだよ!レオンだけかよ?』
『カミラ?貴方達は調査隊でしょ?そうですね┅ルシエラが取り仕切って下さい、貴女が担当者でカミラとアラニスは隊長でしょうか?ククク、ルシエラは護衛隊もですよ、良い悪魔を選びなさいね』
『ソフィア様、護衛は私の方で各々の方々に尽かせます、特にカレン様は町での行動が多く御座いますから其れなりのモノを付けますので』
「ルシエラに任せるわ、レオンも頼むわね、あのバカが帰ったらアナタ達に褒美を贈らせるからね、悪魔達も功績が有れば名前を与える褒美を贈るから」
『それはとても喜ぶでしょう、デーモンロードに成ったモノもいます、アークデーモンの中には高位のモノも多いですから、ネームドになれば?ククク、面白いですね?』
「それはバカに任せるから、それとアナタ達は一度安らぎの郷へ来なさい、奴隷達を購入したから覚えて欲しいわ、アナタ達を紹介したいからね、彼らも護衛対象だから」
1日を掛けこれからの事に道筋を付けたソフィア、ナオトが戻れば更に面倒な事が増える、それを楽しめる様にするべき事をしている
それとユウナの事も気がかりで、早く会わせたいと思うのだが?
ナオトの未練を解決する為にも早くユウナに会う事を願うが何で運命に逆らう2人!ワザとか!そしてホ~ちゃんの事も?
ホ~ちゃん!アンタは何をしてるのやら!
ソフィアが怒ると怖いのを知ってるでしょうが!まったく!
さて?当のユウナは?何をしてる?
「ユウナ!そっちを頼む!」
「また増えたの?朝からずっとよ!疲れるぅ~少しは休ませて!」
「お~い!リリア!こっちだ!見てくれ!」
「アンリは向こうをお願い!」
っとまぁケガ人だらけ、ユウナの回復魔法は限定でまだ能力を使い切れてない
本来ユウナ程の能力ならエリア事回復魔法で治療出来るのだが出来ない
これも過保護?故の弊害で、能力アップに魔物でも倒していればとっくに開花してるのに地道に治癒院だけで過ごしたからだ
聖女としての仕事は出来てない┅
ダンジョンは侯爵が直ぐに認定官を送り報告書と現場確認して直ぐに解放された
国中にガラルドダンジョンは知れ渡り多くの冒険者がガラルドの町を目指した
その結果多くのケガ人が続出、それはこのダンジョンがレベル格差があるのを甘く見た結果なのだ
ダンジョンへ入る前に必ず講習を受ける義務を科してる
講習は簡単なモノで30分と短い、冊子に詳しく書いて有るので読めばレベル差は分かるのに読まない冒険者の多い事
講習も嫌々だから尚更だ
入り口で冒険者カードを高々と提示するのだから普通とは違うと何故思わないのか?
馬鹿ばかりなのか!
Cクラス冒険者は特に嘗めてる、Dランクの階層で手酷くやられケガばかり、まだケガで済んでるから良いモノで┅┅
ギルドは何時死人が出てもおかしく無い状況に頭を痛めてる
そしてカルマとメリアはナオトが全然現れないのと、アリサもだからモヤモヤがいっぱい!清華亭にもいない
ブレンダにはアリサから毎日報告が有るから変わり無いのだが?
「なぁメリア?ナオトはなんで来ない?ダンジョンにも来て無いぞ」
「ホント!おかしいです!清華亭にも全然来ないし、第一町にいません、どこか行ったんでしょうか?」
「それなら一言あるだろう、気配りとやらが出きるんだろ?」
「そうですよね?なんででしょ?」
「そうだ!オークションの日取りが決まったようだぞ、来週の安息日だ、ナオトも誘う予定だったがな」
「ドラゴンとキマイラ、それとエリクサーでしたね?凄い事に成りますよ!」
「なんだ?知ってたのか?エリクサーはどこにある?」
「ドイドさんがアリサちゃんから受け取りましたよ、なんですかあのエリクサー?2本のエリクサーは見た事がありますよ、でもあの白いのは初めてです」
「ちょっと待て!白だと!本当に白いのか?」
「ええ、真っ白ですよ、ドイドさんもなんだかぎこちなかったなぁ?」
「┅┅┅┅┅そのエリクサーは奇跡なんだ」
「へっ?奇跡ですか?」
「そうだ!奇跡のエリクサーと言われ誰も造れん!もはやダンジョンでしかお目に掛かれない代物だ、完璧なエリクサーなんだよ!」
「でもアリサちゃん、ドイドさんに1本で良いの?とか言ってましたよ?もっと持ってるんでしょうねぇ、ドイドさん震えてました、ウフフ」
「なんだと?まったく!ナオトの周りはそんなのばかりか!アリサってのはナオトの嫁なんだよな?」
「ここに来た時は妹とか言ってましたよ、でも生理が来て王都に行って帰ったら嫁さんになってました、なんでもお爺さんが決めてたらしいです」
「フゥ~わからん!なぁメリア?あのナオトとアリサがダンジョン探索したらどうなると思う」
「そりゃ完全制覇するんじゃ無いですか?だってドラゴンを倒すんですよ?そんな冒険者が今のこの国にいますか?あのへなちょこSクラス達なんてワイバーンやグリフォンで殺されますよ」
「確かにな┅ホント弱いよな?冒険者達?毎日懲りもせず無茶な事をしやがる、ちゃんとレベル表示してるのにだ!バカばかりか!」
「そのバカはみんな他所からの冒険者ですよ、このギルド所属者は上手い事やってますけどね、ウフフ♪ざまぁです!」
「アハハ!確かにな?特に王都からの連中は面白い、変なプライドか知らんがわざわざケガをしに行ってるな?あんな弱いのにだ!フフン!ホントざまぁみろだよ、アハハ!」
ダンジョン周りに村が出来、その内町へと繋がる程の規模になるだろう
ダンジョンが持たらすモノは大きい
そして死んで行くモノも多い、欲望が渦巻くのもダンジョンだから┅┅




