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間違い転生者 ~異世界で素敵な仲間と生きて行く~  作者: 姫野 りぉ
第一章 間違いの始まり
13/57

アリサとアース


『いったいどうしたの?どうして?』

「アハハ、あのダンジョンを攻略したらマスターになってね、それでここへと移動したんだ」


『それは分かるけどこの子はホムンクルス、外には出れない筈よ』

「マスター権限で出したんだ、ここならアース、コアは安全だし誰も来ないだろ?」


『そうね、大魔境のこの場所ヘ来るなんて不可能だもの、何か考えがあっての事よね?』

「ここに専用のダンジョンが有れば良いなって思ったんだ、訓練になるし素材や食料に情報も手に入る」


『はぁ~困ったヒトね?ダンジョンを私物化するなんて誰も思わないわ、でも面白いわね』

「だろ?それにマスターの仕様に変えられるって言うし、俺の好きな様にできるなんて凄い事だよ」


(はぁ~簡単に言うわね┅)


『それで?この子はどうするの?』

「それなんだよ!この子は赤ちゃん同然なんだ、確かに知能や知識は凄いよ、でも他は何も知らないみたいだ、女の子って事もね」

『ウフフ、ホムンクルスには性別はないわよ、型がヒトの女型ってだけよ、精霊や神も同じよ、でもホムンクルスはヒト同然の型になってるの、最初に創られた創造神様がイタズラ心をしたの』


あのジジイ!結局スケベジジイじゃんか!

趣味で女型ばかりなのか?


「あの爺さんとんだスケベだな?アリサの体はホントに女その物だったから可笑しいとは思ったんだ」

『えっ?女その物?ナオト?貴方は女を知ってるの?』

「いやいや!俺も男だよ?それも育ち盛りの青年男子だ、人間って奴はそれなりに興味を持つんだよ!特に女子の体にね!」


『まぁまぁ、ナオトは奥手だと思ってたけど案外その事に興味が有るのね?』

「俺は普通だと思う!否!遅い方だよ、だって23にもなって知らないのが恥ずかしいよ」


『ウフフ♪そうなの┅ウフ』

「なんだよその意味深な笑いは、俺だって欲はあるぞ!男なんだからな!」

『ハイハイ、分かったわ、アリサね?この子の教育は私も手伝うわよ、ローニャだけじゃ心配でしょ?』


「そうなんだよ、ローニャの奴はなんでか変な事を知ってるんだ、多分本の知識だと思う、だけどそれはとっても危険だと思うんだ、ローニャ自身がヒトじゃ無いからね┅」

『適任者は今の所いないわね、町へ行ったら誰かと親しくなってからかしら?』

「そうだよな、フローディアだってヒトじゃないもん、難しいなぁ」


(もぅ!一応女ですけど!)


『まぁ、私なりに教えるわよ、アースだっけ?ダンジョンはどうするの?』

「それは考えてる、アースが安定できるダンジョンにするから、それにアリサの訓練はダンジョンでしたが良いと思うんだ」


『だったらゴーレム達全員訓練すれば良いわね、もっと強くなって貰わないとここを守れないわ』

「まぁ今でもかなり強いけど、まだまだ強くなれる、用心は大事だからね」


(強化もしてるし進化とかしたりして┅)


❪ナオト?この場所を特別な場所にするのだな?確かに精霊や妖精が住み着いた、大精霊達もおる❫

「あの精霊樹の場所もだよ、ここは誰にも荒らされたく無いからね」


❪ならばもっとゴーレムを増やすか仲間を作るとかしないとな?❫

「それは俺も思ってる、けど仲間を増やすのは難しいぞ、この辺りには魔物しかいないしなぁ」


『ゴーレムを増やすのは賛成よ、貴方がいない時に安心でしょ?』

「大精霊達は勝手だからなぁ、頼りにしても任せられないよ」

『そうね、第一殺す事が出来ないもの、ゴーレムで良いんじゃない?』


結局俺は合金ゴーレムと作業ゴーレムを作った、合金ゴーレムは護衛、作業ゴーレムは畑や工房で仕事を任せる

ローグとローニャにもゴーレム制作を伝授して必要なら作る様に頼んだ┅丸投げ!


ノームの爺さんはひたすら酒を作ってるが鍛冶仕事や細工物作りなんてのをゴーレムに教えてる┅指導とか好きみたいだ


ウンディーネはあれでもここの水を浄化して綺麗にしてるし、ドリィーネは森や畑を管理してる、ヴィーダは獣達を保護して結界内で飼育みたいな事をしてるんだ


ヴィーダが保護した中にニワトリみたいなコカ鳥と言ってその玉子を食べれる!

この世界のニワトリらしい┅┅


魔物じゃない動物は可愛くて面白い、シルフィードは時折出かけ情報をくれる

サラマンダーはなんと!温泉を作ってくれた!

その湯をここ迄送る装置をノームが作って繋いだから毎日温泉に浸かれる~ぅ!


なんだかんだと世話してくれて助かってる

まぁ料理と酒が目的なんだろうけど┅


フローディアに持たせるおみやげは神々に好評で特に甘い物と酒が喜ばれる

やはりお供え物は神への定番らしい、でも中には料理が好みの神様もいて弁当を作って持たせてる


アリサはちょくちょくアースの所へ行ってるけど?何しに行くんだ?



『アース、あなたはこれで良かったの?』

『当然だよ、マスターナオトはこの世界に必要な存在だし頼りになる』

『ナオトお兄ちゃんは優しい、ローニャも優しい、今まで経験した事がない事ばかり、これが楽しいって事?』


『私も楽しい、これから何が起きるのか?期待してる』

『私も┅こんな形であなたとは放れるけど大丈夫?』

『安心して良い、ここは居心地が良い、それにマスターナオトのする事は間違ってない、アリサも信じてるだろ?』

『ウン、お兄ちゃんといるとフワフワして居心地が良い、新しい発見も面白い』



『好きにすると良い、プログラムもかなり書き換えられてる様だな?次期に全て解放されるだろう、私も変わって行ってる』

『名前が付いて変わった、アースもだね?まさか名前が付くとは思わなかった、お兄ちゃんは知ってたのかな?』


『ヒトと言うのはそう言うものだ、認識に名を使う、偶然と必然が合わさっただけだ』

『アースを作った神様はお許し下さるの?』

『許すも何もマスターナオトは神を超越した存在だ、あのお方が文句を言う訳がない』

『そうなのね┅お兄ちゃん┅』


2人はナオトの事が良く分かってる、わかって無いのがナオト自身とは情けない┅


『ナオト?ここを出る日は決めたの?』

「まだだよ、まだダンジョンや俺の整理が終わってない」

『ズルズルと先延ばしは駄目よ、アリサの事もあるしこの世界を知ると言う目的を忘れないで』

「それは分かってる、ここへは転移して戻れるし能力も理解したけど不安はある、頭では分かってるんだ、何も心配ないとね」


それは嘘だ、まだ見ぬ知らない世界へ出る恐怖は拭えない

魔物よりヒトの方が何倍も怖い存在だから、人見知りの性格は変わらない様だ


『ナオトにはまだ教えてない事があるわ、ステータスボードと行き先よ』

「ステータスボード?」

『ウフフ、何故だかあなたは聞いて来なかった、ステータスボードの事は知ってるでしょ?』


「それは現実世界で知ってたよ、ステータスボードには全部記されてるんだろ?でも必要無かったからなぁ」

『何時でも見れるわ、けどね?貴方には2枚のボードがあるのよ、正と副のボードよ』

「本当のステータスと偽装のボードって訳だね」

『貴方の能力は規格外なの、それを見られたら不味い事が起きるわ、だから普通のステータスが必要って事よ』

「普通の┅それならその普通のステータスで普通に冒険したらレベルとか上がるのかな?」

『副のステータスは上がるわよ、正のステータスはもう無理ね、ウフフ』


「そうなの?┅でも普通のを使ってたら冒険者として面白いだろうね」

『普段は副ボードのステータスで生活すれば良いわね、危険な時や強い相手の時には力を使えるもの』


「そうしよう、それで?行き先ってのは?」

『創造神様から森を出るならアルムント王国のハモンド侯爵領のガラルド町へ行きなさいって』

「アルムント王国って大陸の中央だったよな?そこのハモンド侯爵領って?」

『創造神様が行って欲しいらしいわ、お願いね?』

「フローディアは一緒じゃ無いんだろ?」

『私はここに残るのよ、でも神域で見てるし教会ヘ行けば会えるわ』


「そうか┅それとアリサも連れて行こうと思う、外の世界を見せるって約束したから」

『アリサを┅じゃあアリサはレベル上げと能力を付けなきゃ駄目よ、貴方の足手まといに為れば彼女が悔やむわ』

「ダンジョンで訓練して能力も付与するよ、大体どれぐらいのレベルとスキルが有れば良いかな?」

『そうね┅レベルは5000は必要ね、ホントは10000有ったが良いけど、スキルはナオトが考えて付ければ良いわ、アリサに適した物をお願いね?』

「わかった、明日から取り掛かるよ」


こうしてアリサのレベル上げと能力訓練を俺とフローディアでやったんだ

アリサは知能が有る分早くスキルを習得するし魔物を無表情で倒して行く


魔法に至っては覚えが早く全属性が使えた

魔力が豊富でホムンクルスの体は強い、覚えたスキルで体を硬くもする

これは身体強化なのだが素直に体が硬くなって身体能力も跳ね上がる


訓練用に5階層迄を作り替えたんだ、弱い魔物から段々と強くなっていく、5階層のボスがキマイラ

それなりの敵だと思うけどアリサは満足しなかった┅┅元管理者だから?


キマイラはSクラスだから普通の冒険者1人では勝てない筈で┅

でも簡単に倒して不満だらけのアリサを見てフローディアと笑った


そしてアリサにもステータスボードを2枚与え偽装する

だって正のステータスは見せられない┅

16歳の女の子では疑われてしまう程のステータスを付けてしまった


「お兄ちゃん、私もっと強いのと戦いたい、そうね┅ドラゴンとか?」

「ドラゴンはレベル500の強さだよ、まだ早いんじゃないのか?」

「ううん、ドラゴンくらい倒せないとお兄ちゃんの足を引っ張る、そんなのやだ!」


おお!なんてカワイイ事を!アリサは充分カワイイのに性格までカワイイ!お兄ちゃんは幸せだぁ!


「ドラゴンはダンジョン産より魔境の方が弱いよね?だったら魔境の奴を倒す!」

「待て待てぇい!魔境なんてダメです!あんな危険な所、お兄ちゃんは許せません!」

「だって┅お兄ちゃん┅良いでしょ?」


ウッ、その上目遣いはどこで覚えた!なんてアザトイ!

クヌヌッ┅これはウンディーネだな!あのエロ女の仕業に違いない!あんの野郎!


「ねぇお兄ちゃん!じゃあロバートと行く!ねっ!良いでしょ?」

「┅┅┅┅┅ロバートと┅イイヨ、キヲツケテネ」

「やったぁ!ありがとうお兄ちゃん!ロバート!行くわよ!」

『ハッ、アリサ様!』


┅┅┅なんでロバートは配下になってるんだ?


『ウフフ♪ロバートとニールはアリサの従者同然よ、だって貴方の妹よ?仕方ないわ、ウフフ』

「そんなぁ、じゃあローニャやローグもかな?」

『あの2人は別よ、ローニャの事はお母さんでローグをお父さんみたいな感じね、最初に教わったのが大きいかもね』


ローグがお父さん!クソッ!俺は兄で甘んじてるのに┅

なんだか負けた感じが?何故!


アリサのステータスは驚く程の物だったんだ┅┅


アリサ・イチノセ

年齢16歳 種族ホムンクルス

称号 ナオト・イチノセの妹

勇者ダンジョン管理者


HP(生命力) 500万

MP(魔力) 300万

体力 200万

運 MAX レベル 1200


固有スキルMAX


能力 器用 状態異常耐性

物理魔法攻撃耐性 呪い耐性

鑑定 召喚術 錬金術

魔法操作 魔法創造 生殺与奪

アイテムBOX 次元収納


スキルMAX


全属性魔法 聖魔法 空間魔法

精霊術 呪術 隠蔽 索敵

千里眼 雷魔法 重力魔法

弓術 剣術 体術 生活魔法

料理 裁縫 並列思考

隠密 魅了 縮地法 etc┅


加護


ナオト・イチノセの加護

全知全能神フローディアの加護

創造神ガルーダの加護


ギフト

運命神アルタレス=儚い夢

生命神ヴィルヤ=真命の芽吹き


っとまぁ規格外になっちまった

俺の能力を与え過ぎたのと神様達のお節介┅┅

フローディアが言うにはダンジョン管理者として縛ってた罪滅ぼしらしい┅って!

悪いと思ってんなら考えろよ!


加護を受けると能力が数十倍!スキルによっては数百倍も向上するんだとか┅

爺さんやり過ぎぃ┅フローディア!お前もか!


俺の加護は大した事は無いんだろ?所詮ヒトで兄だもん┅


アリサの副ボードは至って普通、この世界の1ご歳平均に属性を足した物を用意した


アリサ 14歳 ヒト族

ナオト・イチノセの妹


HP 500 MP 30 体力 30

運 20 レベル 18


スキル 生活魔法 3

弓術 3 剣術 2 体術 2

料理 3 裁縫 2


属性 風魔法 2


っとまぁこんなものか?

これだと普通で風魔法が使える事で少し強く思われるんだって、だからこの世界のレベルや能力はかなり低いだなぁっとか思ったんだ


やっぱりダンジョンでの訓練は効果が有る事が証明された、アースも言ってたが王族や貴族の子供達はレベルアップの為にダンジョンヘ騎士団同行で挑むらしい


こうして俺とアリサの準備は整ったんだ

フローディアなんてずっとアリサに付きっきりでレクチャーしてた

ローニャとウンディーネもしきりにアリサに構ってた


ウンディーネの奴┅意外と可愛がりなんだな┅お姉ちゃんとか?言わせてるし┅


アリサは精霊達に愛されてた、彼女も触れる事が出来て最初はビックリしてたが今では一緒に寝てる


大精霊達にもチャン付けで呼びノームなんか赤くなって話してる┅子供が苦手らしい

でも世話好きで錬金術の手解きを親身に教えてた


サラマンダーとは面白くアイツがタジタジに接するのをみんなで笑ってたんだ

姉御肌からお姉さんみたいにしおらしくなって┅┅ププッ


アリサはこの場所のマスコットって言うか愛される存在になったんだ

アースも馴染んで要望に答え、攻略対象から娯楽施設みたいに改良してた

あの海階層にはビーチを作り魔物無しで海産物だけ、砂浜を広く海遊びに適した物にした


6階層は素材階層、薬草や鉱物の宝庫

7階層が食料で肉主体なんだ

8階層から強い魔物でSS以上ばかり

9階層はドラゴンオンリー

10階層は守護者、ガーディアンが鎮座する

このガーディアンは俺が作った合金ゴーレムでレベル3000の強者、能力もふんだんに持ってる

彼にはダンジョンの管理も任せてる、魔物の間引きや訓練してる者を助ける

8階層と9階層を巡回して攻略して貰ってる

こうしてダンジョンも問題なく廻ってる用に工夫した


『いよいよ出発ね?冒険者として世界を見て来るのよ』

「うん、ここには来るけど安心して旅が出来ると思ってる、ここはもう故郷みたいなもんだから、じゃあ行って来るよ」

「フローディアお姉ちゃん!沢山ありがとう!┅行ってきま~す」


目指す町へは歩くなら3年近く掛かる距離だとか┅俺とアリサは勿論飛んで行く!

大魔境を眼下にしてこの異世界の冒険の始まりだ!



«ナオト┅あのステータスを見たらどうするのかしら?ホント無自覚┅でも何故あの町を指定されたのか?お爺ちゃんは何を隠してるのかな?ナオト┅»



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