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間違い転生者 ~異世界で素敵な仲間と生きて行く~  作者: 姫野 りぉ
第一章 間違いの始まり
12/57

ホムンクルス


ホント困ったなぁ┅なんでこうなるのやら?


「君は管理者としてどれくらいここに居たんだ?」

『このダンジョンが出来たのは400年前です、その時からです』


「誰が君を作ったの?」

『神が作ったと記憶されてます』

「記憶が?┅それじゃあこのダンジョンの事を教えてくれ」


ホムンクルスが話してくれたのは彼女に与えられた命令と仕組み、これ迄の事を話してくれた

彼女みたいなホムンクルスは管理者として多くのダンジョンに配置されてるとの事


ダンジョンは数が決まっていてこの大陸では500個で、誰かがコアを持ち出したり壊した場合に新しく出来る、その時にホムンクルスは新しいダンジョンヘ移動する

彼女達ホムンクルスの数も決まっていて、主要なダンジョンだけに配置されてるらしい、およそ100体だそうだ


「じゃあ今まで何れくらい管理してきたんだい?」

『400年前に3つ管理しました、ここに来てからはずっとここです』

「400年ここでその前に3つなら何年生きてるんだよ!」

『合計ですか?作られてから800年です』


800年┅┅想像できない┅

そもそもダンジョンの存在意義はこの星にマナと魔力を供給する為だと言う

魔物を配置するのはマナと魔力をダンジョン内に循環させる為で、この魔物の存在も神が作ったと言われた


ダンジョンでマナと魔力が溢れるとコアは魔物を産み出し調整する

その時に溢れた魔物が外に出て行く、魔物の発生源の1つがダンジョンだとは┅


ダンジョンスタンピードと言う現象がこれで、長い間放置されたり魔物を間引かないとマナと魔力が溢れコアが暴走してしまう事だと教えられた


魔物は素材や食料だけで無くマナと魔力の供給源にもなっていて、この星の原理の1つだとは知らなかった


「ダンジョンマスターについて教えてくれないか?ここにはマスターがいなかったんだよね?」

『ハイ、出来てからずっとマスター不在です、誰もこのダンジョンに入って来た事は有りません、マスターが初めてです』


「あっ!俺の事はナオトと呼んでくれないか」

『その様な事はプログラムに有りません』

「プログラム!クソッ!ロボット仕様なのか!」

『マスターの命令が理解不能、却下します』

「はぁ┅わかったよ、それで?このダンジョンは5階層で終わってるがマナや魔力は大丈夫なのかな?」

『この場所はマナと魔力に満ちた場所です、それによって魔物達や贈り物を豊かにしてます』


「そうだな、初っぱなからSクラスばかりでドロップ品も贅沢だった、マスターとして何ができる?」

『なんでも、マスターが望む様に作れますし場所を移動する事も自由です、コアに命令すれば良いですよ』


「コアと話せるのか?」

『失礼しました、まだコアに紹介してませんでした、どうぞコアに手を乗せて下さい』


言われるままに大きな核に手を乗せる、コアは綺麗なダイヤモンドの様に光り見た目が宝石その物だ

冒険者が持ち出したくなるのも分かる、売れば凄い金が手に入るのは魅力的だよな

俺はしねぇし!


『貴方がマスターですか』

「おっ、おお!話せるね、はじめましてナオトと言う」

『ナオト┅マスターは異世界から来られた方ですね?』

「そうだよ、転生者だ」

『召喚転移者では無く転生者 管理者からはこの場所の意味を聞かれましたか?』

「まだそこまでは聞いてない」


『ではお話しましょう ここは勇者と呼ばれた召喚者を試す試練の為に有ります 』

「勇者の為のダンジョンなのか?」


『召喚者はこの世の次元を渡る時に特別な能力を得ます その能力でこの世界の誰よりも優れた者として期待されるのです しかしその能力を使えてこその勇者なのです』

「まぁ能力、スキルや魔法が扱えないなら只の異世界人だよな」


『この場所は召喚者が攻略する事で生かされるのですが これ迄誰も来ませんでした マスターが進む上で何となく理解された事が勇者と召喚者の存在です』


「アハハ、そうだよ、だって宝箱からあんな物が出ればそう思うさ、聖剣とか普通の冒険者は使えないだろ?」


『しかし問題が起きました 攻略されたマスターが召喚転移者では無いとか理解不能です』


「ああ┅それかぁ、お察しの通り俺は転生者の異世界人だよ、でも一応勇者の称号は持ってるらしい」


『らしい? それはどう言う意味でしょうか?』

「俺の世話をしてくれてる神様が言ってる事なんだ、このダンジョンは俺の為のダンジョンだってさ」


『神がマスターの世話を┅ その神とは?』

「全知全能神のフローディアだよ」


『そ、そ!れは! フローディア様がマスターを┅では直接お話しに成られたとか?』

「フローディアはしょっちゅう来てるぞ、最近は俺が作る料理を食べに来るのが日課かな?アハハ」


『はぁ┅承知致しました あなた様は正式にこの【勇者のダンジョン】の試練を攻略されたお方だと登録しました』


「えっ?なんだよその登録ってのは」

『この星のダンジョンコア総てにあなた様の事が勇者として登録されたのです 他のダンジョンヘ行かれてもあなた様は勇者として対応されます』


「ちょっと待ったぁ!なんだよそれ!」


『ダンジョンとは面白可笑しい存在です ゲームの様なそうでは無い様な ダンジョンを存在させる意味は神々がお決めになった事 そしてダンジョンコア総てに情報が共有されます 新しい魔物や素材 薬草等もです 侵入者達 冒険者や騎士団等の情報もです ダンジョンには王族 貴族 それらもレベル上げの為に来ます ですからダンジョンコアはこの星の大抵の事を知っているのです』


「インターネットみたいだな┅じゃあ俺の事は他のダンジョンではどんな風に扱われるのかな?」

『勇者として異世界人としてです コア次第では恩恵や試練が有るでしょう』


「それは良いことなのか?悪い事なのか?まぁ良いや、じゃあ1つお願いしても良いかな?」

『何なりと』


「このダンジョンを俺が拠点としてる世界樹の結界近くか結界内に移動してくれないか?」

『世界樹の近くですね? 承知しました 移動します』


なんだかアッサリ引き受けたよ┅

これで楽しみが増える、それと良い事を聞いた、情報は能力と同じ力だ、この世界の事を直ぐに知れるのは助かる┅


後はこのホムンクルスだが?


「なぁ?君の事をちょっと調べても良いかな?」

『ハイ どうぞご自由に マスターには総ての権限が有りますから』


そう言ってじっとしてる┅仕方ない、不思議に思ってる事を調べよう

先ずは体の具合?フムフム┅人間と同じ柔らかい肉体、皮膚もある

痛みは有るのか?ツネル┅ピクッと反応


「痛みとか有るのかな?」

『痛みは有ります 痛いです』

「あっ、ゴメン!じゃあケガしたら血とか出る?」 『ハイ』


血が流れてる?でも食べたりはしないと?


「なぁ?食べたり飲んだりしないでどうやって栄養とか保ってる?」

『ホムンクルスの核は魔石と違って造られた核なのです マナが主成分で魔力は体内に流れてます 保有量は多く食べたり飲んだりしないでも生存します』


「わからん!なんでマナが栄養になる?やはりロボット仕様なのか?じゃあ排泄とか?って┅作りは?」


恐る恐る大事な所に触ると女の子だからか確かに無いものが有った┅

指でなぞり確かめると女の子特有の形をして奥へと指が入る

これはその物なのかな?確かに前に見たのと同じ、グロテスクだ┅┅


18禁アプリの裏ビデオ?には鮮明に女子や男のソレが写りナニを致してる

それを見た事は有ります┅確かに┅

だからこの形は知ってるしソックリだなぁっと┅


『感じるとかも有るのかな?くすぐったいとか?』

『ハイ 体に感じる事は人間と同じに記憶されてます 仕様もです』

「じゃあ空腹とか眠いとかは?」

『それは有りません その機能は解放されてません』


な、なんと!機能って言ったよ!じゃあ機能を解放したら人間と同じだよね?

核は魔石じゃないから魔物では無いと言う事は!

ホムンクルスからヒューマノイドへと進化できるんじゃね?

ヒューマノイド=亜人だよね?人間に近い生物だったっけ┅

どうにかして進化させたい、彼女を解放したい┅


「今このダンジョンは移動してる、それでだ、外の世界で生きて見ないか?」

『私にはコアの管理者としてこの場所を放れる事は不可能です』

「そうかな?俺は可能だと思うよ、コアは俺の拠点に移動するんだ攻略される事は無くなったんだ、それとマスター権限で連れ出すんだ、文句は無いだろ?」


『┅┅┅┅┅』

「400年もここで独りで居たんだ、その前もこんな暗い所に居たんだろ?外の世界を見て感じても良いんじゃないか?」

『┅┅┅┅┅』


「それに神様だってそんなに意地悪じゃないと思うし、文句とか言ったら俺がどうにかするさ、神だろうとなんでも正しいとは限らないからな」


そうさ、俺を間違って殺したんだから、神が間違うんだぜ、ならこんな勝手も許されるさ、ハハハ!


『管理者としてマスターの命令は絶対です マスターの命令に従います』

やったぁ!

「よし!じゃあ名前を付けるとしよう、何か希望は有るかな?」


『マスターの善き様に』

「じゃあ┅┅アリサ┅うんアリサだ!」

『アリサ┅私はアリサ!』


おっと!やっぱりそうなるのか!


マナと魔力をゴッソリ持っていかれた┅


「コアにも名前を付けるよ、そうだな┅やっぱりアースかな┅地球って意味だけど親しみが有るから」

『アースですか?┅┅┅アース 我名はアース!』


ゴォォオオっと凄い地響きと揺れ!大地震か!揺れて立って居られない!

揺れが小刻みに震え次第に治まった┅


「なんだよ?どうした?」

『フフフ 力が湧いて喜んじゃいました! マスターの力は凄い!直ぐにでも魔物を溢れさせる事が可能です!』

「待て待てーぃ!それは駄目だ!そうだな┅そうだ!階層を増やして!ここは5階層しか無い、それを10とか15とか階層を増やしてくれ!」


『それは良いですけど? 魔物を溢れさせるのは?』

「絶対駄目!とにかくダンジョンの仕様は考えるからな!だから絶対に外へ魔物を出すな!絶対だぞ!」

『承知しました 魔物を外に出さない事を登録しました』


はぁ~良かった、これで大丈夫だな、早くダンジョンの仕様を変えてアースに楽をして貰うかな┅


ナオトの力はこの世界のモノに影響を与える、世界樹や精霊樹は弱った生命力と体力を復活させた、他にも精霊達が急速に進化してる、妖精達もピクシーから進化してハイピクシーとなってる


この大魔境もマナが濃くなり魔力が増えた、魔物達も活性化して強い物が多くなり数も数倍に増えた

森の外の世界も魔物対策に追われ冒険者達は討伐と言う稼ぎで名を馳せる


500年来の魔物の活性化は各国々に不安と恐怖を抱かせる事となる

魔王復活か!と騒ぐ国や魔族の反乱か?天変地異か!と予期せぬ事に恐れ予期せぬ行動をする



ーーーーーーーーーーーーーーーーー



ミランダル帝国がこの怪奇な現象に頭を抱えていた


「これはかの魔大戦の時と同じではないか!クソゥ!召喚の儀を3年前に行った事が仇になるとは┅」


帝国は5年、もしくは6年おきに勇者召喚を勝手に繰り返していた

勇者召喚は神の許しの元に成される禁術なのだ


500年前は創造神が大陸の国々へ召喚術を与えた、邪神対策と魔国対策の為に仕方無く与えた術だった


神の術、神の見技で有る召喚術を下下のモノに与えるのだ反動は大きい

次元を破り超えて来る事はかなりのダメージがこの星に掛かる

それを帝国は繰り返していたのだ、反動はマナの減少と魔力の低下だ、マナは生命力を司る、当然生き物達は被害者となる


植物は枯れ飢饉は増える、異常気象や魔力の低下によって能力低下も起きる、総てが悪い方へと向かうのだ


帝国は領土拡張路線の為に召喚を繰り返す

戦力増強に勇者が現れたら鬼に金棒と信じて疑わなかった

神の導きが無ければ勇者はおろかマトモなモノは召喚されないのに┅


今まで召喚で現れたモノは使い物にならず野に放ったのが多い

一人だけ残ったのは黒髪黒目の男で称号には剣士と有った

僅かな望みで残し訓練するとやはり異世界人の力を出したのだ


すると帝国は野に放ったモノを集め出した、異世界人なら特別な力を持っている、称号よりも実力を買ったのだ


そんな中に冒険者として生きていた者がいる、理不尽に召喚され異世界ヘと来た

帝国を出てダンジョンで有名な国、シアント王国の王都で暮らしている


「なぁナオミ?あのクズ帝国は追手を放った様だ」

「そうらしいわね、ホント!ムカつくわ!能無しは出て行け!だってさ、たったの金貨5枚だけ持たされ魔物だらけの外へ捨てて!」


「でもまぁそのお陰でこうして冒険者としてこの異世界を楽しめてるじゃないか」

「まぁね、ねぇねぇ?私達以外にもいるのよね?どんなだろ?」

「俺達は日本からだけど外国人もいたって聞いたぞ」

「外人さんねぇ、だってこの世界の人達って私達にしたらみんな外人さんだよね?」


「そりゃそうだ、アハハ!でも帝国に捕まったら何をされるか、きっと戦争に出されるだけだ、もっと強くなって帝国の馬鹿達に目にものを見せないとな」


「シンジは馬鹿ね!帝国なんて気にする事は無いわ、私達確かに黒髪黒目で目立つけどもうこの世界の住人よ?それに貴族だって後ろ楯になってくれるじゃない」

「貴族┅侯爵かぁ、本当に信じて良いのか?それに俺はナオミと一緒が良いんだ、あの我が儘姫とは御免被るよ」


「シンジ┅私もよ、でも貴族のコネ?それがあれば違うわよ?」

「俺はその為に嫌な女を嫁にするのか?」

「だってこの国は一夫多妻だって┅」

「俺が他の女とやってもお前は何とも無いんだな┅」

「それは┅」


っと、何やら弊害が彼方此方に有るようでして┅外国人も来てるのか?



ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ダンジョンコア事アースは見事に移動して結界内の池の側に着いた

転移で入り口へ出ると久しぶりの外!空気?大気が旨い!


「さぁ着いたぞ、アリサ」

『これが外の世界┅』

「これからは外で暮らすんだ、当たり前の生活だぞ」

『当たり前┅頭が混乱してます┅』

「そのプログラムと機能って奴を書き換えて世界対応にしよう、アリサらしくアリサと言う1人の女の子になるんだ」


『私が私らしく┅マスターの指示に従います』

「そのマスターってのも駄目だ、俺はナオト、だからナオトと呼ぶんだ」

『それは┅命令ならば┅ナオト様┅』

「様ねぇ┅アリサは妹みたいだから様は可笑しいなぁ」

『ではお兄さまとか?』

「そうだなぁ┅アリサは見た目が幼いからお兄ちゃんが良いかな?」

『ナオトお兄ちゃんでは?』

「そうそう!それで行こう、この世界樹は爺さんと呼んでるけど話せるぞ、色々と教えて貰うと良い」


❪なんじゃその子は?❫

「ダンジョンの管理者をしてた子だよ、これからはここに住むんだ、良いか、この子は能力と知識はズバ抜けてるけど赤ちゃん同然なんだよ、食べたり飲んだり、そのぉ排泄とか知らないんだ」


❪それは大変だな、それならソナタでは無理だろう?なんせ男だからな、誰か女の子に教えられる者はおらんか?❫

「そうなんだよ、精霊達は宛にならないしなぁ┅」

『旦那様?私がこのアリサに女子として教育致しましょう』

「おお!そうだ!ローニャが居たんだ、助かるよ、そのぉおしっことか知らないしだなぁ┅」

『旦那様?生殖器の事や行為に排便とかも詳しく教えます、それとマナーもです』


「生殖器に行為もって┅それはやんわりとだなぁ、とにかくお手柔らかにお願いするよ」


はぁ、大丈夫かな?生殖器と行為って!アリサには指1本触れさせません!フー!


ローニャってゴーレムだよな?なんで知ってるんだ?進化したから?謎だ┅


でもホント可愛いよなぁ、胸も幼い顔に似合わずまぁまぁの!お尻も外人さんだよねぇ┅

設定は16歳で、俺の妹で良いか、俺が23歳だからなぁ┅フローディアにも教育を頼もう!それが1番安心だよ┅


間違ってる┅直人は既に異世界へ来て変わったのだ、歳は18歳と優奈も同じなのだ

まだステータスを見てないのは無自覚だからか?困ったものだ┅┅



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