表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

40/57

第40話 『ハンター』

「な……自ら限定解除(オーバーリミット)を起動したのかっ⁉」

「おーばーりみっと……??」


 対照的な反応のサラとエミリー。私は構わず、聖刃(ブレイド)を地に突き刺した。


――ヴォンッ!


 たった『それだけ』で、五芒星は四散した。ポカーンとする二人。騎兵はランスを私に向けると、また無数の雷矢が出現した。


 数には『数』で対抗すればいい。私が聖刃をかざすと、雷矢以上の『マスケット銃』が出現した!


「アタシのマスケット銃っ⁉ ちゃんと使用許可を取りなさいよっ」

「……突っ込み処は、そこではなかろう」


――ズガガガガッ!


 私が転送したマスケット銃は一瞬で雷矢を撃ち抜き、さらに本体を蜂の巣にした。騎兵は暴走モードに突入、正面から突っ込んできた!


 私は聖刃を構え、体勢を低くした。後方でサラが、「まさか……」と呟く。ザンッ! 不可視の八連撃が、騎兵の両腕を切断した。呆然となるサラとエミリー。


「信じられぬ……我々は何を見ているのだ?」

「つーか、なんでリアがアタシたちのスキルを使えんのよ?」


 エミリーに訊かれ、サラはしばし考えた後、「恐らくだが」と前置きした。


試作型(プロトタイプ)のリア殿は、高田博士の『最高傑作(マスターピース)』と云われている。いわば(すべ)てのAHの『始祖』的存在で、仕様(プログラム)さえ書き換えれば使える」


「なによソレっ⁉ 『ちーと』じゃない!」


 後方で何やらワイワイやってるけど、騎兵は襲ってくる気配はない。それどころか、明らかに足元がすくんでいる。


 メカでも『恐怖』を感じるのか? それとも意味不明な動きに『処理』が追いつかず、フリーズした?


 やがて騎兵は何を思ったのか、回れ右して脱兎の如く駆け出した。逃がすワケないでしょ?

ザクッ! 私がトドメを刺す前、騎兵はバラバラになった。


 今のは……私が使った死咬(デスサイザー)、ただ『精度』が雲泥の差だ。『今の私』でも、|軌道が全く視えなかった《・・・・・・・・・・・》。


「おーおー、でけぇエネルギーを感知したから来てみりゃ愉快に(はしゃ)いでンじゃねーか」


 戦場とは思えない軽いノリの口調。気がつけば、瓦礫の(ふち)の部分に腰掛けている女が一人。


 燃えるような赤毛と紅玉(ルビー)のような瞳が印象的で、肩に身の丈に合わない巨大なチェーンソーを担いでいた。


 戦場であの出で立ちでは、目立って仕方ない。それとも『敢えて』目立つ格好をしているのか?


「…てか誰?」

「……ぁ……」


 対照的な反応のエミリーとサラ。特にサラは明らかに『怯えて』いた。


「おー! 知った顔が居るかと思ったら、『弱虫』のサラじゃねーかよッ⁉ 半年前アタイに半564にされて、泣きべそ掻きながらトンズラ扱いたっけェ??」


 サラが……『弱虫』?


「……忘れはしない。女神『直属』の特A級凄腕ハンター……『憤怒の炎(レイジフレーム)』ソレイユ!」

面白いと思いましたら、モチベになるので是非ブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ