第15話 『強襲』
――ババババババッッ‼
ヘリは私を追跡しながら、機関銃を放ってきた! さらに厄介なことに狙撃兵を倒してないよで、そちらも警戒する必要がある。
「ったく、しつこいと嫌われるよ?」
思わずボヤく私だが、ドローンを一掃されたのは痛い。弾幕を掻い潜りながら、ワイヤーでビルの間隙を縫っていく。厄介なことに機銃は壁を貫通するので、遮蔽物として機能しない。
「一か八か……!」
私は覚悟を決めて、下水道へと飛び込んだ!
◇ ◇ ◇
「……覚悟はしてたけど、想像以上ね」
私は汚水に浸かりながら、げんなりした。生ゴミに加え、肉塊が所々に浮いていた。その『正体』は……想像しただけで、身の毛もよだつ。
私ですら顔をしかめるのだから、普通の人間なら卒倒するだろう。この世界は、あまりにも『死』が身近すぎる。
――ドボボボンッ!
って、考えてるうちに『お客さん』か。地上から降ってきた黄泉人。それに加え、小型ドローンも私を捕捉した。
とはいえ、場所が厄介だ。うかつに火花でも散らそうものなら、滞留しているメタンガスに引火しかねない。
雑魚敵でも場合によっては、厄介極まりない。私は一直線に駆け抜け、敵を振り払った。ドローンが追尾してくるも、私の脚力に追いつけない。
敵を撒いた後、私は発見したセーフティにて、溜め込んでいた素材で損失したドローンを補填。
さらに聖刃と強化、サブ機能として自動地図化と閃光弾を追加。さらに身体も強化して、左目に『危機察知』を獲得した。
敵を撒きつつ、梯子を昇って地上に出た。
戦闘ヘリは空中を旋回しながら、まだ私を探していた。そのまま気づかないでよ? 私はミアが示してくれた、リーダーの監禁場所に向かおうとしたら……
――ボンボンヴォンッッ‼
爆音が響き、二連チェーンソーを構えた全身ボロ切れの異形が、ビルから降ってきた。
「そう簡単には通さないってワケね。まぁ逃げ回ってるのも癪だし」
異形は私を発見するなり、チェーンソーを振り回して猛け狂った。モーションが『赤く』発光!敵の危険な攻撃を察知するもので、赤く発光したら即4級。しかもパリィ不可ときたもんだ。
しかも、巨体に見合わないスピード。けど、こちらとて対策している。
――カッ!
グローブをかざすと、閃光が迸った! 私は目が眩んだ異形に致命撃を叩き込んだ!
麻袋の空いた穴から、私を鋭く睨む異形。今のは挨拶代わりね。後が閊てるから、早めに『処理』しなきゃね。
面白いと思いましたら、モチベになるので是非ブックマークをお願いします。




