第二章 ep.8 『闇を穿つ風、散った錬成師と降り立つ”W”の使者』
皆様、ご機嫌麗しゅうございます。
かなり秋めいてきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?。
私は日々何かと忙しくしております。逆に、毎日が暇な人なんて、この日本にはいるのでしょうか?…。
今回は、新たな組織が登場しました。この存在は、次章にも大きく関わってくるはず…です笑。
『ある属性の魔女!?』
『ああ。それは《光属性》の魔女だよ。光↔︎闇は相互関係にある。このニ属性に対して効果的なダメージを与えるとなると、本当に骨が折れるんだよ。アマツの闇を効果的に削ってくれる光こそ必要不可欠なんだ』。
『相互関係!?…ということは、闇も光に対しては強いということになりますよね?』
『そうなるね…。あとはその魔女の《波動の強さ》になってくる』。
『あと、ルミナちゃんは、アマツの所在を探せると思うよ。 大空の魔女の能力ならね。大空の魔女はその名の通り、
ーーこの《どこまでも続く空》の魔女だーー
『僕の読みでは、君に渡したafが本来の輝きを取り戻した時、君は大空の魔女に覚醒すると思う!』
『なぜそう思うんだ?』ライハが問う
『僕のafと、ルミナちゃんに渡したafにも、密接な関係性がある。泉凪閖家と空城家のように。我が家のafは、既に大空の魔女波動を帯びた状態でチューニングされている。そして、泉凪閖家のafは、僕が常に身に付けていた。あとは、ルミナちゃんの波動にそのafをチューニングすれば…それが覚醒するトリガーになると思うんだ』。
『空城に代々伝わるこのafと、泉凪閖家から賜りしこのafに組み込まれている遺物は、おそらく、、元は一つだったはずだ』
『え!?なぜ、分ける必要があったの?』
『秘められた魔力がとても大きい場合、2〜3個に分ける時がある。あと、稀に一つの遺物の中に《相反する》2つが存在する場合がある。その場合、必ず分ける必要があるんだ。そうしなければ、その遺物本来の能力が引き出すことは出来ないからね』。
『おそらく、僕のafとルミナちゃんのafは《相反する》二つが一つだった遺物の片割れ同士だった。だから、かつての泉凪閖家から空城家に、このafを託したのだと僕は思っている。例えば、《空》属性でも、大きく分けて二つ存在する。一つは、空城家が、この場所のように《守る、維持する》の特性。逆にルミナちゃんの方、泉凪閖家は《創造し、生み出す》のはずなんだ。異空間を創り出したり、時間をも超越するんだから…。
その泉凪閖ルミナちゃんが大空の魔女に成れば、大空から波動を飛ばし、レーダーのような感じで、敵を捉えることも出来るはずだよ』
『でも、アマツは自分で創った異空間に、身を潜めたりした場合は?』ナギサが詰め寄る
『確かに、、その可能性もある。しかし、アマツの波動の片鱗は、必ず残るはずだ!ソレを拾う事が出来れば、アマツに逃げ場はない!。そういう些細な感覚を持ち合わせているのは、男性では無く、女性の方だよ』。
ーー東京ーー
『ネロさん、竜胆フィンレですが…現当主らしいです』。
『そうか、居場所は分かるのか?』
『はい、家の者が探せるとのことです!会いに行きますか?』
『…いや、、今、早急にフィンレに会う必要はない。リハヤは会いたいのか?』
『…確かに。今会う理由は、僕の方にもありませんね…。ただ一つ思うのは、アマツに与しているのであれば、なぜ僕らを助けたのか?と、少し思ったのですが…』
『うむ。そうじゃな。あの時は、ニ人共確かに奴に救われた。しかし、本当はリハヤだけを救うつもりじゃったのかもしれぬぞ。お主は、奴にとって守るべき存在なのじゃろう。状況から見て、お主を助ける流れでメノウも助かったのかも知れぬ。それに、アマツのアジトに現れた。そんなに都合よくその場所に居合わせること自体が不自然じゃ。いずれにせよ、まだ確信が持てない…今のところ保留じゃな…』。
『それはそうと、一人、優秀な錬成師(Transmuter)が見つかった!かなり近所じゃ。リハヤ、お主のafも一度チューニングして貰うと良い。それとも、霧雲家にゆかりある錬成師の方が良いか?』
『…実は、、錬成師の存在自体、初耳でして…出来ればお願いしたいです!』
『そうか!なら行こう。ルミナ達より先に会っておきたいからな』。
ーー《新宿区内の雑居ビル群》錬成師に会う約束を、その日の内に取り付けたーー
時刻は21時を回り、裏通りは人通りも殆ど無くなって来ている…。指定されたビルに向かう途中に、少し開けた空き地がある。そこへ差し掛かった時、向かい側のビルの階段から、人が駆け降りて来た!?
『うあああぁぁ』悲鳴!?二人が走り出す!。ビルから駆け降りて来た老人が倒れ込んだ。
『大丈夫ですか!』リハヤが問う。よく見ると背中を貫かれたようで、大量の血が服に滲んでいる!
『あなた、一体どうしたんじゃ?』ネロリが再度問う。すると、息も絶え絶えに
『ミ…みか、ボシが、、は、やく、にげ…』生き絶えた…。
『あんたじゃったか《錬成師(Transmuter)》!?』
『アレ⁉︎、、お前、死んでなかったか笑』階段を降りてくる足音と共に姿を現した
『!?甕星フィニス!!』リハヤが身構える!
『コイツが、フィニスか!?』ネロリの耳が立ち、尻尾が大きく膨らんだ!念を通して、リハヤの心に話しかけた!
《確か、此奴の雷は気配を感じないのじゃったな!ワシなら感知出来る!念を送る、ソレで回避しろ!キタ!!』リハヤの頭上に落ちた雷を、前転でかわした!体勢をフィニスに向き直すと同時に、手刀に溜めておいた波動を繰り出した!
ーー《一撃で、リハヤを仕留めたと思っていた油断から、隙が生まれた》ーー
その分、攻撃をかわすのが遅れ、咄嗟に上半身をのけ反り、かわしはしたものの、正面腹部から左肩にめがけて深く切られた!!
『ぐはッ』後ろに反転して、膝を着く!!そこに、
すかさずネロリが波動を纏って襲い掛かった!。
フィニスの後ろからライジャ(pledger)が現れ、ネロリを迎え撃つ!!二体の攻防が始まった!。
よろめきながら、フィニスが立ち上がる…
『何なんだ!?コイツ!つい先日とはまるで違う。その動きと技のキレ!?まるで別人じゃあねぇか?』
『あなたと話す気はない。ただ、強さは認めます、、だから本気で行く!』両手を空に向かって翳した
『オン・バヤベイ・ソワカ』尸解を唱えた瞬間、突風がフィニスを突き抜けた!?
『これで、逃げられない』リハヤが一旦後ろに振りかぶった両手を、フィニスに向けて振り抜いた!
ー《奥義・風霧手裏剣》ー
『!?、、身体が動かない!』フィニスは回避出来ず、目には見えない無数の風手裏剣に、全身が切り刻まれた!
『ぐハッ』前に向かって倒れ込んだ…。仕留めた!と思ったのも束の間…!
ーー《後ろじゃ!!》ーー
ライジャを仕留めたネロリの念が飛ぶ!リハヤが無意識に反応して、前に出た!間一髪、空間の裂け目から、波動を帯びた腕が振り下ろされていた!?
『かわした!?リハヤ…お前、一体どこまで』裂け目から顔を覗かせたのは、眼鏡を中指で整える仕草…エルデだ!。
『まぁ、いい。フィニスさんも回収できたしな』
『クソ!覚えていろよ、霧雲ぉ!』声が消えた瞬間、裂け目も塞がった。周りを見ると、フィニスの姿も、ライジャの姿も消えていた…。
『おそらく、フィニスは分身体だったのじゃろう』
『そうですね、あんなに弱い訳がないので』。
話しながら被害者に歩み寄る、、その時!ネロリの耳がピーンと立った!
ーー『そこまでだ!魔女とpledger!』ーー
いきなり上空から二人、舞い降りた!?。
『被害者発見、、既に事切れてる』フード付きの黒いマントを被った男が首元を確認した。何処かしら片言の日本語だ。
『お前がやったんだな?』もう一人がリハヤに詰め寄る!
『え!、、ち、違いますよ』
『ワシらは、その者に会いに来ただけじゃ。初対面の人を殺す理由など無いじゃろ?〝W〟』リハヤが男達の胸元辺りのエンブレムを確認する。
『まぁ、とにかく一緒に来てもらおうか?我らの部署まで』
『部署?あなた達は、警察の方ですか?てゆーか、ネロさん〝W〟って、、もしかして知ってるんですか!?』その時、
『犯人は、この魔女じゃないわ』男達の背後から声がした!?
『ホントですか?スタークさん』振り向く男達の間から、真っ白な猫が現れた!!
『ええ。…久しぶりね、、ネロリ!』
『To be continued』
最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。
色々と、、悩んでおります。創作でですが笑。面白いなぁ…もっと面白くなるなぁ…勝手に思いながら書いております。では、また次回、お会いしましょう!。




