第二章 ep.6 『古都に響く王家の名《邂逅》ーー大空の魔女と竜の暗躍ーー』
皆様、ご機嫌麗しゅうございます。
正直、この運営に対して不信感が湧きました。詳しくは話ませんが…。ただ、私の魂とも言える作品を目にして下さっているアナタ、これから目にするであろう、まだ見ぬアナタの為にも、、完遂して魅せます!もっと面白く!
ルミナの意思が戻った…。
ーー五日前に遡るーー
『!?どうした、何があった!』ネロリが、現れたウリス(リハヤのpledger:イタチ)とライハに駆け寄る!ライハの魔女波動が感じられない!胸の鼓動を確認する…ライハの心臓が止まっている!?
『いかん!』ネロリが波動をライハに叩き込む!!すると、ライハの心音が戻る!?しかし、依然として弱い…今にも止まりそうだ…。
『ライハ程の魔女がここまでヤラれるとは…』すると、フヒトに乗りメノウが現れた!
『師匠!ライハは?』
『あゝ、なんとか一命を取り留めた!一体どうなったんじゃ!?』
『…はい、実は、、』メノウが一部始終を話した。ちょうどその頃、突然のつむじ風がルミナの家の玄関前に吹いた!?皆、一斉に顔を伏せる!。風が止み、目を開けると、男に担がれたリハヤがいる!。
『リハヤ!?』玄関が開いて、ナギサが駆け寄る!
男が、そっとリハヤを下ろす。ネロリがリハヤの容態を確認する。すると男が、
『一応の処置はしておきましたよ。ただ、このままでは、いつ戻るか知れないし、はたして元通りにまで回復するかは分からない…』ナギサの目に涙が溢れる。涙を拭いながら、
『こんな時になんだけど、、ルミナの意識戻ったよ』
『…うむ』ネロリが頷く…
『!?そうか、あの空魔女!…その手があるじゃないか?仙猫』男が言う!
『お主、一体何者なのじゃ!?』
『フッ…笑』突如、突風が吹き、、姿を消した…。
『…みんな、、ごめんね』ルミナが玄関から姿を見せた。
『ルミナ、、』ナギサが泣きついてきた。状況をネロリとメノウが説明した…。
『うん…』ルミナも涙声混じりで返事をした。そして、
『でも、大丈夫!な気がする』ルミナがハッキリと言った!?ネロリが、、
『ルミナ!ヤレるのじゃな!?』
『うん!寝てる間に、、色々あってね』ルミナの顔が確信めいている…。ライハとリハヤの二人を、みんなで並べて寝かせ直した。
『ネロさん、なんていうかぁ、、』ルミナが言葉に詰まった。すると、
『あゝ、分かる!任せておけ』ネロリが了承する。
『あ、お願い!』そう言うと、ルミナが二人の間にしゃがみ、左右の手を二人の胸にそっと置いた。そして、、
『オン・アビラウンケン・バザラダトバン』突然!
《キィーン》と耳鳴りがした!?それと同時にネロリの右目が紅く光った!以前の時のようにプレッシャー(重力)は感じない!ネロリの結界内は、みんな何の影響も無いようだ。ただ、周りは異空間のグラデーション!ルミナも普段通りだか、集中しているのが分かる…。
しばらくして、ルミナが徐に立ち上がった!するとネロリの目も戻り、現世に戻った!次の瞬間、ライハがいきなり起き上がって、
『ぶはッ…!?アレ?』周りを見回す!その後、リハヤも意識を取り戻して体育座りし、ポカ〜んと空を見上げている…。二人を見て、ルミナが
『もう大丈夫そうね!良かった』涙を拭うナギサと二人笑い合う。メノウがネロリに問う
『師匠、これは一体!?』
『空属性の魔女は《時間を操れる一族》じゃ』
『時間って、、それじゃあ、タイムループやタイムスリップみたいな!?』
『ああ、そうじゃ!ただ、空魔女各々で違うと云うか、コレは出来るが、コレはダメみたいな感じかのぉ〜』続けて、
『ルミナの場合は、触れた人や物を、元あった状態に戻す感じじゃな…。アマツはこの能力を欲しがっておる』リハヤが問う
『もし、アマツがルミナさんの力を手にしたら…最悪な状況かもしれませんね』
『じゃな、、とはいえ、奴が時間を操るルミナの能力まで使い熟せるか?は別の話じゃ。やはり魔女達の中でも相性はある。しかし、能力は無理でも泉凪閖家の魔女の力を取り込まれるだけでも厄介なことになるのは間違いない』
『空属性の魔女が、もし、、覚醒して《大空の魔女》に成った時、その破壊力は計り知れん!…。良い意味でな、どう転ぶか分からん』。話を聞いたメノウもナギサも驚きを隠せない…。
『マジか…にしても、ありがとよ!ルミナ』ライハが礼を言う。続けてリハヤも
『ホントだぁ!手足も元通りだ!ちゃんと動くし、痛くない!!ありがとうございました、ルミナさん!…それにしても、、なんだか少し、変なんですよねぇ…何というか、、感覚が…クリアな感じと言うか…』…!?ネロリが
『!?…もしや、覚醒したのではないか?リハヤも死の淵を彷徨っておったからのぉ。但し、全ての魔女が覚醒するわけではないがな』リハヤは驚きを隠せない。ライハは、今のところ実感が無い…。
『あ!そう言えば、マミは!?どうなった?』ライハが、思い出したように言う
『あの男が、彼女を奴らのアジトから連れ出してくれたのは確かだ』メノウが答える。
『あの男?そんな人居ましたっけ?』リハヤが問う
『リハヤがフィニスにヤラれた直後に現れたんだよ!以前、リハヤを訪ねて来た男だ。その魔女が、めっちゃ強くてな。現にその魔女がリハヤをここまで運んでくれたんだよ』
『アヤツ、例の如く、突然現れ、、また消えよった…名乗ることもせずにな。何より、空属性の魔女の能力を知っておった…恐らく、晟霞八家の者か、そこに近い由緒ある魔女の家系であろうな』
『何か言ってましたか?』リハヤが問う
『いや、、特には』ネロリが答え、その後にメノウが
『アジトに現れた時に、リハヤをよく知っているような発言はしてたな…本当に心当たりはないのか?』
『…はい、今のところは』。
ライハがスマホのDMに気づき
『なんか、寝てる間に仲間達から色々連絡来てるわぁ… じゃ、帰るな!何か分かったら、また連絡する』ライハが帰り、続けてリハヤが
『僕も、確認したいことが出来ました。本日はこれで』
『あ!アタシも帰るね、またねルミナ』ナギサもリハヤと帰って行った。ネロリがメノウに
『本当にご苦労だった!今回は、メノウが最後まで踏ん張って貰わなければ、皆無事に戻れなかった。感謝しておる』ネロリの感謝の言葉にメノウが照れ笑いし、ルミナも感謝を述べた。その後、メノウが問う
『にしても、ライハは雷属性の魔女なのに、あの甕星フィニスの稲妻の一撃で大ダメージを負ってしまったことが理解出来ないんですが…』
『それに関しては、おそらく《尸解領域》が施されていたのじゃろう。奴らのアジトだからな!。アマツが離れている間の備えとして。フィニスやエルデの波動が、より増幅されていたのではないか?と思っておる』
『!?なるほど!そういうことか』メノウが納得し、帰っていった。その後、ルミナが
『アジトの尸解領域って、本当なの?』
『…!?気づいたか?…まぁ、ない訳ではないのじゃが。そうでも言わんと、メノウが気圧されかねないからな、、甕星フィニスか…強敵じゃな』。
ーー五日後ーー
ネロリが皆を集めた。
『集まって貰ったのは、他でも無い。来るべきアマツとの決戦に向け、備えなければならない!』
『おお、奴の居場所が分かったのかよ!?それともあのアジトに、今度は全員で乗り込もうってことか!』ライハが逸る!
『いや、そうでは無い。あくまでも備える必要があると言う事じゃ!。アマツらは、ルミナの家を知っておる。奴らがその気になれば一気に奪いにくるじゃろう!。ただ、今は何らかの理由で仕掛けて来てはおらんがな。ただ、そう遠くない未来にその日は来る』メノウが
『師匠、話は分かりますが、いまいち見えないと言うか…』続けてリハヤも
『確かに…どのように備えると?』
『うむ、では本題じゃ!かつて泉凪閖王家に仕えておった《五摂家》と言われる魔女の嫡流が、現代にもおる。その者達は約800年の間、打倒•晟霞八家を掲げて戦っておったのじゃ。名を『Fif』と変えてな。しかしその悲願、未だ達せず…それどころか晟霞八家が『魔女狩り、後の《晟霞の魔女狩り》』と称して、八家が結託し、Fifを狩りだしたんじゃ。かつては勢いのあった五摂家も徐々に弱体化し、今では家流として存在して居るのか?すら不明じゃ。ルミナにも話たが、五摂家から一家、裏切り者が出てのう…8人の魔女達の反乱(Rebellion Genevieve)の晟霞八家の一家になったのが竜胆家じゃ』ナギサが割って入る
『竜胆家って、確か龍族の?』
『あゝ、そうじゃ!《龍族》は、かつて魔女界に於いて最強と謳われた一族じゃ。奴らの裏切りが、泉凪閖王家滅亡の引き金となった。じゃが、竜胆家はここ近年、明らかに衰退の一途を辿っておるらしい…』リハヤが打ち明ける…
『はい、確かそうですね。実は、、母が竜胆家前当主の妹にあたります。現在の当主が、居るには居るらしいのですが…聞くところによると、もはや体をなしていないとか…』
『何!?そうじゃったか!今の当主と会ったことはあるのか?』
『いいえ…。正確には、、分からないんです。母は僕を身籠り、出産間際に地元の福岡県に里帰りしていました。産後も、1年近くは竜胆宗家に居たと言っていましたが、僕は赤ん坊の頃なので、何も覚えていません』。
『そうか…。もし、竜胆がアマツに加担するとなると、奴らは大幅に戦力が上がることになる!それだけは何とか避けたいが…どうなるかは分からん。そこでじゃ!我々も、その日に向けて戦力をアップを図る!まず、Fifの中で、かつての五摂家筆頭にして、Fifを立ち上げ、指揮を執っておったのが《空城家》じゃ。石川県の金沢市が地元だったはずじゃ。空城家が、ここ最近まで晟霞八家とやり合っておったと云う情報は、仙猫界にも入って来ておる。その情報をお前達に送る。その魔女を見つけ出して、味方に付ける!何しろ、こっちにはルミナが居る!泉凪閖王家の正当な後継者がな。ルミナ、メノウ、ライハ、ナギサの四人は、金沢に向かい、空城家を当たってくれ。そしてその魔女を、何としても味方に付けてくるのじゃ!』。
『リハヤは、竜胆家の動向を調べて欲しい。今の宗家に当たる当主が、本当に居るのかどうか?霧雲家の情報網なら分かると思う』
『もし、所在が分かれば接触してみましょうか?』
『いや、それはさすがのリハヤでも危険過ぎる!その当主が存在したとして、もう既にアマツと手を組んでいるかも知れん。もし何か分かったら、ワシに知らせてくれ。そやつと接触する必要があると判断した場合、ワシと行く!くれぐれも、単独での接触はイカン!よいな?』リハヤが頷く。
『その間、ワシは 《錬成師(Transmuter)》を当たってみる。錬成師とは、皆が身につけておるafを造ること出来る魔女のことじゃ。かつては、それぞれの魔女の家の属性に合わせて、お抱えの錬成師がおったのじゃが、ここ近年、めっきりと、話を聞かん。一旦、仙猫界に情報を集めに帰る。お主達のafも、一流の錬成師に掛かれば、魔女波動を大幅に引き上げることも可能じゃ!』。
『わかったわ。明日が金曜だから、わたし達4人は午後から金沢に向かいましょう!リハヤ、くれぐれも気をつけてね!』ルミナが呼びかける
『はい、しばらくは皆さんとは会えませんね…』少し寂しそうなリハヤを
『大丈夫!なんかあったらDMしてぇ』ナギサがそっけなくあしらう。苦笑いするリハヤ…。
ーー翌日ーー
四人は金沢に向かって新幹線に乗り込む。ちょうどその頃、ネロリは仙猫界で、ある仙猫を訪ねていた…
『ネロ…久々に会ったら、やつれたんじゃない笑』クルークが揶揄う
『笑…そうかもな、色々と気苦労が絶えん。ここは安定しておるな』
『又タビ様が亡くなってからは、色々あったけどね。ルミナちゃんはどう?』
『とても良いゾ!あの子は強い子じゃ。立ち止まりもせんし、振り返ろうともせん。実の父が敵となってもな』
『そう…頼もしいわね。頼まれていた《錬成師(Transmuter)》の件だけど…』
『!?何、そうなのか!』
ーー霧雲家ーー
家の裏口から入るリハヤ。背後から、
『お前、相変わらずだよな』カザトが声をかける
『あ、兄さん…うん。爺やを知らない?』
『納屋の方に居たぞ。それより父さんが話があるって。お前を見かけたら言えってうるさいんだよ。いい加減、会って話せよ』
『…分かった』。足早に納屋に向かうリハヤ。
納屋の前に着いたら、ちょうど荘吉が出てきた。
『爺や、少し聞きたい事があるんだ』声をかける
『リハヤ様、お帰りなさい。何なりと』
『竜胆家の、現当主についてなんだけど』
『フィンレ様ですか、先日お見えになってましたよ』
『!?その、、フィンレさんが現当主なの?てゆーか、家にそんな人出入りしてたんだ…』
『はい、現当主になります。お見えになったのはここ最近でございます。リハヤ様にも会いたがっておられましたよ。従兄弟同士になりますし、フィンレ様はリハヤ様がお生まれになられた時に、宗家で奥様のお世話もなさってたそうなので』やはりフィンレはリハヤを知っていて、接触を図ろうとしている…。
『爺や、フィンレさんとは連絡が取れるの?』
『直接はムリでしょうな。あの方は、、何と言いましょうか、、気まぐれな方…そう!正に《龍神様》の如くとでもいいましょうか…。ただ、私のpledgerに波動をインプットさせました。探せると思いますよ』。
ーー金沢市ーー
金沢駅に着き、新幹線を降りる四人。2階エスカレーターを降り、改札を出た。
『初めて来たけど、思ってたより都会な感じがする』ルミナが話すと
『金沢は《古都》のイメージだからね。それにとても駅がキレイ。清潔感があって好きかも』ナギサが共感する。メノウが
『なんか、、腹へらねぇ?』
『出た!?いつもの!まだ16時前なんだけど』女子二人が笑う。
東口から駅を出る。目の前に、交通案内所を見つけ、係員に住所を告げる…すると?
『金沢市丸の内1-1!?って《金沢城》ですよ!兼六園口•6番乗り場から出るバスにお乗り下さい』。
『結構並んでんな…』ライハが、先陣を切って並ぶ。次に来たバスになんとか乗れ、鼓門を後にした。
『何となくいい匂いがする街だなぁ…こんなとこで一杯やりてぇわ』ライハがボソっとつぶやく。ルミナとナギサが顔を見合わせて微笑む。こういう和やかな時間が、皆の元に早く戻ってくることを願わずにはいられなかった…。
ものの10分際程度で、金沢城前に着いた。バスを降り、ルミナとナギサが、スマホの地図アプリ通りに進み、二人が続く。完全に城址に入った途端!?
『これは!…異世界の!?』ルミナが気づく…すると、周りがボヤけて行くグラデーション!。魔女の気配を察知した四人が身構える!…声が聞こえる!?
『…お待ちしておりましたよ、水無瀬ルミナ様、、いや…《Princess•泉凪閖》』。
『To Be Continued』
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
第二章も佳境に差し掛かって参りました!。結構、悩みながら書いてますが、、絶対面白くなります!乞うご期待下さい!それでは、、また。




