第二章 ep.4 『静寂の予兆と、それぞれの迷宮』
皆様、ご機嫌 麗しゅう ございます。
ここ最近の『暑さ』にヤラれっぱなしな私…です(汗)。
休みの日などは、ドライブ&散歩がてら、よく神社や公園などに足を運ぶのですが、、いかんせん『暑い、、いや、暑すぎ』るんですよね!日中は…。なので、夕方より、日が暮れて(かなり暗い)から神社とかに行きますと、人もいなくて良いのですが…不気味さは半端ないです(笑)。しかも、藪蚊に刺されまくるオマケ付きです。日本全国は、どこも酷暑なので、皆様におかれましても、どうぞご自愛を…。
ライハが急ぐ!?ルミナの家へ…。
家の前まで来ると、ネロリが待っていた。
『旦那!(ネロリのこと)ルミナは?』ライハが呼吸も整わずに問う
『昨日の午後、突然倒れた…まだ意思は戻っておらん』
『何かあったのかよ!?』
『いや、突然じゃ。原因は分からん。ただ、魔女に覚醒し始めてから今日まで、ルミナにとっては受け入れ難いことの方が多かったじゃろ?心身共に限界を迎えてしまったのかも知れんな…今はナギサが付いてくれておる』。
『…そうか、、じゃあ俺がルミナを守る!』
『それは無用じゃ!ワシが付いておるからな』ネロリに肩透かされる…。
『それとは別に、お主に頼みがある』
『頼み?それってルミナの為になるのかよ?』
『あゝ無論じゃ!。アマツの行方を知りたいのじゃ。お主には、かなりの数の仲間がいるじゃろ?情報が欲しい…。今、どこに身を潜めておるのか?動向が知りたい。奴の動きが把握出来れば、こちらから手を打つことも出来るやも知れん… 。あと一つ、前原エルデの方もな』
『エルデ!?アイツ死んだんじゃ無いのかよ!?』
『分からん…ただ、アレほどの魔女がそう簡単に亡くなったとも思えん…。二人の消息を追えば、どちらからかもう一方の情報も手に入るじゃろう…それに、お主は強いからな』
『…分かった、やってみるわ!』快諾した。
『手掛かりとして、エルデの住所、今は体をなしてはおらんが甕星家の住所を捻で送る。くれぐれも気をつける様に!アマツに出くわしても、単独で何とかしようとしないようにな!』。
ーー《都内某所の廃倉庫…ここは、雷鳴の集会に使われている》ーー
『ライちゃん、、最近私達と遊んでくれないから自然消滅しちゃったかと思ったじゃん!?』
『おお、マミ!すまんスマン!。みんな久々なのに、よく集まってくれた。ありがとよ!。で、本題なんだが、人を探して欲しい…。鳴、』ライハが鳴に呼びかけると、鳴の目が光り、プロジェクターの様に、壁にアマツとエルデの顔が写し出された!。
『この二人だ!』ライハが伝えると、皆、一斉にスマホのカメラを向けた
『もし、見かけても接触はしないように!オレに連絡してくれ』
『この二人も魔女なの?』マミが問い返す
『ああ、相当やべえ』ライハが皆の前で上着を脱ぎ、背中の傷痕を見せた。皆一同に驚く!!
『兄貴がこんな傷を負わされるなんて考えられねぇ』
『ああ、オレも思ってなかったわ…だから、くれぐれも気をつけてくれ!それと、ここにいない連中にも伝えて、捜索範囲を広げてくれ。じゃあよろしく!』と締め括った。
ー-《ルミナは夢を見ている》ーー
見た事の無い景色!?森の中を歩いてる、、ここは…肌で感じる風も、匂いも、、現代ではない!?でも、この感覚…!?白鳥居の異世界に似ている…。場面が遷移して、、バロック様式の建物の中を歩いている…前にいる何人かの男性と。一人が私に振り向き微笑みかける…!。また遷移して、今度は周りが火の海!?さっき見た男性が、私の手を引き逃げる!火の海をかけ抜けると、焼け落ちる天守が見える!ここは日本なのか…?助けてくれた男性が何かを伝えようと話しているが、声が聞き取れない!一生懸命に耳を傾ける。ようやく、、少し…
『あの…‥ジ‥‥は、、お…‥る、…は、いき…ろ』!?
ーー《生きろ!?》ーー。
一方、ライハがエルデの住んでた家を訪れた…。
『えらく貧相なところだな…』築年数は、おそらく40年は経つ木造の二階建てのアパート。部屋は201。階段を登り、手摺りに手をかけようとしたが、止めた。今にも崩れ落ちそうだ。部屋のドアノブを回すと、扉が開いた!部屋の中から気配は感じない…恐る恐る扉を開けた…男物の革靴とスニーカーがそれぞれ一足づつ、玄関に並べてある。靴を脱ぎ、中に入ると、、驚いた!とても整然とし、無駄な物は何一つ無い…。テレビは無い、冷蔵庫、電子レンジ、畳張りの6畳の部屋に、デスクと椅子、簡易クローゼット…。
『…なんつーか、、人が住んでる気配ってのがまるで無いんだよなぁ…こんな部屋初めてだわ』呟くライハ。その言葉が物語る通り、冷蔵庫を開けてみると、何も入ってない…。
一応、部屋を物色したが、手掛かりらしいものは見当たらない…。唯一、それっぽいモノは、、デスクの上にあるノートPCのみ。とりあえず、電源を入れてみると、立ち上がった。しかし、画面ロックされていて、パスワードが分からない…。PCを回収し、部屋を出た。階段を降りようとしたら、下の方から一人の老婆がライハのPCを見ている。
『あ!…あの、僕、エルデ君の友達で、頼まれて…』咄嗟に嘘を付いた!
『!?あの子に友達なんているのかねぇ…』腑に落ちなさそうな老婆。
『婆さん、』
『ばぁさん!!』ライハに睨みを聞かせて言う
『オ、、お姉さんは、、その〜、エルデを知っているのですか?』
『姉さんは言い過ぎだよ笑。あの子がまだ幼い時からね…』老婆は大家さんらしく、一階の自室へライハを招いてくれた。
『あんた、いつからエルデの友人なんだい?』そっとお茶を差し出す。
『あ、、大学からです』また咄嗟に嘘を付く
『!?…あんたも帝東大なのかい?人は見かけによらないね』
『!?(帝東、マジか…)え、えぇ。こう言う服が好きなんですよねぇ笑』これ以上突っ込まれるとヤバいと思ったライハが切り出す
『で、大家さんは、昔からエルデをご存知なんですか?』
『まぁね…あの子が5歳の時、母親に手を引かれて此処に来たことを、今でも覚えているよ』
『そのお母さんって?今、あの部屋には住んで居ないようですが?』
『…男と蒸発したんだよ。ホントろくでもない母親でね…。男を連れ込んでる時は、まだ幼いエルデを外に放り出してね…昼だろうが夜だろうがお構いなし。ネグレストだった。それどころか、付き合ってる男達もろくなもんじゃなくてね…まだ幼いエルデに暴力を振う奴もいて…。あの子の体は生傷が絶えなかったよ』。
一人で外に居る幼いエルデを不憫に思い、大家さんがエルデを匿っていたらしい…。
『母の実家から持って来たネックレスを、肌身離さず持っていたよ。外に一人で居る時、よく地面に絵を描いてた。何度か見たけど、ネックレスを握り締めて、何やら呟いてた。すると、その絵が光出したりもしてた。私も長く生きてるからねぇ…この子は《魔女の一族》だとすぐに分かったよ』大家は魔女の存在を知っている…。
『エルデはとても頭が良く、聡明な子だった…』。
ーー《中学2年の冬、母が蒸発した。ある日、当時の担任の先生とエルデが私の所に来て、、
『前原君のお母さんが行方不明になり、連絡が着きません。どうやら他に身寄りも無いようですし、このままでは施設に行くことになります。本人と話すと、良くして貰えてる大家さんがいらっしゃると教えてくれましてね』
『大家さん、お願いします!僕の保護者代わりになってくれませんか?ご迷惑はおかけしません』エルデが頭を下げた。続けて、先生が
『彼は成績優秀なので、高校の学費も免除されます。家賃及び生活費の方は本人がアルバイトをして、元に収入を得ています。本当はダメなのですが…私は、彼を不憫に思い配慮しています』》ーー。
『私は、あの子の保護者代わりを引き受けました。日中は学校、放課後はアルバイト…毎日忙しくして たよ。高校の成績も常にトップ。そのお陰で、大学も学費は免除されると、高校3年生の時に嬉しそうに報告してくれてね…本当によく頑張ってたよ』。ライハは聴き入っている…
『大学に上がって、家庭教師のアルバイトをしているかと思ったら、いつしかその家庭教師の子達を束ねて、会社を経営していたの…驚いたわ…あ!そうそう、中学を出てからも、《あの先生》はちょくちょくお見えになっていたわ。エルデがとても慕っていたし…』…!?
『その先生って、甕星って名前ですか?』ライハが訪ねる!
『…いいえ、そんな名前では無かったわ…でも、確か、、アマツ先生って呼んでいたわ…』。
ーー《とある廃墟》ーー
『アマツ先生、龍泉の所に現れた男、一体何者なんですか?紋章とか、、言ってましたけど…』
『あの《fif》の魔女のことか?かつての泉凪閖王家に仕えていた魔女達が、王家再興を掲げて起ち上げた魔女組織だ。長い年月、晟霞八家とヤリ合ってきた…大分は我々の《魔女狩り》で狩られたが、まだ生き残りも存在するようだな…ここ何十年もfifの紋章を見た覚えが無い…』。
『そんな、、我々に楯突くような連中が居たとは…それに、、かなり強い魔女だった…』。
『そうあまり気にするな。エルデの悪いクセだぞ!
それより、和尚の力は頂いた…さっさと片付けよう…』そう言うと、アマツとエルデが和尚の遺体を、アマツが創り出した《空間の裂け目》へと運んだ。
『それと、我々を嗅ぎ回っていたこの娘、、どうしてくれようか…』。
『To be continued』
私の作品に辿りついて頂き、最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。これからの展開と致しまして《緩急》を織り交ぜ、且つ《スピーディ》な展開を意識して参ります。一人でも多くの方に読んで頂きたく存じます。是非、周りの方々にも勧めて頂けると幸いです。




