↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
水の星⭐︎の魔女  作者: hn


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/11

第二章 ep.3 『龍の血統と虚空の影ー交錯する思惑と新たなる影ー』

 皆様、いかがお過ごしでしょうか?。私の作品が、皆様の人生の中で、ほんの少しでも彩りを与えることが出来たら、これ幸いです。

 今回のエピソードでは、別の種族の末裔、新たな組織が登場します!ご期待下さい。

 『!?…はい。あの、失礼ですけど』ルミナが問い返す途中、男が話に割って入り、

『今、どこにいます?』逆に聞き返してきた。

『ここにはおらん』ネロリが答えると同時に、姿が消えた!  皆、呆気に取られている…。

 ネロリ曰く、棪堂との戦いの最中、当初は気配らしきモノは全く感じなかった。だが、その《存在》は感じ取っていた。そして、メノウと棪堂の戦いが終盤に差し掛かったあたりから、その存在から《気配》を感じ取れるようになったのだと…。その気配を棪堂も察知し、増援と勘違いして退散したのだという。

 『いずれにせよ晟霞八家も本格的に動き出したのは間違いない。皆、気を引き締めるように』ネロリが皆に伝え、その日は解散した…。

 ネロリとの帰り道に…

『リハヤを知っておったあの魔女、異様な雰囲気を醸し出しておった…かなりの手練れじゃ! リハヤにも身の危険が及ぶかも知れん。話しておいた方が良いじゃろう』

『うん、明日にでもリハヤと話すよ』

 

ーー翌日、リハヤに連絡して会うことになった。

近所のファミレスになぎさも合流したーー

 

 『…なるほど、でも、その風貌の人に心当たりは無いですね。霧雲家は、仲間内を大事にしています。うちの場合、年に二度、会合を行います。そこは一族総出になりますし、見知らぬ顔はいません…。

 かつて、晟霞八家(sorcières de huit)は不定期ではありましたが、サバト (Sabbath)という名の会合が行われていたそうです。ですがここ近年、権門の一族の中でも、後継者不足や内輪もめが原因で、家門の維持が難しくなってきている一族もあります。それに、晟霞八家と数えられてはいますが、一枚岩ではありません。あと、甕星家は…あ!』リハヤが口ごもった。何かを感じ取ったルミナが、

『…大丈夫、教えてリハヤ!』と続ける…。

『はい…アマツは当主の座に就くために、実の父であった先代当主をその手にかけました。そのことを知り、アマツを止めようとした叔父(父の弟)も…。アマツ自身、三人兄弟の長男で、そのアマツに匹敵すると言われた実力者の弟(次男)も、その後行方不明だそうです…』リハヤが申し訳なさげに言葉を締めくくった。

 『そう…』ルミナはショックだったが、二人に心配をかけまいと、その後は気丈に振る舞ったーー。


ーー《かつて、この星にはいくつかの種族が存続した。人間族もその一つ。龍族の者も…》ーー


 福井県のとある山間部、龍一族の家紋がある寺院…。

 『龍泉和尚、その希少種の血筋にして、かつて魔女界最強と謳われた《龍一族》。あなたは私と組むに相応しい。そうは思いませんか?』

 『ふ…笑止。なぜワシがお前に組みせねばならんのだ?甕星アマツ…お前の所業は人道に背いておる。それさえ分かっておらぬようじゃな?これ以上は無意味!ワシ自身の手でお前を葬ろう!』

 『フ…言うねぇ!あなたこそ身の程を分かっていないようだな…。折角こちらから出向いてあげたのに…友好且つ平和的な交渉を、と思ったのだが…残念だ』アマツが臨戦体制に入った瞬間、

『掌底!』の言葉と同時に、和尚の右手波動がアマツを直撃!咄嗟に両腕をクロスさせて受け止めたが、あまりの威力に吹っ飛ばされ、入り口の扉を突き破り、外に転がる。態勢を整えるアマツ…。ゆっくりと、和尚がお堂から現れる! 右手の人差し指と中指を立て、その手に数珠を握りながら『ノウマクサァマンダァ…』!? 尸解と悟ったアマツが襲いかかった!しかし結界らしきものに阻まれる! 唱え終えると、和尚の前の足元に大きな魔法陣が現れ、そこからお堂で見かけた不動明王像が出現した!

 『いいでしょう…どの道、欲しいのは魔女の力のみ!闇淤加美(クラオカミ)!』辺りが一瞬にして闇に包まれる。身の丈5メートルはある不動像がアマツめがけて拳を振り下ろす!!瞬時に避けたアマツの目の前に、不動像も瞬間移動し、右足を蹴り出した!さすがのアマツも回避できず、まともに喰らい、仰け反りながら後ろに吹っ飛ばされた…。地面に叩き付けられ、うずくまるアマツ…。しばらくして、身を起こし、、

 『いやぁ…想像通り、強いな』アマツが口の出血を拭いながら立ち上がる。すかさず、不動像が襲い掛かる!アマツはかわしながら速度を上げる!? 当初、アマツの動きについて行っていた不動像が、徐々に追いつけなくなる。アマツの移動速度が上がるにつれ、残像が見え始めた!2、3〜6体と増え始める!?

 『この結界のせいか…』和尚が辺りの暗闇を見回す。

突然、アマツの残像の一体が和尚に襲いかかった!

和尚はその拳を右腕で受け流し、アマツの右脇腹の辺りに左手に込めた波動を叩き込んだ!しかし…

『!?…手応えが、ない』残像が消えた!

『残像ではない、分身か!?』いつの間にか分身が10体以上になり、複数の分身が不動像に襲いかかり、不動像の動きを封じつつある。どこからともなく尸解を唱える声が聞こえる…

『オンクロダノウ・ウンジャクソワカ…』不動像の影に隠れていたもう1体のアマツが両手を合わせて尸解した!

足元の魔法陣から《エリゴス(Eligor)馬に跨る大きな黒いカゲ》が現れた!複数のアマツの分身体が一斉に不動像を抑え込む!すかさずエリゴスが襲いかかり、右手の影が槍を持つ手に形を変えて不動像を貫いた!不動像は動きが止まり、消滅した!?

『簡単に、ワシの尸解を封じるとはな…よかろう』

和尚が波動を込めた両手を、不動の周りに居た分身体に向けた!すると分身たちが一気に和尚の両手に吸い寄せられる!? 和尚の両手に触れた途端、分身たちが喚き声を上げ、次々と消えていった!?

『ワシの《引斥力波動》に微動だにせんとはな』

アマツの本体とエリゴスだけが残った。アマツが冷静に右手を和尚に向けた。するとエリゴスがひと回り大きくなり、和尚に襲いかかった!和尚も冷静にエリゴスを右手で振り払う。すると直接触れていないのに、エリゴスが振り払われて後退した!すかさず和尚がエリゴスに向けて右手を振るった。すると離れているはずのエリゴスが直撃を受ける!?


ーー『纏っているのか…龍族特有《龍の鱗》を!』ーー


 『アマツ、お前には見えんだろう』和尚の右手がアマツに突き出された!アマツの前にエリゴスが割って入って衝撃を防いだ!その時、エリゴスに異変が起こり、サイズダウンし、影が薄まってきている!

『驚いたな…エリゴスにこれだけのダメージを与えるとは』

『隙あり!』和尚が差し出した右手を引き寄せた!

『!?うッ』アマツが凄すさまじい勢いで和尚に引き寄せられる!!右手に触れる直前で、殴られたようにアマツの頭が左に大きく振れて吹っ飛んだ。床に叩き付けられる直前に受け身は取ったが勢いは止まらず、二度三度転がり、ようやく止まった。アマツは動かない…。

 『お前を生かしておくわけにはいかん!』和尚がアマツに歩み寄る。目の前まで行く途中、突然の殺気を感じて咄嗟に後退る!いきなり砂嵐が吹き荒れる!? 嵐が収まり出すと、スーツ姿の男が立っている。男は中指でメガネの位置を直す。

 『お前も一味か?』和尚の問いに不敵な笑みを浮かべる男。そこに…!?

 『お父さん!?』制服姿の少女が現れる!

 『ネオル!来ちゃダメだ!』和尚がネオルに向いた瞬間、男の後ろに居た黒い影が和尚に襲いかかった!不意を突かれたことで、集中が途切れ、龍の鱗の効果が薄れていた!背中からゴーレムの一撃を、まともに喰らってしまう。

 『ぐはッ!?』和尚が前に倒れ込む!

 『お父さん!オン・ロケイジンバラ・キリク・ソワカ!』ネオルが父を救う為に尸解を唱えた!魔法陣が足元に現れ《十一面観音像》が現れた!そして、ネオルと同化する!次の瞬間、観音像が男に襲いかかった!

男は『垣土(えんど)』と言い、咄嗟に両手を前に出す!すると手のひらから出た大量の砂が壁を形成して色が変わる!観音像の左半分、11本の手が砂の壁に突き刺さった!!壁にはヒビが入っている!

 『よくもお父さんを!』ネオルが怒る!

 『ネオル、いいから逃げなさい』和尚がネオルに促した瞬間、アマツが背後からヘッドロックし、仰け反る。

 『よくやった、エルデ。そこの娘、尸解を解け!従わなければ、父はどうなるかわかる…な?』和尚の首を締め上げる!

 『!…分かったわ』尸解を解こうとした時

 『いかん!解いちゃ…』和尚をさらに締め上げる!

ネオルが怯み、尸解を解いた…観音像も姿を消す、、次の瞬間、アマツの目から闇波動が放たれる!!その目を見たネオルの目がキマり、両目が真っ黒になる…闇に支配されてしまった…。

 『ネ、お…』和尚の胸にエルデの右手か突き刺さった!!

 『…ね、、オ、る』和尚の目から涙が溢れ落ちた…。

 

 『さて、龍族の魔女が2人…今日は運が良い笑』微笑むアマツ。それを見てエルデが眼鏡を中指で上げた…。

 アマツの尸解が解け、辺りの闇がグラデーション状に明らんでいく…それと同時にネオルの闇も解けた。

 『お、、お父さん!』ネオルが倒れている父に駆け寄ろうとした時、エルデが脇から襲いかかる!完全に無防備なネオルを仕留めにかかる!その時、ネオルが姿を消す!? エルデが勢い余って態勢を崩す!

 『誰だ、お前…!? その紋章!…Fif(フィフス)か!!』アマツがその紋章に反応する!

男がネオルを抱き抱えている。ネオルは気を失ってしまっている…。

 『やっと見つけたわ、甕星アマツ!!』男が叫ぶ!

男が足元にある魔法陣にネオルを降ろした瞬間、姿が消えた!? エルデが男に突っ込んだ!男が徐ろに右手を差し出し…

『天乃布由衣』唱えた右手にエルデが跳ね返される!?その右手に光るリング。 ゴーレムがエルデを受け止めた!次の瞬間、男が和尚の元に飛ぶ!

 『させるか!』アマツが和尚を奪われるのを阻止するためエリゴスを仕向ける!男が左手をエリゴスに向けると、突然の竜巻がエリゴスを丸呑みした!その瞬間、消滅した!?その左手にもリングが…。

 『エルデ、時間を稼げ』アマツが和尚を抱え、逃げようとしている!

 『甘いな!』男がアマツに向かうところにノゼム(ゴーレム)が立ちはだかる!お互いが波動を込めてやり合う!!男の背後にエルデが襲いかかろうとするが、見えない波動があり、エルデが近づけない!?

その隙に、アマツが自ら作り出した空間の裂け目の闇の中に…和尚と消えた…。

 『チッ…砂のお前だけは、今!』男がノゼムの拳をかわして首元めがけて回し蹴りを喰らわせた!するとノゼムが首元から砂になり崩れ落ちた!?

 『風属性か!? いや、それとも』今度はエルデに襲いかかる!互いに応酬し合うが、エルデの体に確実にダメージが残り始める!?

 『コレは…一体!?』エルデでさえ理解できていない様…。エルデが耐えきれなくなってきた、その時!

 『トドメだ!』男の波動を込めた拳がエルデのみぞおちに突き刺さった!その瞬間、エルデの体も砂となり、崩れ去ってしまった…。

 『アマツの奴…和尚との戦いで弱っていた…千載一遇のチャンスだったのにな…』男は悔しがった。

                  『To BContinued』

 最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


 最近は、季節の変わり目に敏感になった様な気がします。梅雨の時期は、湿度の高さからくる不快感を感じ、梅雨が明ける頃には、カラッとした爽快感を徐々に感じていく…。ごくごく当たり前の事を実感することが、日々生きていることを実感出来るのだなぁ…と、改めて思います。より、丁寧に生きてみましょう♪。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。