死神の鎌
(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)
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得意満面にソウルリーパーを構える赤の魔人。
カナが小声で、僕に囁いてきた。
「ところで何?死神って?」
う〜ん。知らないのかな?
「あの世に連れってちゃう死を司る神様みたいな
感じだと思うけど。」
と、小声で答えた。
カナが首を傾げて、
「それだけ?
そんなモン、おとぎ話でしょ?
笑わさないで、私がやってやるわ!」
そう言ってカナは、赤の魔人に正面から
切り込んで行った。
赤の魔人は不適な笑みを浮べて、
カナにめがけて鎌を振るったが、動きが遅すぎて
カナに軽く避けられた。
しかし、次の瞬間カナの動きが止まってしまった。
カナは膝をつき、そのまま頭を地面に打ちつけ
動かなくなってしまった。
「チョロいな。次は誰だ。」
赤の魔人は、笑みを浮かべ手招きしている。
僕とレインは直ぐにカナのところに飛んで行き、
「カナ、カナ!しっかりしてよ。」
しかし、カナの目は無反応で瞳孔が開いて
呼吸もなく、心臓も動いてない。
普通にみたら死んでいるとだれもが思うだろう。
「レイラ様!なんとかならないの!?」
レインが泣きつく様にレイラに助けを求めた。
「奪い返すしか方法はない。」
レイラは、ため息まじりに答えた。
「奪い返すって⋯なにを?」
と、僕が聞くと、
レイラは真顔で
「魂に決まっている。
あの鎌を破壊するか、何らかの方法で魂を
奪い返すしかない。」
と、言った。
僕はカナを見ながらため息をつきながら
カナの頭を撫でた。
「⋯っで触るな!」
僕はビクッと、して
モノを言わないカナに謝った。
レインはそんな僕を見て、同情の目を向け
「そんなにショックなんですね?」
と言って、隣に寄り添ってくれた。
「⋯いぶん、汚いてを使うものね。」
「いやいや、そんなつもりは。」
と、またもモノを言わないカナに謝ると、
周囲からさらなる同情の視線が向けられた。
「幻聴がきこえるんじゃないかしら?」
とか、
「もう、トラウマなんだよ、カナの罵声しか
聞こえないんだよ」
とか心無いセリフも飛び交っていた。
「ねぇ、ねぇ。レイン。」
「なんですか、ジンさん。」
レインが僕に話し掛けられて、キョトンとして
いる。
ま、僕は話し掛けられる方が多いから仕方
ないけど。
「カナの頭に触ってみて。」
レインが首を傾げて、
「こ、こうですか?」
何も聞こえない。
おかしいな。
次に僕が触ると、
「⋯っから、気安く触んなって言ってるのが
わからないの!あ〜気持ち悪い。」
僕は顔を引き攣らせて、レインを見て
「⋯聞こえた?」
「いえ?なんにも。」
なるほどな。
そういうことか。
「あのさ、カナ。そういう性格の悪いこと
やってるとますます立場を悪くさせるよ、
僕以外も聞こえる様にした方がカナの
ためになると思うけどな。」
「⋯なことを言っても仕方ない。
アンタにしか聞こえないんだから。」
僕は頷いて、
「なるほど、ワザとではないんだね。」
と笑った。
「⋯え、私のこと性格悪いとか、言ってたよね?
身体に戻ったらマジしばくからね。」
と、凄みのある声で言った。
レインが僕をみて、不思議そうに
「ひょっとして、カナさんと会話してますか?」
あ〜。
やっと理解者が現れた。
「うん。なんか身体に戻ったらしばくとか
言ってるよ。」
レインは笑いを堪えて、
「なんか、本当にカナさんらしいです。」
「で、カナ。どうやったら戻れるの?」
「⋯っなの、分かってたらとっくに戻ってる
わよ!」
僕は肩を竦めて、
「分かったから、そんなに怒鳴らないで。」
と、ため息をついた。
レインが心配そうに僕をみていたが、
「レインにも聞こえるといいのね。」
レインは思い詰めた顔で、
「愛の成せる業なのでしょうか?」
「は?そんなわけないでしょ。」
と、僕は即答した。
僕は赤の魔人の鎌と動かなくなったカナを
じっくり見た。
カナが僕の傍にふらふら居るってことは、
あの鎌は魂を吸い取るわけじゃなく、
肉体から魂を切り離すだけみたいだ。
それだけでも脅威だが、恐れていたパターンとは
違うみたいだから、こっちにも勝機が
あるはずだ。
あと重要なのは、赤の魔人がソウルリーパーの
機能を理解していないということだ。
そこに隙がありそうだ。
「カナ、身体に戻ろうとするとどうなるの?」
「⋯っんな尻尾みたいのに叩き出される。」
尻尾か⋯それがヒントかもしれない。




