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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第5章 帝国・神殿 〜最終章〜

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死神の鎌

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

得意満面にソウルリーパーを構える赤の魔人。


カナが小声で、僕に囁いてきた。

「ところで何?死神って?」


う〜ん。知らないのかな?

「あの世に連れってちゃう死を司る神様みたいな

 感じだと思うけど。」

と、小声で答えた。


カナが首を傾げて、

「それだけ?

 そんなモン、おとぎ話でしょ?

 笑わさないで、私がやってやるわ!」


そう言ってカナは、赤の魔人に正面から

切り込んで行った。


赤の魔人は不適な笑みを浮べて、

カナにめがけて鎌を振るったが、動きが遅すぎて

カナに軽く避けられた。


しかし、次の瞬間カナの動きが止まってしまった。

カナは膝をつき、そのまま頭を地面に打ちつけ

動かなくなってしまった。


「チョロいな。次は誰だ。」

赤の魔人は、笑みを浮かべ手招きしている。


僕とレインは直ぐにカナのところに飛んで行き、

「カナ、カナ!しっかりしてよ。」


 しかし、カナの目は無反応で瞳孔が開いて

呼吸もなく、心臓も動いてない。

普通にみたら死んでいるとだれもが思うだろう。


「レイラ様!なんとかならないの!?」

レインが泣きつく様にレイラに助けを求めた。


「奪い返すしか方法はない。」

レイラは、ため息まじりに答えた。


「奪い返すって⋯なにを?」

と、僕が聞くと、


レイラは真顔で

「魂に決まっている。

 あの鎌を破壊するか、何らかの方法で魂を

 奪い返すしかない。」

と、言った。


僕はカナを見ながらため息をつきながら

カナの頭を撫でた。

「⋯っで触るな!」


僕はビクッと、して

モノを言わないカナに謝った。


レインはそんな僕を見て、同情の目を向け

「そんなにショックなんですね?」

と言って、隣に寄り添ってくれた。


「⋯いぶん、汚いてを使うものね。」


「いやいや、そんなつもりは。」

と、またもモノを言わないカナに謝ると、


周囲からさらなる同情の視線が向けられた。


「幻聴がきこえるんじゃないかしら?」

とか、

「もう、トラウマなんだよ、カナの罵声しか

 聞こえないんだよ」

とか心無いセリフも飛び交っていた。


「ねぇ、ねぇ。レイン。」

「なんですか、ジンさん。」

レインが僕に話し掛けられて、キョトンとして

いる。


ま、僕は話し掛けられる方が多いから仕方

ないけど。


「カナの頭に触ってみて。」

レインが首を傾げて、

「こ、こうですか?」


何も聞こえない。

おかしいな。


次に僕が触ると、

「⋯っから、気安く触んなって言ってるのが

 わからないの!あ〜気持ち悪い。」


僕は顔を引き攣らせて、レインを見て

「⋯聞こえた?」

「いえ?なんにも。」


なるほどな。

そういうことか。


「あのさ、カナ。そういう性格の悪いこと

 やってるとますます立場を悪くさせるよ、

 僕以外も聞こえる様にした方がカナの

 ためになると思うけどな。」


「⋯なことを言っても仕方ない。

 アンタにしか聞こえないんだから。」


僕は頷いて、

「なるほど、ワザとではないんだね。」

と笑った。


「⋯え、私のこと性格悪いとか、言ってたよね?

 身体に戻ったらマジしばくからね。」

と、凄みのある声で言った。


レインが僕をみて、不思議そうに

「ひょっとして、カナさんと会話してますか?」


あ〜。

やっと理解者が現れた。


「うん。なんか身体に戻ったらしばくとか

 言ってるよ。」


レインは笑いを堪えて、

「なんか、本当にカナさんらしいです。」


「で、カナ。どうやったら戻れるの?」

「⋯っなの、分かってたらとっくに戻ってる

 わよ!」


僕は肩を竦めて、

「分かったから、そんなに怒鳴らないで。」

と、ため息をついた。


レインが心配そうに僕をみていたが、

「レインにも聞こえるといいのね。」


レインは思い詰めた顔で、

「愛の成せる業なのでしょうか?」


「は?そんなわけないでしょ。」

と、僕は即答した。


僕は赤の魔人の鎌と動かなくなったカナを

じっくり見た。

 

カナが僕の傍にふらふら居るってことは、

あの鎌は魂を吸い取るわけじゃなく、

肉体から魂を切り離すだけみたいだ。


それだけでも脅威だが、恐れていたパターンとは

違うみたいだから、こっちにも勝機が

あるはずだ。


あと重要なのは、赤の魔人がソウルリーパーの

機能を理解していないということだ。

そこに隙がありそうだ。


「カナ、身体に戻ろうとするとどうなるの?」


「⋯っんな尻尾みたいのに叩き出される。」


尻尾か⋯それがヒントかもしれない。


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