↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第5章 帝国・神殿 〜最終章〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
83/89

2人の聖女

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

大聖堂をサラが出ていくと、中央神 メディウスが

空間の狭間から現れた。


「う〜む。聖女(影)は消えると思ったが、

 変質するとは予想外だな。

 しかも、元聖女候補で、聖女(陽)が陥れた

 相手ということは、

 サラには手強い相手になるか⋯。

 シュリンガー⋯そこまでして神に背きたいか。」


中央神 メディウスの眼の前に浮き出る様に、

シューが現れた。

シューの全身から隠そうとしない殺気が

みなぎっていた。


「シュリンガーよ、私は剣では斬れんよ。」


シューは頷き、

「そんなことは知っている。根源を断つだけだ。」

 

メディウスは半笑いで、

「そういうこと⋯。そんな事をしても僕は痛くも

 痒くもないよ。」


「この星にお前が干渉できなければそれでいい。」


メディウスは頷いて、

「君は何をしようとしてる?」

と、鋭い目でシューを睨んだ。


「我が一族が信じた理想郷をシュリと共に

 創る。」

と言って背を向け、大聖堂を去ろうとした。


「あれ?根源は断たないの?」


シューは笑みを浮かべ、

「お前の余裕のあり様からわかる、ここにはない、

 ならば、次を探すまで。」


シューの後ろ姿を見送ったメディウスは、

「僕としては、サラでもシュリでもどっちでも

 構わないけど⋯排除されるのはちょっと気に

 入らないね、シューリンガー!」


          *


メディウスと別れたサラはカナ達と和解すべく

帝都に向かうことにした。

広場に出ると、魔獣に乗ったシュリと鉢合わせに

なった。


シュリとサラは双方とも相手が聖女であることは

薄々気がついていた。


口を開いたのはシュリの方だった。

「あなた⋯聖女様かしら?

 なんとなくそんな感じがするわ。」


サラの方も、

「私はあなたの方が、聖女様の感じがするわ」

と少し緊張気味に言った。


シュリは微笑みながら、

「私は行かないといけないところがあるから

 失礼するわね、

 聖女様、お元気で。」


魔獣に乗ったシュリはゆっくりと神殿を離れて

いった。


サラはホッとした表情で、カナ達のいる帝都

に向けて歩き出そうとした時、足が動かない。

気が付かなうちにシュリに、

石化の術をかけられていたみたいだ。


サラは石化の術の進行を止めるために術を

発動した。

進行は止められたが、石化自体を解くには

体力の回復が必要だ。


サラはため息をついて、

「暫く足止めね。

 あの聖女様は私より数段実力があるわ、

 注意しないと。」


上空でその様子を見ていた、メディウスは

「シュリがその気なら、サラが気がつかない

 うちに殺せたけど、そのつもりはないんだね。

 シュリは⋯死んだはず。

 こんな形の転生ってのは変だな⋯。

 そ、そうか。君たちは⋯。」


シュリは魔獣の頭を撫でながら、虚空を見て、

「兄さん、居るんでしょ。

 隠れてないでよ。」


「シュリには叶わないな。」


シュリの前方数メートルのところの空間から

シューが這い出てきた。


「兄さん、約束の地は近いの?」

「ああ。あの森の中だよ。」


シューが指差したのは、魔の谷の森だった。

「あの森の谷の底に、俺達の村だったところ

 がある。」


シュリは顔を覆い、

「よ、ようやくなのね⋯。私、村に帰れるのね。」

大粒の涙を流して泣き続けた。

 

「そうだ、シュリ。あそこで、俺達の理想郷を

 創るんだ、約束だったよな?

 遅くなって済まなかった。」


シューはシュリを村の跡地までつれてくると、

「シュリ、済まない。

 俺はちょっと行くところがあるから、

 夜には戻って来る。」


シュリは微笑み、

「分かったわ、兄さん。

 私は準備を進めておくわ。」


シューは、そのまま森の中に消えた。


           *


帝城の前では、赤の魔人が巨大な鎌の様なものを

持って構えていた。

「来たな人間。

 お前等がどんな手を使おうが、

 この鎌の前には無力だぜ。

 神や聖女には使えないが、対人間なら最強だぜ」


レイラが目を丸くして、呟いた。

「神話レベルの話だと思ってましたが、

 本当にソウルリーパーなんて

 存在するなんて。」


ジンが引き攣った顔で、

「要は死神の鎌ですか?」


レイラは静かに頷いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。