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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第4章 基幹国

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80/87

一人だけの試練

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

ツナデとリンが見守る中、老人とジンの訓練

が開始された。

老人がジンを指差し注文をつけた。


「次の戦いは、火、水、風、氷の魔術は禁止じゃ

 全て相手に吸収され、相手のエネルギー源に

 なのだ。」


ジンの目が点になり、

「それじゃ、僕はただの役立たずですね。」

といって肩を落とすと、

老人は、ジンの肩を揺すって

「お前!それでいいのか!?」


ジンは頭を掻きながら、

「いや〜。(汗)

 僕、才能無いんで。」


老人はため息をついて、

ジンの表情を見た。

天才とはこういう物かの。


「手を開いてみろ。」

老人は手を開き、閉じた瞬間に

目の前に糸の玉みたいものを出現させた。


手を開いたジンが驚いた表情で見ている。


「ぼぅっとしてないでやってみろ。」

「は、はい。」

 

ジンは首をひねりながら

「こうかな?」

と、呟くと


ジンの目の前に、糸くずがふわふわ浮いていた。


ツナデとリンは吹き出しそうなのを我慢していた。

 

「アハハハ!な、なに?ゴミじゃん

 ね〜?ジン何の遊び?」

突然乱入してきたカナが大爆笑して、ジンの肩を

叩いた。


真顔でいたのは老人だけだった。

一度、しかも瞬間みただけで概要を把握したとは

悉(ことごと)く天才とは恐ろしい。


ジンはカナを睨みながら、

「これ、結構難しいんだよ?特に柔らかいのは

 いけるけど硬くするのが難しい。」

と言いながら、ジンは2、3時間で

老人の作り出した玉を作り出すことが出来た。


「第一段階はクリアじゃな。」

と、老人が呟くと、ジンの顔が引き攣った。


老人は複数の玉を作り出し、手を弾く様に

動かすと、玉が消えた。

「次はこれじゃ。」


ジンは少し考えて、複数の玉を作り出し

指をパチンと鳴らすと、時間差で

玉が消えた。

「これでは?」


老人は頸を振り、

「労を惜しんではいかん。」


ジンはため息をついて、地道にやること

2、3時間でマスターすることが出来た。


「次は仕上げだ。」

老人は、開いた手を閉じると前方の人形を

包んだ糸で切り刻んで破壊した。


ジンはそれを見て、

「あ〜。なるほど、そういう利用の仕方

 ですか。」

と、感心していた。


老人は頸を振り、

「感心してないでやれ!」

と、不機嫌そうに言った。


ジンは複数の玉を出現させて、

消えたと思ったら複数の人形に巻き付き、

人形をギリギリ締め上げて、

音を立てながらジワジワと破壊をしていった。


「これだけ出来れば良かろう、皇帝よ。」


皇帝は頷き、

「翁よ。ここまでの御助力感謝する。

 帝国奪還の折には褒賞を考えておきます。」


ジンがカナに耳元で何かを言って、

何やら始めた。

ジンの玉を出すタイミングとカナの

攻撃のタイミングを測っているようだ。


ジンとカナの訓練は数時間続いたが、

全然進歩しなかった。

 

カナは、大の字になり、

「もういい、私は才能無いんでできないのよ!」

と、ふて腐れてしまった。


ツナデがカナに声を掛けて、

「私と一緒にやりませんか?

 タイミングがわかるかも知れませんよ」


カナが深いため息をついて、

「一回だけよ。」

といって立ち上がった。


ツナデがジンの玉の出るタイミングと絶妙な

リズムで動く姿を見て、

カナは必死に動いているうちに

コツを掴んだようで、

「これで、いいのか?」

 

「流石カナだね。」

と、ジンは笑った。


皇帝が全員に対し、

「一日繰り上げて、明日帝国に攻め込む。

 全員、今日はしっかり休んでくれ。」


ジンはへろへろで、

「今日ってもう日付変わってるけどね。」

と、愚痴を言わずにはいれなかった。


ツナデは、ジンに頭を深々と下げ

「今日は本当にありがとうございました。

 ジン様ばかりに辛い思いをさせてしまって。」


ジンは頸を振って、

「いやいや、中々面白い体験で楽しかったよ。」

と、笑顔で言った。


リンが2人の間に入って、

「そんな、ジン様が大好きと申してます。」

ツナデは真っ赤になって、

「そ、そんなこと⋯思って⋯ます。」


ボコ★

カナがグーでジンを殴った。

「あんた!殴られたいの。」

「いえ?!」


ジンは天井を見上げ、

あ〜。

神様なんで僕の周りは理不尽なんでしょう?

と、嘆かずには居られなかった。


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