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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第4章 基幹国

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新境地

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

王城のバルコニーから、ちょうど民衆が暴徒と

なって王城に殺到している光景がよく見えた。


「ちょっと異様ですね。暴徒というよりは、

 アンデッドの襲撃に近い⋯本当に民衆なの

 ですか?」

と、レインが警備兵を問い詰めると、警備兵は

宰相をチラチラ見て、戸惑っている。


宰相は頷き、咳払いをしてレインに説明を

始めた。

「彼らは、数合わせの仮初(かりそ)めの

 民衆です。

 元人ではありますが魂がない生きもの

 というものです。」


レインは目を見開いて、宰相に食ってかかった。

「遺体を弔わず、あのような扱いをしていいと

 思うのか!

 神罰が下るぞ!」


宰相は頸を振って、

「聖女様の命令です、我等に拒否権はありません

 でした。」


フォスターが口笛を鳴らし、

「いや〜、そこまで腐ったか。もういらないだろ

 神殿なんて。」

と言って苦笑した。


レインは肩を竦め、

「元神官のあなたが言うと重さが違いますね。」


ジンは民衆を眺めて、

「彼らは何をしに、ここへ来たんでしょう?」


警備兵が敬礼しながら、

「民衆は、我等を食い殺すのが目的の様です。

 既に何人かの警備兵が食い殺されてます。」


ジンはカナとレインを見て

「彼らとやり合う?」


レインとカナは民衆達を見て、

「ゲスい男はともかく女性やこどもを

 斬るのは厳しいですね。」

とレインは言った。

「分かって聞くのは性格がわるいんじゃない?」

と、カナはジンを睨んだ。


「そ、そうだよね。」

ジンは頭を掻きながら、

「僕にちょっと考えがあるんだ、ちょっと

 試していいかな。」


ジンは、手を広げ掌から風の渦を作り出し

それを民衆達に放った。

民衆達は建物や地面にしがみついている。


ジンはさらに魔力を強くしている。


カナは頸を傾げ、

「気圧で押しつぶす気か?」


レインが頸を振って、

「いや、凍ってる?」

と言った瞬間、王城周辺が一気に凍結した。


「あ、やり過ぎた。」

と、ジンが呟くと、

ポカン★


「お前、私たちを凍死させる気か!?」

と、カナに殴られた。


靴を氷漬けにされた皇帝がバルコニーに出てきて

王国全土を見渡し、肩が小刻みに震えてる。


ジンは怒られるのだろうと覚悟して、項垂れて

反省しているふりをした。


皇帝は振り返り、

「凄いぞ!君。名は何と言ったか!?

 これは、魔法凍結だろ。文献でしかみたこと

 ないが、素晴らしい。

 君の様な魔術士がいるのでは帝国軍が歯が

 立たなかったのは仕方ないといえるな。」


レイラが皇帝に小声で、

「こちらは、ジン殿で御座います。」

と囁いた。


「そうか、君が他の星から来た魔術士のジン殿か

 君の実力は聞いていたが⋯これ程とはな。」

皇帝は頷いて、満足していた。


ツナデがジンの傍に来て、

「さすがです。ジン様、人的被害を出さず事態を

 完全収めるとは素晴らしいです。」


カナが、ジンに詰め寄って、

「物理的な被害は甚大だがな。」

っと皮肉っぽく言った。


ツナデが、カナとジンに

「すみません。私、リンが気になるので一旦、

 セレニアに戻ります。」


「じゃ、僕も行くよ。」

とジンが言うとツナデの表情が緩むのを感じ

取ったカナとレインは、

「私も行く。」

と、声を合わせる様に言った。


ボルトは4人を眺めながら、

「休まなくて平気かな?」

と呟いてた。


アンリが、横から

「アンタもあんなふうに、女の子に

 囲まれたい?」


ボルトは苦笑いで、

「それは、願い下げだな。

 きつすぎるだろ、ジンさんどうやって収集

 するつもりか知らないけど⋯」

と、ボルトは本気でジンを案じていた。


カノンがボルトをじ~っと見ている。

ボルトはカノンの視線に気づき、

声を掛けてみた。

「ん?どうしたんだい?」


「また、あいつら、私を置いていったんだよ。

 赦さない。」

カノンが頬を膨らまして怒っていると、

ボルトはカノンの頭を撫でて

「ま、赦してやってよ。緊急事態みたいだから。」

というボルトの笑顔がカノンを虜に

してしまった様だ。


カノンは俯きながら、

「肩車して欲しい。」

 

ボルトは頸を捻り、

「ま、良いけどね。」

カノンを軽々持ち上げ、鍛え抜かれた首に

カノンを乗せた。


「重くない?」

カノンが小声で聞くと、

「全然。軽いねカノンちゃんは。」


カノンはボルトの頭を抱きしめて、

こいつしかいないと心に決めていた。


その光景をみていたアンリがヒタヒタと2人に

近づいて来ていた。

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