囚われの身
(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)
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北のルートの下水道は、ジンの不手際により
破壊された。
爆発を聞きつけた衛兵たちが、破壊された
下水道の中から這い出してきたジンを見つけ、
取り囲んだ。
ジンは両手を上げて、攻撃の意思のない事を
アピールした。
ジンはあっけなく捕まり地下牢にぶちこまれた。
「一応この国は機能してるみたいだな、
衛兵もいるし、不法入国者は地下牢に
入れられるし。」
と呟いていると、地下牢の警備兵から突っ込みが
入った。
「貴様は、不法入国で捕らえられたのではなく、
破壊活動容疑で捕らえられたのだ。」
破壊活動⋯?テロリストみたいじゃないか?
「ち、違うんです。魔獣除けで使ってた火が
地下のガスに引火しただけなんです。」
警備兵は白い目で僕を見て、
「ほぅ。では、地下で何していたんだ、何を
しようとしていたんだ。」
と、問い詰められてしまった。
完全にやぶ蛇だった。
「あ〜。道に迷っちゃって⋯。」
ま、こんな言い訳じゃ、通らないよな。
コツ、コツ。
警備兵とは別の急いだ様子の足音が聞こえて
きた。
警備兵は足音の方向を見て、緊張した面持ちで
敬礼をした。
それをみたジンは首を捻って、
お偉いさんなのかな?と覗いてみると
全身黒衣の目の鋭い男が鬼気迫る勢いで
足早に近づいてくる。
「どこにいる!」
黒衣の男は警備兵を怒鳴りつけた。
警備兵は、ジンを指し
「ここに収監しています。」
黒衣の男がジンを鋭く睨みつけ
「久しぶりだな。」
え?初対面だけど⋯。どこかで会ったかな?
後に隠れているミーにコッソリ聞いてみる。
「ね〜、ミー、知ってる?」
ミーは首を傾げ、そのあと頸を振った。
「全く心当たりありません。」
黒衣の男は、続けて
「あれだけのことをしておいてよく私の
前に姿を現せたものだ。」
う〜ん。
ここまで来ると、1回誤解を解いておく必要が
ありそうだな。
「あの〜?僕は初対面だと思うんですけど?
どこかでお会いしましたか?」
それを聞いて黒衣の男の隣の警備兵が笑いを
堪えている。
笑いごとじゃないんだけどな。
ピキッ★
黒衣の男はこめかみに青筋を浮き上げさせて、
怒りを顕にした。
「お、覚えてないだと?2人で結託して
私を陥れこの傷を負わせたのにか!?」
この傷⋯魔法剣の斬り跡に似てるな⋯
待てよ⋯。
そう言えば⋯
『ねぇ〜。ジン聞いてよ、手応えがあって血も
ついてるのに、何もいなかったのよ?
怖くない?』
アレか。
「なんとなくですけど、思い出したかも
しれませんが⋯。
会ったわけじゃないですよね?
勝手に襲ってきて返り討ちにあっただけじゃ
ないかなと思うんですけど?
違いますか?」
黒衣の男は目を見開いて、ジンを睨みつけた
ままだ。
「貴様がそういう態度ならこっちにも
考えがある、首を洗って待っておけ。」
と捨て台詞を吐いて、黒衣の男は去って行った。
ジンはため息をついて、
「あ〜いう、会話が通じない相手は嫌いだな。」
と、ボソっと呟いた。
ミーはお腹を抱えながら笑って、
「ジン様って理屈が通じない方嫌いですものね、
昔から。」
と、言った。
ミーってこっちに来てから性格が悪くなった気が
してならない。
石の天井を見上げながら、ウトウトとして
2〜3時間くらい経っただろうか、警備兵が
続々と来て、騒がしくなった。
「おい、出ろ!」
ジンは引っ張り出されて、石の床に叩き
つけられた。
「痛ったいな。なんですか?釈放ですか、
それならもっと丁寧に⋯。」
バコン★
「ふざけるな!処刑だ、死罪が確定した。」
ジンは目が点になった。
「え?でも裁判もなにも⋯。」
「馬鹿を言うな、刑を決めるのは上の方々だ、
お前が口を挟んでいいものじゃない。」
ジンは引き摺られながら、悲鳴を上げていた。
「そんなの無茶苦茶だよ~!」
*
パコ。
カナ達はスライムの大群に地上近くのマンホール
まで無理矢理運ばれてきて、
マンホールを開けて地上に上がってきた。
「なんだか騒がしいわね、何の騒ぎかしら?」
ツナデが上を見上げると、ちょうど大きな
十字架が立ち上がった。
「あ〜、誰か処刑されるみたいですね。」
カナが笑って、
「以外と、ジンだったりしてな。」
「まさか。」
と、ツナデも笑った。




