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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第4章 基幹国

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67/87

大空洞

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

ジンは黙々と、北の下水道ルートを進んでいた。

ジンは前に火炎竜巻を配置して、前方から攻め

込んでくる魔獣等を容赦なくミンチにして

焼却しながら進んでいた。


しかし⋯下水道特有のガスのことを完全に

忘れていた。


「ふぅ。やっぱりずっと火炎竜巻の近くにいると

 流石に暑いな⋯そろそろ出口にならないかな。」


★ドーン!!★


大量のガスに火炎竜巻が引火して大爆発が起きた。


カナ達にもその余波が来て大きく揺れた。

「え?なに、どうしたの?」

 

ツナデが口を押さえて、

「ま⋯、まさか。

 カナ様、ジン様地下で火炎竜巻なんか

 使いませんよね?」


カナは腕組みをして、

「最近あいつ、あれに頼ってるからね。

 ダメなの?」

 

ツナデは頷いて、

「下水道は、引火しやすいガスが溜まりますので

 ⋯。」

 

カナは頭を抱え、

「あいつ、多分やっちゃたね、

 ほんとバカだよね。」


カナがそう言って笑っていると、地面に亀裂が

入ったと思ったら、

地面が裂け、カナとツナデが真っ逆さまに

落下した。

「え?え〜!!!」


ボヨン。ボン、ボン。

カナとツナデは落下した先に巨大なスライムが

横たわっていたため無傷のまま地面に転がった。


カナは直ぐに剣を構えようとしたが、

ツナデがカナを制した。

「ちょっと待って下さい、様子が変です。

 襲ってきません。」


カナは剣を収めて、

「確かに、全く攻撃してくる気配がないな、

 こいつら地下にいたせいで魔獣の本能が

 劣化したんじゃないか?」


「違うな、お嬢さん。」

プカプカと上空に浮き上がっている仙人の様な

老人がカナに話し掛けてきた。


「それは、わしが躾けたんじゃ。」


カナとツナデは顔を見合わせて、

「し、躾け?」


カナは飛び上がって、老人を摑んで

「いい加減なこというと、怒るよ。

 魔獣が躾られるわけないだろ。」


老人はゆっくりと地面まで降りると、

巨大スライムに向けて、

「おいで。」

というと、巨大スライムはゆっくりと老人の

ところまで来て止まった。


「な。出来るじゃろ。」

と、老人は得意そうに言った。


ツナデは首を傾げて、

「聞いたことないですね、そんな事できる人

 なんて。」


老人はニコニコしながら頷いて、

「そりゃそうじゃ。我が一族はここから出たこと

 がないからな。」


カナは首を傾げて、

「そんなんで、長年居続けられるの?」

 

「ほれ、魔獣に穴を開けさせて人を落とせば

 いいんじゃ」

と、老人は悪気もなさそうに言った。


蟻地獄かよ。


老人はため息をついて、

「久々に来たのがおなごというのは

 ついてないな。男ならのぉ。」


カナ達を見て、老人は舌打ちをした。


まったく、いちいち失礼なジジイだな。

ん?


「ということは、女の子がいるんですね」

ツナデが、カナより先に気付いて老人に聞いた。


老人が指差した方向に、魔獣に鞭を振るう少女が

見えた。

「男なら、孫も外に行きたいなんて言わなく

 なると思ったがしかたないな、

 賭けはわしの負けじゃ。」


「賭け?」

ツナデが聞き返すと、


老人は、ため息まじりに、

「孫と賭けをしたんじゃ、女の子が来たら一緒

 に外に行かせてやると。」


老人はかなり落胆した様子だった。

少女がカナ達を見つけ、こちらに走ってきた。


「じ、じいちゃん⋯。少女がカナをジロジロ見て

 ま、まさか⋯男?」


バキ★


「誰が、男よ!?れっきとした女でしょ、

 よく見なさいよ!!」


カナが女の子を叩いたので女の子は涙目に

なっていた。


「カナ様、いくら何でも殴らなくても。」

ツナデが苦笑いで、女の子の頭をさすって

あげた。


女の子は老人を見て、

「じゃ!私の勝ちだね、爺ちゃん。」


老人は力無く頷き、

「悪いが、お嬢さん方、この娘を連れて行って

 貰えないか?」


カナが嫌そうな顔で、

「なんで?何も借りとかないと思うんだけど?」


老人は豪快に笑い、

「ワハハハ!!現金なお嬢さんだ。

 これをやろう。

 我が一族の家宝だ。

 使い方は孫が知ってる。」


女の子が、心配そうに

「いいの爺ちゃん?それがないと⋯。

 大丈夫じゃ、心配するな。

 ほれ、スライムたちが地上に運んでくれるぞ。」


ドドド。

スライムの大群が押し寄せ、カナ達を

連れて行ってしまった。


「さて、わしも見物にいくかの。」

老人はキメラに跨り、スライムの大群を追った。


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