メイド
(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)
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「ま、待った〜!!お姉ちゃん、待って!」
メイドの手は止まり、ギリギリまで引いた弓から
手を離した。
い、命拾いした⋯。
止めてくれた娘は⋯宿屋の店番の女の子だ。
「なんだ、リン。城には来るなと言っただろ、
帰りなさい。」
リンは息を切らしながら頸を振って、
「違うのお姉ちゃん、宿屋には泊められないから
城に行けって私が言ったの。」
優しい娘だな、わざわざ心配して見に来て
くれたんだ。
リンは、僕を軽蔑したような目で、
「やっぱりねぇ。あんたどんくさいから
こうなるんじゃないかと思ったわ。」
前言撤回⋯鈍臭いって警戒心が強いって言って
ほしいよ。
「城広いから、お姉ちゃんに見つかることなんて
滅多にないに、鈍臭い上に運もないのね。」
と、リンはため息をついて僕を嘲笑った。
メイドは僕に向き直って、
「結局、賊でしょ。」
と冷たい目で弓をギリギリと引き始めた。
「違うんです⋯南のボトミニア国からレイラ王女
のお供で来たんです、賊じゃないです。」
し、しまった⋯ここは帝国の勢力圏内、僕等は
ある意味賊軍と言われてもおかしくない⋯
終わったか。
しかし、メイドとリンは顔を見合わせて、
「ボトミニアのレイラ姫と言ったら、
リミニアの奇跡じゃないか。」
「あ〜お父さんが書いた記事のやつか。
どこかで聞いた気がしたんだよね。」
僕は完全に置いてきぼりになってしまっていた。
「あの〜何のことを話しているんですか?」
メイドが、1枚の新聞記事を見せてくれた。
そこには、
【ボトミニアの英雄、リミニアを解放】
と、書いてあった。
粗い写真だが、シューとカナと僕の写真が
出ていた。
「お〜い。」
シューとボルトとフォスターがやって来た。
フォスターが顔を歪めて、
「また、女連れか。いい加減にしないとカナに
殺されるぞ。」
と笑いながら通り過ぎた。
またってなんだよ。僕が悪いわけじゃないぞ。
僕は写真を指差して
「この小さい剣士は今通っていったやつで、
この娘は、もう城の中に入っていったんだ、
で、これが僕。」
と、話すとメイドとリンの時間が止まった様に
凍りついていた。
次の瞬間メイドは土下座して、リンはその巻き添え
を食うような形で土下座させられていた。
「知らぬとは申せ、申し訳ございません。」
僕は頸を振って、
「いやいや、僕等が勝手に入ったのが、
悪いんだから気にしないでね、土下座なんか
やめてよ。」
メイドさんが、お詫びに城内を案内すると
いうので、案内をおねがいした。
カナ達⋯無礼なことしてなきゃいいんだけど⋯。
メイドさんはスタンピードで城内の人たちが
逃げる時に執事長に城を託されたというが、
体よく押し付けられたようにしか聞こえなかった。
メイドさんの名前はツナデと言うらしい、
弓と魔術が少し使えると言っていた。
通路は赤い絨毯で、掃除が行き届いている感じだ。
通路を曲がると階段があり、登っていくと
大きな扉の部屋にたどり着いた。
「この先が、謁見の間になります。
ここは特別な部屋なので、入室は厳禁に
願います。」
しかし、扉の向こうから、なにやら声がする。
「あ〜あ。ジン遅いな、何やってんのかな。」
「カナさんなんか食べますか?」
や、ヤバい。
アイツラ、くつろいでる。
ツナデの表情が一瞬曇り、直ぐに怒りの形相に
変わった。
バン★
ツナデが、勢いよく扉を開くと、
「一体、何をしている!!」
とツナデが叫ぶと、
謁見の間の玉座の階段でボロボロと食べ物を
食い散らかす、アンリと、
玉座でうたた寝しているレイラ王女、
宝飾品を漁って身にまとってるカナが
目に入り、僕は思わず頭を抱えた。
ツナデが、手をプルプル震わせて、
「殺す、殺すしかない。」
弓を構えて、ギギギと音を立てて照準を
定めだした。
僕はツナデの前に立ち、
「ま、待った!
み、みんな片付けて。
ここにあったものは勝手にさわらない!」
カナ達に注意をしてなんとか、
その場を取り繕った。
カナ達はツナデに謝りながら、
「そんなに怒るなよ、悪気はないんだからさ。」
「その態度は何だ!」
と、いつまでもケンカをしていた。
僕等はツナデに、メイドが使う部屋なら自由に
使っていいと言われメイドの部屋に案内された。
「あれ?カナ、フォスター達来なかった?」
「ああ、奴らなら上に向かったわ。」
それを聞いたツナデは青ざめて、走って上の階に
向かった。
当然、僕たちも後を追った。
上の階には謁見の間程ではないが大きな扉の
部屋があった。
ベッドの上で跳ねてる、シューと
スヤスヤねているフォスターがいた。
シューはツナデの殺気を察知して直ぐに
ベッドから降りて僕等の方に来た。
ツナデは懐にしまっていた短刀を持ち出し、
フォスターが寝ているところまで行き、
「ジン様、こいつ殺していいですよね?」
僕は頸を振って
「殺すとベッド汚れるし、
やめよう?ね?
本人には厳しくいうから、
お願いします。」
シューとフォスターは下に連れて行った。
⋯ボルトがいないな。
僕は小声でシューにボルトの行き先を聞いた。
「あ〜、武器庫がなんとか言っておりました。」
聞きづらかったが、ツナデに、
「あの〜武器庫ってどこかな?」
ツナデに睨まれたが、苦笑いで返した。
「ジン様の御仲間でなければ間違いなく、
全員処刑しているところでしたわ。」
と、目を合わせずに厳しい眼光で言われた。
「本当に申し訳ない。」
武器庫に着くと、ボルトが色々な武器を試している
光景に出会した。
「ボルトだめだよ、よその人のものだから。」
ボルトがはっとして、
「留守番の方がいらしたんですね?
申し訳ない。」
ボルトが頭を下げたので、
一発ボディを打つだけ済んだみたいだ。
ボルトはお腹をおさえながら、僕と一緒に
みんなのところに戻ることにした。




