そして⋯誰もいなかった
(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)
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「さぁ!張り切って行きましょう。」
カナとアンリが先頭を切って、セレニアの城門に
向かって走って行った。
ボルトが、ため息をついて
「真正面から行ったら衛兵に捕まるぞ。」
僕等が城門に近づいても、カナとアンリは城門の前
で立っていた。
中に入れないのだろうか?
衛兵の姿はないけど。
「カナ、どうしたの?」
カナは僕を睨んでセレニアの街を指差して
叫んだ。
「コレは、一体どういうことなの?!
誰もいないじゃないの!?」
僕等も驚いて走って行くと、衛兵はおろか
歩いている人や店の中にも誰もいない。
ゴーストタウンの様だ。
「どうしちゃったんだろう。」
ボルトが呑気そうに、
「誰もいないなら、好都合じゃないか。
どうせ拠点は必要だったんだから。」
言って、辺りの店を様子を確認していた。
フォスターが肩を揉みながら、
「いないいないとはいえ、少しはいるん
じゃないか?ちょっと探してみる。」
と、言って走って街の奥の方に行ってしまった。
相変わらず、みんなバラバラの行動をするので
仕方なく残った者で
宿を探し、荷物を置いてくることにした。
宿を、探しにいくと店員がいる宿があったので
話を聞くために宿に入った。
宿に入るなり、
「あ〜、ダメダメ。うちは今は泊まれませんよ。」
じゃなんで店開いてんだ?
「あ、ちょっと外の様子がおかしいので話を
聞こうと思ったのですか⋯。」
と、僕が言うと安心した様子で、
「あ〜。みんなスタンピードが来るって逃げ
ちゃったんだよね。」
と、店番の女の子は言った。
「あなたはなんで逃げなかったの?」
カナが不思議そうに聞くと、
「あ〜。残れとか言われたし、ど〜せ逃げても
私、奴隷だし、こき使われるから1人なら
残ったほうが楽だからね。」
と店番の女の子は言った。
僕は頭を深く下げて店番の女の子に
「荷物を安全なところに置きたいのと、
寝泊まりする場所が欲しいんだけどな。」
というと、
店番の女の子は、頸を振って
「うちはダメって言ったでしょ。
そんなのお城にいけばいいでしょ。」
あ、城か。
意外すぎて盲点だったが、一番いいかも。
「そうだね、ありがとう。
カナ、城に行こう。」
僕達は、店番の女の子に別れを告げて、
城に向かった。
フォスターはため息を吐きながら歩いていた。
「どうなってんだよ⋯人っ子一人いねぇ
じゃね〜か。」
城の方をチラっとみたら、掃除をしているメイド
の姿が目に入った。
「い、いた〜!」
フォスターは今までの疲れなんかは吹き飛んで
しまい、ものすごいスピードで走り出した。
シューは頭を抱えながらボヤいていた。
「ダメですね、食物は全部腐ってますね。」
ボルトは頷いて、
「当面は魔獣の肉を食うしか無さそうだな。」
シューは城を指差して、
「少しくらい、城に備蓄してるんじゃない
ですか?」
「そうだな、いくか。」
シュー達も城に向かって歩いて行った。
ジン達が城に着くと、やはり衛兵は居らず城内
に続く扉も開きっぱなしだ。
「そんなに急いでたのかな?戸締まりも
してないなんて。」
と僕が呟くと、カナは興味無さそうに、
「そんなことはいいから、入るわよ。」
と、カナは城内にどんどん入って行って
しまった。
勝手に入っていって大丈夫なのかな?
僕は不安なりながらも、
カナ達の後を追おうとしたが、
予想外にも呼び止める声がした。
「そこの賊、止まりなさい!」
とかん高い女の子の声がした。
僕は辺りをキョロキョロして、
怪しい人影を探したが見つからなかった。
声の主の方に、
「いなくなっちゃったみたいですよ」
と言って、その場を去ろうとすると、
パス、パス、パスン。
僕の足元に弓矢が3発撃ち込まれた。
眼光の鋭いメイドが僕に向けて弓矢の照準を
定めながら近づいてきた。
「なかなか、ふざけた賊だな。」
あ〜。賊って僕か。
「いや、誰もいないからちょっと宿屋の代わりに
使わせてもらおうとしただけで
怪しいものではありません。」
と、言い訳をしてみたが、
メイドの目はそれを受け入れる余地はなく
「賊はみんなそういう言い訳をするんだ。」
ギギギ。
弓が目一杯引かれてる。
や、やられる。




