拾い物
(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)
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「カナ〜。重いよ〜。」
僕は、フラフラになりながら、森で倒れていた
騎士を運んでいた。
「男でしょ!文句を言わずに運びなさい。」
と、ジンを突き放した。
「どう思う。あの情けない姿?」
カナはミーを抱きながら僕に辛辣な目線を
向けてくる。
ミーは言いづらそうに、
「少し、鍛えた方がいいかも⋯。」
「よね!わたしが、わざわざ鍛えてやって
あげているんだから感謝なさい。」
僕はもう反抗する気が失せてしまった。
それにしても、ミー酷いよ。
でも、事あるごとに運動しろって言ってたな。
魔女の館がようやく見えてきた頃は、
辺りが真っ暗の中に黒っぽい服を来て
魔女が立っていたので最初は分からなかった。
近づくに連れて怒っていることが分かった。
「いつまで、ほっつき歩いてんだい!
私は、お腹が空いたんだよ!」
僕も、カナも半笑いで、自分で作れば
いいのにと思っていた。
ご飯の作り方なんかいつも、ミーにお任せだから
どうしようと思ったら、
カナが、腕まくりをして作りはじめた。
これには、僕もミーも驚きを隠せなかった。
最初は怒っていた魔女もにこにこしながら
満足気に食べてすぐに寝てしまった。
僕等はその後少し冷めたものを食べたが、
正直、ミーの食事より美味しかった。
「カナ、こんな特技あったんだね。
びっくりしたよ。」
「ん?食事のこと?こんなの特技ならないわ。
特技ってのはね、敵をバッタ、バッタと
倒せないとダメなのよ。」
発想が小学生男子みたいだな。
入口近くに転がしておいた騎士が呻き声を
上げている。
「ジン!見てきなさいよ。」
僕が半笑いで嫌そうな顔をすると、
カナが睨んで、
「アンタね、最近生意気よ。
立場わきまえなさい。」
ぼくは肩を落として、騎士の方へ行くと、
やっぱり唸ってる。
「う〜ん。鎧なんかつけてるから苦しいんだよ、
取っちゃえ。」
まず頭部の鎧を外す。
僕はむさ苦しいオッサンの予想をしていたが、
なんかきれいな顔してるな。
「あれ?髪の長い騎士も居るんだな。」
呻き声が落ち着いた。
やっぱり鎧のせいだな、他も外してあげよう。
僕が黙々と作業していると、背後に強烈な殺気を
感じた。
僕が振り向くと、顔を引きつらせたミーと、
怒りに満ちたカナが立っていた。
「あれ?カナどうしたの?」
と笑っていうと、
バキ★
剣の柄で思いっきり叩かれた。
「穢らわしい。何楽しそうにやってると想ったら
こいつ⋯油断も隙もないわね。」
僕は何のことだろう?と、首を傾げた。
「まだ、しらを切るの!?明らかに女性騎士でしょ
あ〜。気色悪い、近づかないで欲しいわ。」
そ、それはあんまりだと思う。
僕等がそんな感じで騒いでいると、
女性騎士が起き上がり
「な、何事だ。」
カナが面倒くさそうに、
「そこの変態に鎧を剥ぎ取られそうになってた
から助けて上げたの。」
僕は、頸を思いっ切り横に振って、
「そんな事ないです。誤解です。」
カナは薄ら笑いを浮かべ、
「犯罪者はみんな、そう言って言い逃れようと
するのよね。
そいつは、変態だから近づかない方がいいわ。」
女性騎士は、
「ま、私にも隙があったということかもしれん。
以後、気をつけよう。」
と言って立ち上がった。
立ち上がったあと、小首を傾げて
「ん?私は北の森に魔物を討伐に行った
はずだが⋯」
「薬草の中で倒れていたけどね。」
と、カナは言った。
女性騎士は、思い出したように
「そうだ。ゴブリンどもに囲まれて穴の
ようなところに落ちたところまでは
覚えてるがそこ以降は記憶がないな。」
と、言った。
カナは、騎士をジーっと見て、
「ゴブリンに負けるなんて、騎士って言っても
弱いのね。」
と言って、ニヤリと笑った。
女騎士は立ち上がって、
「お、お前!ゴブリンを倒せるというのか!?」
「倒したわ、今日ね。アソコの変態が解体
したわ。」
と言って、僕を指差した。
女騎士は、
「明日、一緒にまた行ってくれないだろうか?」
と、カナに深々と頭を下げた。
カナは正直いうと行きたくはなかったが、
ジンに泣きつかれても困るので渋々承諾した。




