テンプとの出会い
(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)
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僕等は、幼い少年を連れて街にいくことになった。
カナはちょっとはしゃいでいるみたいだけど、
僕は人の多いところは苦手だ。
幼い少年の名前はミルという名だということだ。
あと、5歳児だと思ったら10歳ということだ。
「ジンさんだっけ?あんな何で無印なんだ。」
「無印?」
僕は首を傾げた。
ミルは、小さな石みたいなものを見せて、
「これをつけるとだれでも階級が分かるはず
なんだけど、アンタはわからないんだ。」
ジンは頷いて、
「僕が異星人だからじゃないかな。」
ミルは顔をこわばらせて、
「で?あいつに捕まったのか?」
ジンが頷くと、
「同情するよ。」
10歳の子に同情されるって⋯。
「カナはそんなに悪い人じゃないよ、
僕にとっては恩人だから。」
と、僕がいうと、ミルは頸を振って
「騙されるやつの典型だよ、ジンは。」
と言ってため息をついた。
街に入っていくと車では通過しただけだったが、
色々な人や物や店が多く圧倒されてしまい
そうだ。
僕とカナは完全なおのぼりさん状態だった。
暫く行くと、ミルが指差し、
「あれが僕の家です。」
と示した先は、とんでもない規模の店で、
辺りの店と比べものにならなかった。
「ミルって、お金持ちの商人の家なんだね。」
と僕が感心していると、
「商人なんで、金持ちなのは当たり前ですよ。」
と、サラッと流された。
中から厳つい大男が出てきた。
僕等を厳しい目で睨んできた。
「父さん⋯。ゴメン⋯。」
と、ミルが頭を下げた。
と、父さんって違いすぎないか?
「そちらは、息子を助けて頂いた方かな?」
カナと僕は頷いた。
「お礼をしないといけませんな。
家の中へどうぞ。」
周囲のざわつきに、ドキドキしながら僕等は
店の中に入った。
応接室みたいなところに通されて、
お茶が出されたが、
店員は、僕等が奴隷であることを知っている
みたいで凄い嫌な顔をしていた。
ま、そういうことはどこの世界にもあるよな。
暫くすると、ミルの父親が現れて、
頭を深々と下げた。
「この度は馬鹿息子を助けて頂きありがとう
ございます。」
と、頭を上げたかと思ったら、鋭い目で
睨んで来た。
「助けたのは礼を言うが、血の誓約をさせるとは
どういう了見だ?身分制度を知らないわけでは
ないだろう。」
僕は、カナに小声で、ヤバい、ヤバい死刑になる
⋯と震えながら言った。
実は森の入口でこんなことがあった。
*
カナが立ち止まって、ミルに
「血の誓約だな。」
と、告げた。
ミルの顔は凍りついて、
「え?それって逆らったら死ぬ奴だよね?」
ミルは、カナの目を見て
「バレたら死刑だよ?いいの?」
カナが笑って、
「お前がバラさなければ問題ない。」
と言った。
僕は、カナにしがみついて
「や、やめようよ。カナ、死刑だよ。」
「うるさいな、やると言ったらやるんだ。」
カナは僕を振り払って、血の誓約をミルと
交わした。
*
ミルの父親は苦虫を噛み潰したような顔で
「何が目的だ、息子を忠実な部下にして
どうする気だ。」
「世界を変える!」
え?聞いてない、聞いてない。
ミルの父親は大笑いした。
「ハハハハ!!
そんな事言う奴が、いるとはな傑作だ。
息子だけじゃ、こころもとないだろ
俺も参加してやる!」
え?おじさん平気?店とか立場とか⋯。
僕はキョロキョロして困惑していると、
部屋を覗き込んだミルが頭を抱えていた。
「オレの名前はテンプだ。よろしくな!
ハハハハ!!」
カナは儀式を済ませると、思い出したように、
「あ!日が暮れる前に残り薬草を取りに
行かないと。じゃ、オッサンまたな。」
僕は、カナに引きずられるようにして、
テンプの店を後にした。
途中から走って、なんとか日が暮れる前に北の森に
着いた。
ミルがいた大きな木の向こうには行ってないから
その先を探すことにした。
大きな木の先は、薬草の群生地だった。
「チッ。こんなことなら薬草を先に探せば
良かったわ。」
「でも、これで帰れるね。」
カナにっこり笑って頷いてくれた。
ガサガサ。
「なっ、なに!」
カナは剣を構え、僕は杖を強く握った。
フラフラの剣士が立ち上がって来て再び倒れた。
「な、何なのよ!」
倒れた剣士を剣の先で、突っつきながら、
「ジン!コイツ担いで。」
え〜!!僕より遥かにデカいけど。




