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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第1章 最底辺〜ボトミニア国〜

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森の迷子

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

森が開いた瞬間僕に冷たい視線が投げかけられた。

「まさか…ワザと私達を足止めしたわけ

 じゃないわよね?」


え?ど、どう考えたらそうなるんだ?


僕は頸を激しく振って、

「な、ないです。(汗)」


「ふうん。だったらなんであれで開くなんて

 わかるのよ!?」

「そ、それはゲーム…で。」


この星にはどうもゲームというものが存在

しないらしく、暫くゲームについてミーと

細かくカナに説明した。


「ふうん。その架空の物語の中にこれと似た

 話が合ったっていうの?」


僕は、理解してくれたと思ってにこにこ頷いた。

次の瞬間、首を掴まれ

「嘘はもっと上手につくべきね。」

地面に叩きつけられた。


ケホ、ケホ。

小声で、ミーに聞いてみた。

「ミー、なんでカナは怒ってるの?」

「う〜ん。カナが解決した様にしなかったから

 かな?」


また…理不尽な。自分がなんとかしろって言った

のに。


「さぁ、行くわよ。」

カナは1人で森に入って行ってしまった。

僕とミーは慌ててカナを追いかけた。


「ミー、ここで何するの?」

ミーは、頸を傾げた。

え?一緒に居たのに知らないの?

カナに聞かないといけないのか…気が重いな。


「あ、あの〜。」

「なに!」

カナが鋭い目で僕を睨む。そして近づいてくる。

僕は完全に硬直してしまった。


「言いたいことがあるなら言いなさい!」

僕の顔を掴み、迫ってきた。


「あ〜。この森でなにするのかなって。」

僕は振り絞るように声を出した。


カナは手を離して、

「魔物の牙と薬草をとるのよ。」

と自信に満ちた表情で言った。


「ま、魔物?魔物がいるの?!」

僕が驚いて聞くと、


「いるんじゃない?取ってこいって言うん

 だから。」

とカナは知らないわよ、みたいな顔をした。


カナはどんどんひとりで奥に歩いて行って

しまった。

「キャアー!!」


ま、こうなるよね。

僕とミーは急いでカナの声のする方へ走って

行った。


カナは魔物に遭遇していた。

ゴブリンみたいな奴だ。

一応牙はあるな。


カナは必死に剣を振っているけど、ちょっと

厳しそうだな…。

「ミー。なんとかならないの?」


ミーは、首を傾げて

「猫なんで⋯。」

こ、こいつこんな時に猫のふりかよ。


「弱点とかわからないの?」

「そういうのは得意です。」

ミーは目を光らせると、


「額ですね。額の宝石に打撃を与えれば

 倒せます。」


無理だろ。

僕はため息をついて、手に持っていた杖を軽く

振ったら、炎が出てそれがこともあろうか、

カナの方に飛んで行ってしまった。


カナが怒りの表情で剣を振るうと、

炎は丸くなってゴブリンの方に飛んでいき、

ゴブリンを、倒してしまった。


「凄い、カナ。」

カナは、ジンに怒りをぶつけるつもりだったが、

ゴブリンを倒した光景をみて

「私がやったの?や、やったー!!」


カナはジンに抱きついて、

「わたしがやったのよ。私、剣士になるわ!」


僕等が抱き合って、僕がまた幸せに浸って

いると、


シクシク。シクシク。

なんだか、絵に書いたような泣き声が

聞こえてきた。


カナが僕の後ろに隠れて、僕の背中を押した。

「見て来なさい!」


え〜?やだな。

僕はため息交じりで、大きな木の周辺を探して

みると木に空いていた穴の中で5歳くらいの

こどもが泣いていた。


正体はこれか、お化けとかじゃなくて

良かった〜。

「あの〜。君、大丈夫?」

僕が声をかけると、幼い少年はビクッとして、


「ど、どうやって⋯ここに、結界が合ったはず。」

なるほど、こいつが森の入口の結界の犯人か。


「ま、いいから。ここから出なよ。」

僕は、カナのところに幼い少年を連れてきた。


「なんだ?奴隷ではないか。

 頭高い、私は商人の子だ。」


あ〜。カナがピキッてるのが空気を伝って

感じるな。やだなぁ、僕に当たらないでね。


「じゃ、私達は結界を閉じて帰るから。」

「ま、待て。私も⋯」


「は?私は何も見てない、例え結界内で

 馬鹿なガキが死んでも私には関係ない。」


幼い少年は、カナの前で土下座して

「も、申し訳無かった助けて欲しい。」


カナはニヤリと笑い、

「2号になれば許してやる。」

幼い少年は、きょとんとして、

「2号?」


カナは、僕を指差して

「こいつが1号だ。」


僕は頭を掻きながら笑った。

幼い少年は僕を憐れんだ目で見ていた、

きっと誤解してるよな。

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