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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第3章 スタンピード

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59/87

難民への試練

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

神殿では、大聖堂で倒れたまま動かなくなった

者の処分と基幹国からの難民の対応で大忙しと

なっていた。


聖女がその様子を上空から観察していた。

「人って残虐ね。役に立たないとおもったら

 同族でも、すぐにゴミ箱にポイなんだから。

 ⋯でも、何かの役に立たないかしらあれ。」


聖女が悩んでいると、下の方が騒がしくなって

きた。

聖女が見つかって、下の方では

『悪魔だ、悪魔が神殿に攻めてきた、みたいに

 言っている。』


聖女は憤慨して、

「全く、失礼な愚民どもね。挨拶してきま

 しょう。」

と言って、高速で地上に降り立った。


地上は当然の如くパニック状態に陥った。

「喰われる〜。」

「命ばかりはお助け〜」

「聖女様〜助けて。」


身勝手な言葉のオンパレードになって、

聖女はため息をついて、指をパチンと鳴らし

以前の聖女の姿で民衆をチラリとみた。


「せ、聖女様だ!」

今度は民衆は拝み始めた。


つくづく鬱陶しいやつらめ、自分では何にも

出来んのか。


聖女は昔の様に穏やかな作り笑顔で、

「先程の姿は、帝国に魔人が現れ成敗したので、

 少し魔人の魔気に当てられただけなの。

 気にしないでね。」


神殿の方に戻ろうとすると、副教皇達に

取り囲まれて、

「聖女様、あの難民どもどうにかなりませんか?」


聖女は顔を引き攣らせて

「どうにか?」

聖女は耳を疑い聞き直した。

 

「このままでは私達の生活まで脅かされます。」


腐ってるとは思ったけど、そこまで腐ってるのね。

ため息をつきながら、空を見て

『メディウス様これがあなたの信徒の幹部だ

 そうです。』

と半笑いで空に話し掛けた。


「そうはいうけど追い返すわけにもいかない

 でしょう?」

 

副教皇達は頷いた。

 

「信徒にして、修行でもしてもらったら?

 そしたら逃げ出すんじゃないかしら?」

と、笑いながらその場を去った。


副教皇達は腕組みしながら、

1人の副教皇が口を開いて、

「修行で逃げ出すほどキツイのってあったか?」

 

年配の副教皇が、思い出したように

「聖女様が提案した地下探求か。

 確かにとんでもなくキツイ。帰還者は数名で

 瀕死の重体だったと聞く。」


副教皇達は目で合図して、難民登録をしている

神官を呼出し指示を与えた。


「はい、はい。難民の皆さんは神官の登録儀式が

 終わった方からズールダンジョンの5階層まで

 行って帰って来て下さい、

 その後配属になります。」

 

難民登録の神官は、決まり文句を流れる様に

言っているがその中身の過酷さはまるで理解

してなかった。


「お、おい。ダンジョンの5階層までいくのに

 1日分の食料で足りるのか?」


登録役の神官は、面倒な顔をして、

「日帰り出来るって聞いてますよ。

 どうしても帰れなかったら、ダンジョンの

 魔獣でも食べたらどうですか?

 ハハハ。」


質問した男は肩を落としてため息をつきながら

ダンジョンの方角へ歩いて行った。


神殿の地下牢に2人の男が、静かに時を過ごして

いた。


カツン。カツン。

「宰相、珍しく人が来たみたいだ。」

「処刑でしょうか?」

宰相は自虐的にそう言った。

男も同意した。

「かもな。」


聖女は2人を見て、

「まぁ、2人とも元気なさそうね。」


男は暫く考え込んで、

「あ!聖女様か。こどもの時に見たのと全く

 変わらないんだな。」


聖女は拍手して、

「よく覚えてましたね。今は皇帝様だったかしら?」


皇帝はため息をついて、

「で?なにしに来たんだ、教皇に頼まれて

 処刑の前に一言でも聞きに来たのか?」


聖女は頸を振って、

「教皇はもう人としては会話も出来ない姿に

 なってしまったので気にしなくてよいですわ

 あなた達には基幹国の立て直しをお願い

 したいです。

 難民が酷い有り様なんで困ってます。」


皇帝と宰相は顔を見合わせて、

「知らないうちに世の中が変わってしまった

 みたいだ。」


皇帝と宰相は、地下牢から出され、

神殿が用意した車で基幹国に急いで向かった。


「直ぐに帝国をあの子たちに制圧されても

 困りますからね。

 もう少し強くなってもらわないと。」

聖女は微笑みながら、地下牢を後にした。


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