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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第3章 スタンピード

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神殿の陰謀

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

四足歩行の黒い化物との戦闘が終わり、

ジンは指輪を見て呆然としていた。

 

ジンによって作られた、防御用の竜巻は

カナとサラにより強制的に破壊され、サラ達は

外に出てきていた。


ポカン★

「いつまで、ボーっとしてるのよ!」

 

ジンは、カナの方を見て涙ぐんで、

「久しぶりに叩かれた気がする、ありがとう

 カナ。」

と言って、笑った。


カナは引き気味で、

「あんた、何言ってるの?気持ち悪いわね。」

  

森の方から、カサカサと物音がした。


「ヒッ!!」

カナが、飛び上がりジンの後に隠れた。

森の中からシューを担いだボルトが出てきた。


ボルトがシューを下ろすと、

カナをみて頭を下げ、

「何の役にも立てませんでした、

 申し訳ありません。」


カナがシューに駆け寄ったが、シューは意識

がない様にだ。

「ボルト、シューはどうした?」


ボルトは頸を振りながら

「シューはいつものように突っ込んで行きましたが

 化物の毒ガスにやられたのと、

 シューの攻撃はアンデッドには効かない

 ようです。」


サラが、シューのところに行き、

解毒をし始めると、シューの顔色が良くなった

来るのが分かった。


ジンも近くに行き、シューに触ろうとすると

シューの体が段々透明になっていった。

「じ、ジン殿。その指輪⋯しまってもらって

 いいですか?」


シューが焦りながら、ジンに懇願した。

ジンは慌てて指輪を外して服のなかにしまった。


するとシューの体は落ちついて、元の状態に

戻った。


シューが起き上がると、全員の視線はシューに

集中した。

シューがため息をつき、

「仕方ないですな、黙っていましたが、

 拙者、アンデッドでござる。

 理由あって使命を果たすまでは

 成仏するわけにはいかないのでござる。」


ボルトが腕組みしながら、

「アンデッドじゃなきゃ平気なんだな。」

シューは大きく頷いた。


アンリが笑いながら、

「何とかならないんですかね、誰かに

 憑依ちゃうとか⋯。」


シューが頷き、

「それはいいアイデアですな。」


シューがそういうと全員の視線はジンに注がれた。

ジンが、とまどいながら自分を指差し、

「ぼ、僕ですか?」


フォスターがジンの肩を叩き、

「女性に憑依するわけにいかんだろう?

 あとは、消去法だ。

 ボルトは精神力が持たん、俺は肉体がついて

 いかん、そしたらお前しかないだろ。」

と、妙な説得をされてしまい、渋々承諾した。


ジンは、シューを横目に見て、

「痛いとかないよね?」


シューはニヤリと笑い、

「あとでじっくり練習しましょう。」

ジンは青ざめた顔で、

「お手柔らかにね。」

と言って肩をがっくり落とした。


           *


黄の魔人が意気揚々に帝国の謁見の間に入って

行くと、青の魔人が再生を7割位完成していたが、

見るからに再生に使用した魔力量が足らず……

黒い斑点が身体中に出来ていた。


黄の魔人はその様をみて苦笑していた。


赤の魔人は深く息、はなぬかを吸い込み、

自分自身を落ち着かせようとしていた。


「黄の魔人よ、何故に帰参した?」

と、イラつきを抑えながら聞いた。


「はい。あと数刻で半旗を翻(ひるがえ)

 していた者どもの殲滅が完了します。」


赤の魔人は持っていた鞭を震わせながら、

「殲滅?出来ると思ってるのか?」


黄の魔人は、頸を傾げながら、

「はい⋯何か?」


赤の魔人は激怒し、黄の魔人の足元に鞭を

振るった。

「バカモノ!逆に殲滅されたわ!

 お前は森を壊滅させただけだ。

 神殿の使者がこちらに来るそうだ。

 返り討ちしろ!」


黄の魔人は頭を下げ、直ぐに謁見の間から退出

した。


           *


ジャラ、ジャラ。

コツ、コツ。


初老の男が不気味な笑みで、鎖に繫がれている

女性を眺めている。

女性は、男を一瞥して目線を逸らした。


「あまり、勝手なことをされては困りますな

 聖女様。

 幽体であっちこっち行くのはおやめ下さい。」


聖女は、目を逸らしたまま

「知りません。しかし、近くにあの者たちが

 たどりつきますよ⋯いいのですか?」


男は、ほくそ笑んで

「あなたには、別の役割を担ってもらいます。

 楽しみにしていてください。

 ハハハハハハ。」


そういうと男は去って言った。

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