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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第3章 スタンピード

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恐怖との戦い

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

ジン達は、魔石の発動の反応があるとサラに

言われたため、新たな魔石に向けて移動を

していた。


ジンにとっては、魔石のことよりカナの機嫌を

とる方が今は第1優先になっていた。

例の一件から一度も会話らしい会話をして

貰えてないのだ。


ボルトやアンリも話しかけにくいせいか、

ついつい、サラに話が集中してしまっている。


サラも見兼ねて、カナに話しかけるが、

「姉様には関係のない話、ほっといて!」

と、とりつくしまもない。


フォスターが見兼ねて、ジンの方を抱き

「なぁ、ジン。迷惑なんだよ、さっさと謝って

 解決しろよ。」


ジンは死んだような目で、フォスターを見て

「みんなは知らないかも知れないけど、

 毎朝、毎晩時間のある限り謝ってるんだよ。」

か細い声で言った。


フォスターはジンのなんともいえない威圧感に、

「そ、そうなのか。わ、悪かったな。」


ジンの有り様にサラは頭を抱えて、

「困りましたね、敵は今までより強くて厄介

 になってきたというのに⋯。」



ジン達は森の中の小高い丘から周囲の状況を

確認すると、ジン達の方角を目指して

森が波打つように、やって来ている。


アンリは不思議そうに指差して、

「アレってなんでしょう?」


サラは首を傾げて、

「森の声が聞こえない⋯何がおきているの

 でしょう?」

と、呟いた。


フォスターが目を細めて、遠くの森を見ながら

「ありゃ、枯れてるな。それも大木がバタバタ

 倒れてる。

 普通じゃないな。」


ボルトが近くの森を指差して、

「あの黒く蠢くものが、関係してそうだ。

 シュー殿、偵察にご同行願いたい」


シューは頷き、シューとボルトは森の中に

消えて行った。


ジンは杖を上空に掲げ、大きな竜巻で他の者を

覆った。

轟音で中の者の声はジンには届かない。

 

「きっと、カナは怒っているんだろうな」

とジンは独り言を呟いて苦笑した。


ジンが丘から崖の下を見ると、見たこともない

四足歩行の黒い化物がほぼ垂直の岩壁を

登ってくる。


ジンが四足歩行の化物に上から炎の魔力で炎を

ぶつけてみたが、顔はもげたが、前進は止まらず

胸の辺りから、新しい頭部が生成されて定位置

に移動していた。


ジンは頭を抱えて

「頭部の攻撃は効かないかないのか。」

と呟いた。

丘の上に上がってきた四足歩行の化物を竜巻で

吹き飛ばそうとしたら、化け物は液体上に

変化して竜巻は効果が無かった。


ジンはいつの間にか、丘の上に上がってきた

四足歩行の化物に取り囲まれていた。

化物たちは一斉に黒い霧状のものを吐き出した。

 

視界が狭くなり、だんだん身体が動かなく

なってきた。

黒い化物が迫って来て、僕を食べようと

している久しぶりに恐怖を感じているのが、

自分自身でもわかる。

 

恐怖に支配されて身動きが取れない。

これって何か既視感があるな。

⋯そうか、学校でいじめられていた時の僕⋯。

結局、何も変わってないじゃないか、


ダメな僕は化け物に食われていなくなればいい。


「バカ、ジン立ち上がりなさい!!」

なんか遠くでカナの声がする様な。


風の音だろうか、何だか心地良いな。

『た⋯ち⋯あ⋯が⋯れ⋯H⋯K⋯。』


僕は風鳴りに混じって、聞き覚えのあるワードが

耳に入ってきた。

「HK⋯母さんが僕につけたあだ名だ。」


冒険家の母さんが小学校の頃一度だけ家に

帰ってきて、僕につけたあだな。

その当時は、酷い親だと思ったけど⋯

ひょっとしてそれが言いたかったのかな?


目を覚ました僕の体は何ともなってなかった。

手になにか書いてある。

「掴みとれ」

と書いてあるがなんのことやら。


目の前にぼんやりしたものが浮かんでいる。

掴みとると、

「指輪?」

 

その指輪をつけた瞬間、四足歩行の黒い化け物

が蒸発する様に消えた。

「な⋯なんだこれは?」


           *


ジンが、驚いている遥か、遥か上空に

1基の宇宙船がいた。

その中で不機嫌な顔をしている女性とそれを宥める

男がいた。


「不愉快極まりない!

 私を呼びつけてこんなモノを見せたいのか。」

激怒しているのはジンの母親で、父親がそれを

宥めていた。


「君だって、ジンに冒険して欲しかったんだろ。」

ジンの母親はジンの父親の足を思いっ切り

踏みつけて、


「女なんて、まだ早い。あ〜!腹立たしい。」


ジンの父親は頭を掻いて、

「あ〜そっちか。

 でも、僕は安心したよ。

 彼女に任せれば、僕等は必要ないん

 じゃないかな。」


ジンの母親は、キッとジンの父親を睨みつけ、

「私は絶対に認めない!!」


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