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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第3章 スタンピード

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49/88

誤算

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

帝国の軍務大臣の懐刀と呼ばれる三斬の

ライル、ウイン、ウォルは、気配を完全に

消しながらカナ達の戦力分析をしていた。


「どう思う?」

リーダー格のライルが2人の意見を聞いた。


ウインは、

「ま、厄介なのは魔道士だろう。

 アレを攻略できれば、二流の剣士と力任せの

 傭兵と単細胞の魔法剣士だ。」


ウォルも頷きながら、

「同感だが、少し剣士が気になるかな。」


ライルは、2人の意見を聞いた上で、

「判断が鈍るといけない、俺とウィンで剣士を

 叩き、ウォルがレイラ姫を確保する。

 余裕があれば主犯の2人も確保だ。」


三斬は、カナ達一行を待ち伏せして、

先頭のシューを三斬のライルとウィンが

襲った。


「シュー!!」

カナが大声で叫んだ。

 

襲撃が一瞬だった為に、カナが叫ばなければ誰も

気付かなかっただろう。


シューが地面に降り立つと、2つの首が地面に

転がり重傷を負ったウォルが敗走した。


全員がシューに駆け寄った。

カナがシューに声を掛けた。

「シュー、大丈夫なの?」


「面目ない。賊を取り逃しました。」

と、シューはカナに深々と頭を下げた。


「いや、賊ももうこないんじゃないかな

 あんな目にあったんだし(汗)」

と、僕は言った。


            *

 

「ゲホォ、ゲホ。軍務大臣につないでくれ。」

『ウルだ。どうかしたか。』

 

ウォルは息も絶え絶えで、

「ウォルです。ライルとウィンがやられ俺も

 重傷です。

 作戦は失敗です。」

と、ウルに告げた。


『ダメだ!失敗は認めん。相打ちでも倒せ!』

ウォルは返答せず通信を切った。


相打ちって⋯。見た限り剣速が違いすぎる、

我等の剣とは別物の神速の剣だ、微塵の躊躇

もない剣裁きは幾多の戦場を掻い潜ってる

とみていいだろう。


「散るとしても、最大のダメージを与えて

 散るか。」


          *


「宰相!不味いことになりました。

 三斬が全滅するかもしれません。」

 

宰相は、チラッと軍務大臣を見て、

「逃亡とかはやめてくださいね、面倒なんで。

 陛下には伝えておきます。」


宰相は早速、皇帝の部屋に向かった。

コン、コン。

「お休みのところ、申し訳ありません。

 ミンツです。御報告があります。」


皇帝は不機嫌そうな声で、

「入れ。」

と、返答した。 


宰相は頭を下げ、皇帝の私室に入った。


皇帝は宰相を睨みつけ、

「報告とはなんだ!?」


宰相は俯きながら、

「三斬が全滅の可能性があるとのことです。」


皇帝は天を仰いで、

「ぜ、全滅だと?敵は?無傷ということか?

 まさか?

 三斬だぞ?」


「詳細はわかりませぬが、2人が即死、1人が

 重傷を負いましたが、相打ちにしてでもと

 軍務大臣が命じた様です。」


皇帝は頭を抱え、

「阿呆にもほどがある⋯深手を負って

 かなうはずないだろ。」


皇帝は宰相を睨みつけ、

「どうするつもりだ?!この状況」


宰相は目を閉じ、

「帝国最強の面子を呼出します。」


「ま、待て。あいつらは皇帝の椅子を要求する

 んじゃないのか!」


宰相は頷き、

「滅びるよりましでございます。」


「もうよい。出ていけ。」


            *


ウォルは木の上で待ち伏せし、シューに狙いを

定めていた。

あの剣筋は上空に適してないはずだ。

 

シューが、ウォルの間合いに入った瞬間、

ウォルは上空からシューに襲い掛かった。


シューは上空に懐の短刀を投げ、

短刀はウォルの眉間に突き刺さりウォルの

動きを止め、真っ逆さまに落ちてきた

ウォルの頸を撥ねた。


一瞬の出来事で、一緒にいたものには

首無しの死体が落ちてきたようにしか

見えなかった。


 シューは落とした頸を持ち上げて、カナに

見せたが、カナが早く捨てろとジェスチャーを

したので、肩をおとして林の方に放り投げた。


さながら、ねこがネズミを取ってきたけど

飼い主に怒られる様な光景のようだ。


アンリがシューに声を掛けて、

「何だか最近、シューさん狙われてませんか?」

「先頭だからでござろう、拙者を狙っても

 価値はないですから、ハハハ(汗)」



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