秘密と覚悟
(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)
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デュラハンの長の催した宴が終わったその夜、
サラは1人で聖女に祈りを捧げていた、
聖女様、これ以上彼らに隠し事をするのは
難しいです。
打ち明けてはいかがでしょうか?
『サラ、今はその時ではありません。
ただ近づいていることは確かです。』
魔石の件はいかがいたしましょうか?
『魔石は神殿の穢れそのもの⋯取り除くことに
問題はありません。』
そ、それでは聖女さまが⋯。
『前にも言いましたが、継ぐ者に渡すのが
私の使命⋯そろそろ覚悟を決めなさい。』
サラは頸を大きく振り、
め、滅相もない。
私には無理てす。
『帝国の代弁者は、もう私の言葉が全く聞こえ
なくなりました⋯
彼女はもう⋯。』
サラは青ざめて、
ポツリと呟いた。
「彼女もまた魔石に⋯。」
その様子をコッソリ聞いていた、僕とカナは
目を見合わせて、
「彼女が魔石に?」
『サラ、ではまた次の機会に、それまでは
覚悟を固めておきなさい。』
せ、聖女様。
サラはカナ達のいる方向を睨みながら歩いてきた。
「あ、カナ。バレたんじゃないかな。」
ボカン★
「アンタ、騒ぐからよ!」
サラは僕等が隠れていた茂みの前で止まると、
「あなた達⋯。やって良いことと悪い事が
あるわよ。」
カナが立ち上がり、ひたすら平謝りで、
「ゴメンなさい。ゴメンなさい。
姉様、1人で考え込みすぎてるん
じゃないかって心配で⋯。」
サラはため息をついて、
「それで、ジンさんを巻き込んで覗いてたと
いうわけね。」
珍しく、サラの語気が強めだ。
ま、それだけ大事なことをしているのを
僕等が邪魔をしてしまったということ
なんだろう。
カナが項垂れて、
「ご、ゴメンなさい。」
サラが眉間にしわを寄せて、
「いい!カナ。
儀式中を覗くことが何を引き起こす可能性
があるかを理解しなさい。
何度も教えたはずよ。あなたやジンさんの
命を危険に晒すこともあるのよ」
カナは、完全に撃沈状態だ。
そんなカナを見て、サラはため息を一つついて
「仕方ない子ね。」
といってカナを抱きしめた。
なるほど、こうするとカナを手なづけることが
出来るんだな。
次の朝、デュラハンの長がやって来て、
ジンの前にデュラハンが勢揃いして頭を下げてる
「これより我等、ジン様の命に殉ずる覚悟
でございます。」
ジンは目が点になり、
「いや、そんな事言われましても⋯。」
「我等、ジン様の杖に収まり命令あれば、
全力でジン様とカナ様をお救い致します。」
と、いうとデュラハン達が杖の中に吸い込まれて
いった。
ジンは、びっくりして尻もちをついて、
杖をみると杖にはデュラハンの姿が浮き上がって
見えた。
「これは、いったい?」
フォスターが杖を見て、
「帝国の魔道士の中に、魔獣の能力を宿した術士
がいると聞いたことがある、それと
同じ様なものじゃないか?」
「う〜ん。ということは、デュラハンの術が
使える様になったということか。」
と、言いながらジンは杖を眺めていた。
*
クロウは、もぬけの殻になったデュラハンの
アジトに来て唖然としていた。
「な、なぜ誰もいない⋯。」
クロウの脳裏にドラゴンの時の
悪夢が過った。
「ま、魔石だ。魔石はどうなった。」
魔石を置いたところに急いでクロウは向かった。
魔石が置いてあった場所には、魔石の破片が
飛び散っていた。
「ど、どういうことだ?」
クロウは魔石の欠片を手に取って、
魔石の記憶を辿ると、
魔石があの2人にほぼ無抵抗のまま破壊された
様子が映し出された。
「な、なんだ、コレは。こんなことがあるのか?」
クロウは魔石の欠片を握りしめた。
「ま、待て⋯。」
クロウは頭をフル回転させていまの状況を
分析した。
デュラハン失踪→魔石破壊→スタンピード発生せず
→2回目の失敗→基幹国の破滅
「ま、不味い。俺があいつらを止めないと、
俺が基幹国に潰される。」
クロウは青ざめた顔で走り出した。




