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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第3章 スタンピード

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47/87

秘密と覚悟

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

デュラハンの長の催した宴が終わったその夜、

サラは1人で聖女に祈りを捧げていた、


聖女様、これ以上彼らに隠し事をするのは

難しいです。

打ち明けてはいかがでしょうか?


『サラ、今はその時ではありません。

 ただ近づいていることは確かです。』


魔石の件はいかがいたしましょうか?


『魔石は神殿の穢れそのもの⋯取り除くことに

 問題はありません。』


そ、それでは聖女さまが⋯。


『前にも言いましたが、継ぐ者に渡すのが

 私の使命⋯そろそろ覚悟を決めなさい。』


サラは頸を大きく振り、

め、滅相もない。

私には無理てす。


『帝国の代弁者は、もう私の言葉が全く聞こえ

 なくなりました⋯

 彼女はもう⋯。』


サラは青ざめて、

ポツリと呟いた。

「彼女もまた魔石に⋯。」


その様子をコッソリ聞いていた、僕とカナは

目を見合わせて、

「彼女が魔石に?」


『サラ、ではまた次の機会に、それまでは

 覚悟を固めておきなさい。』


せ、聖女様。


サラはカナ達のいる方向を睨みながら歩いてきた。

「あ、カナ。バレたんじゃないかな。」

ボカン★

「アンタ、騒ぐからよ!」


サラは僕等が隠れていた茂みの前で止まると、

「あなた達⋯。やって良いことと悪い事が

 あるわよ。」


カナが立ち上がり、ひたすら平謝りで、

「ゴメンなさい。ゴメンなさい。

 姉様、1人で考え込みすぎてるん

 じゃないかって心配で⋯。」


サラはため息をついて、

「それで、ジンさんを巻き込んで覗いてたと

 いうわけね。」


珍しく、サラの語気が強めだ。

ま、それだけ大事なことをしているのを

僕等が邪魔をしてしまったということ

なんだろう。


カナが項垂れて、

「ご、ゴメンなさい。」


サラが眉間にしわを寄せて、

「いい!カナ。

 儀式中を覗くことが何を引き起こす可能性

 があるかを理解しなさい。

 何度も教えたはずよ。あなたやジンさんの

 命を危険に晒すこともあるのよ」


カナは、完全に撃沈状態だ。

そんなカナを見て、サラはため息を一つついて

「仕方ない子ね。」

といってカナを抱きしめた。


なるほど、こうするとカナを手なづけることが

出来るんだな。


次の朝、デュラハンの長がやって来て、

ジンの前にデュラハンが勢揃いして頭を下げてる

「これより我等、ジン様の命に殉ずる覚悟

 でございます。」


ジンは目が点になり、

「いや、そんな事言われましても⋯。」

「我等、ジン様の杖に収まり命令あれば、

 全力でジン様とカナ様をお救い致します。」


と、いうとデュラハン達が杖の中に吸い込まれて

いった。


ジンは、びっくりして尻もちをついて、

杖をみると杖にはデュラハンの姿が浮き上がって

見えた。

 

「これは、いったい?」


フォスターが杖を見て、

「帝国の魔道士の中に、魔獣の能力を宿した術士

 がいると聞いたことがある、それと

 同じ様なものじゃないか?」


「う〜ん。ということは、デュラハンの術が

 使える様になったということか。」

と、言いながらジンは杖を眺めていた。


           *


クロウは、もぬけの殻になったデュラハンの

アジトに来て唖然としていた。

「な、なぜ誰もいない⋯。」


クロウの脳裏にドラゴンの時の

悪夢が過(よぎ)った。


「ま、魔石だ。魔石はどうなった。」

魔石を置いたところに急いでクロウは向かった。


魔石が置いてあった場所には、魔石の破片が

飛び散っていた。

「ど、どういうことだ?」


クロウは魔石の欠片を手に取って、

魔石の記憶を辿ると、

魔石があの2人にほぼ無抵抗のまま破壊された

様子が映し出された。


「な、なんだ、コレは。こんなことがあるのか?」

クロウは魔石の欠片を握りしめた。


「ま、待て⋯。」

クロウは頭をフル回転させていまの状況を

分析した。

 

デュラハン失踪→魔石破壊→スタンピード発生せず

→2回目の失敗→基幹国の破滅


「ま、不味い。俺があいつらを止めないと、

 俺が基幹国に潰される。」


クロウは青ざめた顔で走り出した。


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