死を司る者
(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)
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カナ達は、一時の休息を取るために、
野営して、交替で仮眠を取ることにした。
サラの話では、今度は3日後に北東方向から
スタンピードが発生するという話だ。
また、カナ達はどんなモンスターがスタンピード
を起こすか分かっていなかった。
サラがカナの隣で、
「カナ?起きてる?」
カナが眠そうに答えた。
「何?姉様。」
「今度のスタンピードのモンスターは、
デュラハンといって、死を司るモンスターよ。
気をつけてね。」
カナが親指を突き立てて、
「大丈夫。まかせといて。」
と言ってすぐに寝てしまった。
サラはカナの寝息を聞きながら、
「やっぱり心配ね。」
*
深夜に神殿の教皇に呼び出された、帝国皇帝は
不愉快そうな顔で教皇の部屋をノックしていた。
コン、コン。
「入りたまえ。」
入りたまえ?皇帝の私に無礼極まりないな、
立ち場が逆転したら真っ先に、
処分してやる。
「夜分、恐れ入ります。
火急の御要件があると伺いましたが?」
と、皇帝は、低姿勢に頭を下げた。
「スタンピード用に貸し出した、魔石が一つ
破損した様だ。」
その言葉を聞いて、皇帝はイラッとし、
こめかみがピクッとなった。
気持ちを抑えながら、
「最初のスタンピードは発生した報告を
受けてます、当然破損するのではないですか?」
と、微笑を浮べながら言った。
「私もね、最初は君と同じ意見だったよ。」
教皇の肩に乗る二匹の鷲が、
得意そうに、頸を振っていた。
「しかしね、エクイニアは無傷、それ以南に
おいては全く影響なしだ。
どういうことかな?」
皇帝は固まり、歯ぎしりをして
「さ、早急に確認し、対処します。」
教皇はため息をつき、
「魔石の重要性は、分かってますよね?
若いからと言って、容赦されるのは数ヶ月です、
帝国の代わりなどいくらでもありますからね?」
と言って皇帝に背を向けた。
皇帝は、頭を深く下げ
「し、失礼します。」
と言って教皇の部屋を出ると通信機で緊急回線を
開き、
「緊急招集だ!!今すぐ集まれ!」
皇帝は謁見の間に入ると、怒鳴り散らした。
「バカモノども!!私にどれだけの恥を
かかせるのだ!!」
帝国宰相が、頸を振りながら
「基幹国に任せておいたと思うが、腹を切る準備
はできているのか?」
基幹国の国王達は頭を床に擦りつけるようにして、
「た、直ちに調査致します。」
「無用だ!!」
皇帝が烈火の如く怒り、基幹国の国王の1人の
襟首を掴み、
「次で確実に潰せ!潰せなければ、次は基幹国
全てを潰す。帝国があれば全て再建可能
だからな。」
基幹国の国王達は、クモの子を散らすように
謁見の間から出て行った。
基幹国の王達はすぐに、スタンピードの責任者
であるクロウを呼び出した。
クロウは、バツが悪そうな顔をしていた。
「あ〜⋯。スタンピードがうまく行かなかった
件ですよね。
次は大丈夫だと思います⋯魔石の中に入れる
奴らがいると思わなかったので。」
と言って頭を下げた。
基幹国の王達は、クロウを囲み
「だと思う。ではダメだ。確実に仕留めろ。
失敗は基幹国の死を意味する。
今回は自ら出るのだ、魔物に任せるな!」
基幹国の王達はそれだけ告げると、
各々の国へ帰って行った。
クロウはため息をつき、
「好き放題言ってくれるよな。
デュラハンは確実に仕留めてくれるさ。
奴の後始末の方が難しいの分かってないな。」
と言って魔の谷の方へ戻って行った。
サラが小瓶を全員に配っていた。
「これを必ず武器に振りかけるのと、
万が一、襲われた場合に、小瓶毎魔物に
ぶつけて下さい。」
僕は小瓶を眺めながら、
「これって何が入っているんですか?」
サラはにっこり笑って、
「聖女様の聖水です。」
と言った。
聖水って⋯ただの水だよな。
おまじないってことか?
杖に水って平気なのかな?
僕が躊躇しているとカナが上から
聖水を振りかけた。
「ハハハ。かけてやったわ、有り難く思いなさい。」
ん?なんだろう。
何かに守られている感じがする。
これはカナにも必要なんじゃないか。
僕はすくっと立ち上がり、カナに聖水を
振りかけた。
「このっ!」
バコン★
カナは凄く怒ったけど、サラさんは
頭を下げて、小声で
『ありがとう』
って言ってくれた。




