魔の谷
(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)
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カナは出発する気満々だったが、
僕とフォスターが待ったをかけた。
ちょっと休憩したいのと、状況があまりに
わからない不安感からストップをかけた。
僕は、ミーを呼んで、状況を確認しようとした。
小声で周りに聞こえないように、ミーに
確認した。
「ミー、ここにいたんだろ。状況を教えてよ。」
ミーは腕組みをして、
「ミルさんから連絡が来て、レインさんが膝から
崩れて⋯それからサラさんとアンリさんも
行くって言い出して大騒ぎになってましたね。」
なるほどな、ミルが余計な連絡するから
いろんな人が旅支度しているわけだ。
「魔の谷については?」
ミーは難しい顔をして、
「なんか、みたことない魔獣で、忌避剤が役に
立たないって言ってましたね。」
フォスターが難しい顔をして、
「忌避剤が⋯か。」
僕は首を傾げて、
「忌避剤ってそんなにこうかあるの?」
「生体であれば、たいがいは効くと聞いたこと
がある。或いは、ガードできる術がかけられて
いるのかもしれん。」
「ミー、みたことない魔獣ってどんな姿とか
わからないの?
空を飛んで火を吐く、でっかいトカゲと
いわれてもピンときませんよね?」
ん?空を飛んで火を吐くって⋯しかも
でかいトカゲって⋯ドラゴン⋯まさか。
「あのさ、まさか。ドラゴンじゃないよね(汗)」
「あ〜!なるほど、言われてみれば
そうですね。流石、ジン様。」
僕は頸を振って、
「無理無理。ドラゴンなんかに勝てるわけないよ、
僕は行かない。絶対に死ぬよ。」
フォスターは腕組みをして、
「お前の知ってるドラゴンとはそんなに
強いのか?」
僕は激しく瞬きをして、
「ここでは違うの?」
フォスターは頷いて、
「ドラゴンにはあったことはないが、
中級魔道士クラスより劣るとされている。」
う〜ん、あまり信用はできないが、
行っても大丈夫かな。
「じゃ、平気かな。」
そういえば、僕ってどのくらいの強さなんだろう
中級ぐらいにはなれたのかな?
僕等は、準備を終えて、北の城門から魔の谷に
向けて出発することになった。
レインに、
「じゃ、行ってくるね。」
というと、レインは、
「私も行きたかったです。」
と、恨み節を僕に伝えてきた。
北の城門からしばらく歩くと、
確かに遠くの方にドラゴンらしきやつらが、
飛び回っている姿が見て取れる。
ほんとにあんな奴らと渡り合えるんだろうか?
「ここ、魔獣が多いようですね?」
僕の隣にいたサラがポツリと呟いた。
僕は驚いて、
「わかるんですか?」
「私、目が見えない分生き物の気配を感じる
能力が高まったみたいで。
形も朧気にわかります。」
人は分かりにくいが魔獣はわかるんだな、
これも特殊能力か。
フォスターが欠伸しながら、
「しかし、俺達ってカナとジン頼みじゃないか?」
と僕を、見ながら言ったので、
僕は頸を振って、
「攻撃で言えばシューやボルトさんはかなり
協力だし、回復系が多いのは
僕は大歓迎だよ。」
と、やんわりにフォスターの言い分を否定した。
前方から突如ケモノが走ってきた。
ライオンの頭、ヤギの胴体、ヘビの尾⋯
キマイラだ。
嘘だろ?キマイラってかなりボスキャラ的な
やつじゃないか。
火を吐くって聞いたことがある。
「み、みんな。僕の後ろに。」
と言ってカナが僕のところに来たときに、
小声で、
「キマイラが炎に包まれたら、背後から
攻撃して。」
キマイラが炎を吐く瞬間を狙って僕は風を
杖から放出した。
キマイラの炎がキマイラの全身を包み
キマイラがパニックになったところを
カナが魔法剣で切り裂いた。
「ふぅ。何とかなったね。」
と、僕が汗を拭っていると、
アンリが僕の後方を指差して、パクパクしている。
黒衣の男が、空中に漂って僕を睨んでいる。
「ここから、去るが良い。この先には
手のつけられない魔獣が
ウヨウヨいる。」
僕はエクイニアを指差し、
「街には人がいます、
魔獣から守らないといけないんです。」
「聞いてないのか!?魔の谷以南の人民は、
魔獣の餌となるということを
帝国議会と神殿評議会で決定した。
数時間後にスタンピードが発生する。」
と、黒衣の男はニヤリと笑って上空に舞い
上がった。
カナが、黒衣の男を指差し、
「私達がそんな事させないわ!」
「やってみるがいい。自分等の無能さを露呈
するだけだ。ハハハ!」
そういうと黒衣の男は消えた。




