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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第2章 衛生国

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36/87

エクイニアの動揺

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

エクイニアの玉座では、エクイニア王が

苛々しながらソルからの報告をひたすら

待っていた。


「まだなのか!帝国の使者をお待たせしている

 のだぞ!」

王は焦りを滲ませていた。


衛兵が書簡を側近に渡しに来た。

「なんだ、これは?」

「商人がリミニアの偉い人に頼まれたって

 いうので

 ⋯私には手の余るものと思いまして。」


側近が、書簡に目を通すと慌てて、国王に

駆け寄った。

「た、大変です。ソルが捕虜になった様です。」


国王が、書状を側近から奪いとると、

『⋯捕虜を解放して欲しくば、武装放棄、

 奴隷の解放、王城の明渡しをせよ』

国王は、書状を握り潰し、

「つまり、無条件降伏をしろと言ってきたのか!」


国王の隣に座っていた男が立ち上がり、

「ここが戦場になるのでしたら、私は

 帰らさせていただきます。」

と、謁見の間を立ち去ろうとしていた。


「ま、待って下さい。すぐに鎮めますので、

 大丈夫です。」


クスクス。

小声でくちを押さえて笑い、

「前線部隊司令の時もそうおしゃってました

 よね?

 全く、信用に値しません。

 基幹国の方で見てますから、終わったら

 連絡してください。」


           *


「ミル殿、あの様な脅しに乗って来ますか?」

ボルトはミルが送った、書状について反応を

気にしていた。


「あ、あれ?あれはどうでもいいんだよ。

 当たればいいし、当たんなくても、

 この人の使い方は別に考えてるし。」


テンプが欠伸をしながら、

「だいたいあんなのに挑発されるなら、

 先が知れてるだろ?ま、普通は無視されるよ。」

と、吐き捨てた。


レインが退屈そうにしているカナに、

「退屈そうですね。カナさん?」

「そりゃ、退屈よね?みんなが寄って集って

 わたしがエクイニアに行くのを止めるん

 だから。」

と、カナが愚痴を溢(こぼ)した。


フォスターが慌てて、エクイニアの大群が

リミニアに向かって来ているぞ。


ミルが首を傾げて、

「そんなに前線部隊司令って重要なんで

 しょうか?」

と、ソルに聞くと

「王に判断力がないからだ⋯、私がついていれば、

 こんなことにはならん。」


「ハハハ。あなた、参謀も兼ねてるんですね、

 だめですよ、参謀が前線なんか出ちゃ。」


カナは立ち上がって、

「もう、行っていいんだな、ミル?」

「はい、しっかり攻め落としてください。」


事の発端は、カナが捕虜をどうするんだと

言い出したことにあった。

サラに言い聞かされたのが、気に入らなかった

のか矛先が僕とミルに向いて、

 

ミルが

「取り敢えず、脅して相手の動きを

 見ましょう。」


で、運が良ければ全軍出動してもぬけの殻に

なるからそこをやっつけようという話になった。


本当に、もぬけの殻になるなんて思わなかった。

カナがレインと一緒にやって来た。


カナが合流するなり、僕の首を掴み

「サラ姉さんに手を出してないでしょうね?」

僕は頸を横に激しく振り、

「ない、ない。あり得ないよ。」


「じゃ、行くわよ。」

と言って先陣をきってエクイニア国の城門に

向けて走って行ってしまった。


カナは城門の前で立ち尽くしていた。

僕の方を見て、寂しそうに

「しまってるわ。」

と言った。


僕は苦笑いで、

「そりゃ、閉まってるでしょ。」

僕はシューさんを見ると、シューさんは

木製の門を触り、軽くトントンと叩くと、

「思ってたほど、厚くないでござるな。」


「いけそう?」


「はい。少し離れていてくだされ。」


シューは、助走をつけて門の真ん中の辺りまで、

飛び上がると、剣を素早く抜くと

門をバラバラに切り裂いた。


パチパチ。

レインは、シューの剣裁きを賞賛した。

「流石ですね、シューさん。ね、カナさん?」


「シューなら、これぐらい当然でしょ。」

一緒にいた、アンリはまだ足が震えていた。

城門の中にいた衛兵は、シューの

眼力(めぢから)により既に立ち去っていた。


僕等は、エクイニアの城下街に入って行くなり、

奴隷の人達の酷い扱いを目のあたりにするの

だった。


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