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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第2章 衛生国

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34/87

捕虜

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

カナは難しい顔をして、

敵の機影を見ていた。

 

「VTOLは武器が付いてないからな、すぐに

 落とされちまうな。」

と、テンプがボヤいていた。


ミルが僕のとこに来て、

「なんかアイデアないの?」

「なくもないけど。」


カナが僕の襟首を締め上げて、

「つまんないアイデアだったら締め上げるわよ。」


既に締め上げてるのでは?

「あ〜。航空機ってバランスとるの難しい

 んだよね、だから下から竜巻起こせば落ちる

 かなって。」

 

僕が喋り終えると、テンプが僕を見て

「お前、その通りだ!

 そっか、落とせばいいんだ、そうだな。」


僕の合図と共にボルトが奴隷兵士達と

墜落した機体を急襲することなった。


ボルト達から確認の合図が来た。

僕は杖を上空にかざし、円を描く様に杖を回し

風を起こすと魔力を杖から注入し、

エクイニア軍の機体の方に竜巻を飛ばした。


竜巻が固定されたところで更に魔力を注入し、

巨大竜巻を発生させた。


         *


「な、なにが起きた!」

「だ、ダメです、全く舵が効きません。」

操舵士はお手上げ状態だ。


ソルはふと外の景色を見ると、

機体の真下に巨大な竜巻が発生していて

今にも機体を飲み込もうとしていた。


バキバキ。

「主翼が大破!堕ちます!」

竜巻により機体の主翼は大破し、墜落して行った。


墜落した様子を見てジンは、魔力の注入を止め、

ボルト達に合図を送った。


ボルト達は墜落した機体を急襲し、全員を縛り

上げて、リミニアの城門の方に連行している姿が、

騎士団詰所から良く見えた。


「カナ、上手くいって良かったね。」

「ふん。

 ちょっと上手くいったからって図に乗らない

 ようにね。」


あれ?喜ぶと思ったんだけど何か不味かったかな?


連行されたエクイニアの兵士は、騎士団詰所まで

来ていた。

ボルトがカナの前で跪き、

「カナ様、この者たちいかがいたしましょうか?」

カナが凄い目で僕を見てきた。


あ〜、捕まえた後⋯考えてなかったな。

僕は笑って誤魔化すしかなかった。

「ハハハ。」

パシン★


カナが僕を叩くと、カナが捕らえられた兵士たちを

確認していた。

すると、首輪をしていた女の子に向けて走って

行った。


カナが硬直して、首輪をしている女の子を

見ている。


「あ⋯。何か?私また不手際をしてしまい

 ましたか?」

と、女の子はオドオドしながら、謝ってる。


僕が誤解を解こうと2人に近づこうとしたら、

カナが女の子を抱きしめて、


「サラ姉さん、会いたかった。

 ごめんね、こんな目に合わせて。」

と泣きながら謝っていた。


「その声⋯。カナ?カナなの。」

「そう。サラ姉さん。」


良かった。2人は知り合いだったんだ。


「ごめんね。目が見えなくなっちゃって、

 気が付かなかったけど。

 ちょっと、逞しくなったかしら?」

と、サラは、笑ってカナに話し掛けた。


しかし、カナは手が震え、怒りに満ちているのが

僕にもわかる。


「サラ姉さん、誰にやられたんですか。

 私、仕返ししますから、教えて下さい。」

と、カナが更にぐいと迫った。


「カナ。私が悪いんだから大丈夫なのよ。

 仕返しなんて必要ないわ。」

と、サラがカナを宥めた。


ミルがソルの目の前に座り、ニヤニヤしながら

ソルに話し掛けた。

「大丈夫ですか?さっきから目が泳いでますけど

 何か不都合なことありましたか?」


ソルは段々顔が青ざめ、小声でミルに訴えた。

「お、お前らは奴隷じゃないだろ、

 奴隷に何したって咎められるのは

 おかしいだろ?」


ミルは腕の刻印を見せ、

「これなんだかわかりますか?

 僕はカナには逆らえません。

 あなた、何したんですか?」

ミルは静かに逃げ場を消す様に追い詰めた。


「食事に出したコーヒーが熱かったから罰を

 与える様に命じた⋯失明するまでやれ、

 なんていってない。」

と、騎士団詰所にソルの言い訳が虚しく響いた。


カナがソルにゆっくり近づいてきて、

「そんな事で、サラ姉さんの綺麗な目を

 奪ったんだな。

 許せない、同等以上の苦しみを味あわせてやる。」

と、ソルの襟首を掴んで言った。


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