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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第2章 衛生国

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31/89

奴隷兵士との出会い

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

「ジン!意識をしっかり持て!」

フォスターが必死に回復術をかけているが、

ジンはぐったりしている。


「糞っ!ジン、このままカナに会えなくて

 いいのか!」

 

ジンは薄目で、

「岩に潰されて血がたくさん出るところ見たんだ

 すぐに助けようとしたんだ、

 でもできなかった。もういいんだ。」


メリ。

カナの拳がジンの側頭部を捉えた。

 

「カ、カナ。」

ジンの目から涙がボロボロ流れて、

カナに抱きついた。

「本物だよね。良かった。見間違いだったんだ。」


「私に無断で死のうとするな、いなくなっても

 死ぬまで探せ!」

と、カナが涙目で言った。


フォスターが安心した顔で回復術を掛け、

次第にジンの顔色が改善していった。


「あ〜。疲れた。」

フォスターは大の字になって、空を見上げた。


           *


「姉さん、これって意味あるのか?」

「いいから、アンタは言われた通りにしなさい!」

奴隷兵士のボルトとアンリが城門の前で言い合い

をしていた。


           *


シューが、カナの前で跪き、

「カナ様を助けられなく申し訳ありません。

 拙者に罰を、お与えください。」


カナは笑って、

「聞いたわよ。テンプを助けたんでしょ?

 それは、私を助けたことになるわ

 大手柄よ。」


シューは泣きながら、白い布袋を差し出した。

「身に余る光栄。拙者には、これしかできません

 でした。」


カナは首を傾げて、

「なにこれ?」

と、布袋の結び目を解(ほど)くと

領主の生首が、出現した。


「ひっ、な、生首〜!!」

カナが悲鳴を上げて、生首をシューに突き返した。


「ど、どうなされました?」

シューが慌ててカナに聞いた。

 

「どうしたじゃないわよ!あんなもん、

 持ってくるんじゃないわよ、

 さっさと埋葬しなさい、あ〜あ、気持ち悪い。」

と、カナは青ざめていた。


僕とカナとテンプとミルは騎士団詰所で

しばらく休むことにした。

 

シューは、周囲を見廻ってくると言っていた。

「ま、そう簡単に攻めては⋯。」


シューの目に不審な男女二人組が揉め合っている

姿が映った。

う〜ん、姿から見て貴族や騎士団ではない⋯

あんな所で何をしているんでごさろう。


シューは、ミルから渡された通信機のボタンを

押した。

「シューでござる。不審な、二人組がいるので

 ちょっと確認して欲しいでござる。

 手の空いてる方で構いませぬ。」


『私、暇だから行く〜。』

とカナが声を上げて行ってしまった。

 

「イヤイヤ、カナ様に来て頂くほどのことでは。」

 

『シューさん、カナがもう行っちゃったから、

 怪我人出ないように見張っといて。』

プチ。


フォスターがボソリと呟いた。

「その組み合わせって、止めるやついなく

 ねーか?」


ミルは、ニヤリと笑って、

「そう思うなら見てきて下さい。」


フォスターはため息をついて、

「分かったよ。」

と言って歩き出した。


カナはシューを見つけると、走ってシューのところ

まで行った。

 

シューは苦笑いで、

「わざわざ、カナ様が来るまでもなかった

 のですが、あの2人です。」

と、シューが指差す先にいたのは、


「う〜ん。でかい方は奴隷兵士ね。

 小さい方⋯何処かで見たような気がする⋯

 あ!市場で魔物の餌になりかけた子だ。

 ちょっと、雰囲気が違うけど(汗)」


「何してるか聞いてみよう。」

シューが慌てて、カナを止めようとしたが、

「か、カナ様。危険です。」

「大丈夫、大丈夫。」

と言って、小走りで行ってしまった。


「ねー。何してるの?」

突然声を掛けられビクッとなり、大男の方が

ウォーハンマーを振りかざしたので、シューが

咄嗟にカナの前に出て剣を抜いた。


パシン★

「カナ様になんてことをするのボケナス。」


小さい女の方が、土下座して

「カナ様、無作法の弟をお許し下さい、

 力しか脳がなくて。」

と、ペコペコ謝った。


カナは笑って、

「全然構わないけど、こんなところでなに

 やってんの?」

と、聞くと、


「本当は、王城の一戦に加勢しようと思ったの

 ですが、このボケナスが手間どってしまい、

 間に合わなかったので、貴族達の攻撃を

 見張ってました。」

 

「姉さんの支度が長かっただけだろ。」

「お前の武器の手入れの方が長いだろ!」

っと、兄弟喧嘩が始まった。


「面白い奴らね。私達のところに来なよ、

 みんなに紹介してあげる。」


シューはカナに頭を下げ、

「拙者はもう少し見回りを致します。」


「わかったわ。2人は来て、みんながいるのは

 あっちよ」

と、カナは騎士団詰所の方向を指差して言った。



 

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