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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第2章 衛生国

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街外れの宿屋

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

結界は破壊され、残ったのはあばら家と酔いどれ剣士

だけだった。


さっきから酔いどれ剣士は、カナに向かって

正座して深く頭をさげたまま動かない。


「ね、カナどうするの?」

と、僕が小声で聞くと、

「どうするもないわよ。気持ち悪いから

 行きましょ。」


カナは僕の手を引っ張って、その場から離れよう

としたが、道が分かれていた。

「あ〜。どっちに行ってもダメですよ。」


後ろから酔いどれ剣士の声がした。

「これは幻術を使う魔獣の仕業ですから。」


酔いどれ剣士が、持っていた剣を抜いた瞬間

僕とカナの間から血の塊みたいな物が

でてきて、地面に落ちた。


目の前には、遠くの方に城と、その手前には街が

見えた。

「酔いどれ剣士さん、なんで分かったんですか?」

酔いどれ剣士は、額を指差し


僕とカナが額を見ると、いきなり血眼の目が

現れた。

「うっわ!」

僕は思わす後ろに倒れてしまった。


「魔眼だ。隠れている魔獣や魔獣の弱点が

 わかるから便利なんだ。友達はいなくなるがな。」


酔いどれ剣士は跪(ひざまず)いで、

「カナ様、どうか私めを家来にお加え下さい。」


カナは、なんだか悩んでいた。

全く、どうしていつも二人っきりに

なれないのかしら?


いつもこうやって邪魔者が、やって来る。

でもこの先、コイツだけじゃこころもとないわよね。


「じゃ、いいわ。あんたは6号になるのかしら?」

「はっ。私以外に5人いるということですね。」

「1人は目の前にいるでしょ。」

と、カナがぶっきらぼうに言った。


僕は苦笑いして、会釈した。

「な、私はてっきり御夫婦かと思っておりました。」


「ハハハ。酔いどれ剣士さん、冗談キツイな。

 僕なんかじゃ務まらないよ。」

と、僕が笑って答えると

 

カナが凄い形相で、

「私の何が悪いっていうの!?アンタは!」

と締め上げられた。


「アンタもつまんないこと言うんじゃない!」

と酔いどれ剣士を指差して言った。


僕は、喉を押さえながら、酔いどれ剣士に尋ねた。

「そういえば、酔いどれ剣士さん名前は?」

「申し遅れました。私、シューと申します。

 大好きなものは酒です。」


僕とカナは声を揃えて、

「それはもう知ってる。」

と言った。


三人で、暫く歩いていると街外れの寂れた宿屋が

目に入った。

入ると老女が1人いた、店の主人だろう。

 

シューが気を利かせて、

「部屋は空いているか、婆さん。」

「空いているが、あんたら金はあるんだろうね?」


「金? カナ様あります?」

カナはいきなり振られて、不機嫌そうに、

「アンタないの?」


あ〜、ボトミニア出る時魔獣の皮とか肉とか

金に替えたな。

「これ使えます?」

と言ってシューに渡した。


宿屋の店主はびっくりして、

直ぐに部屋を用意し始めた。


あとから聞くと持っていたのは帝国通貨で

この辺では貴族階級しか持ってないらしい。

お釣りが出せないと言っていたので、いらない

と言ったら、食事がかなり豪華なものになった。


食事をしながら、僕達は明日からの予定を

相談していた。

「カナ様、差し当たってなにからしますか?」


カナは悩みながら、

「どうせやるなら、苦しい人達を助けたいわ。」

宿屋の主人が料理を持って来ながら、

「あんたら、なにやらかすんだい?

 変なことはやめておくれよ。」


「お婆さん、困ってることない?」

宿屋の主人は、

「私なんかより、あれはやめた方がいいと

 思うよ。奴隷とはいえね、子どもたちがあんな

 風に扱われるのは胸が痛むよ。」


次の瞬間カナの目の色が変わった。

「ジン。明日、街を見廻るわよ、私たちが

 何したって言うの、上流階級の奴ら、

 今に見てなさいよ。」


もう、カナは止められないな。

あまり大事になりませんように。

と、僕は祈らずにはいられなかった。


部屋に戻ろうとすると、シューから

「カナ様とジン殿はあちらだそうです。」

と言って、シューは部屋に鍵をかけて開けて

くれなかった。


僕とカナは仕方なく部屋に入った。

僕は、カバンから手錠を出して手錠をはめよう

としたら、カナが


「ジン。もうしなくていいけど、

 そっちの端で寝てね。」


なるほど⋯信頼してもらえたのかな?


次の朝、カナが目の前にいた。

僕は気づかないふりをして再び寝ることにした。

カナって寝相悪いよな。

だからフォスターに誤解されるんだよな。

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