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最大級の下剋上〜HKの叫び〜  作者: 礫(レキ)
第1章 最底辺〜ボトミニア国〜

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18/87

初ボス対決

挿絵(By みてみん)

(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)

【毎日午前中定期更新】


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

カツ、カツ。

「カール!カールは、いるか!」

髪の長い、凛とした目つきで騎士団庁舎内を

大声出して叫んでいるが、誰も声を掛けない。


それには、とある理由があった。

彼女は第5王女で帝国への輿入れが決まって

いるためタダでさえ気性が荒いのに

今は最悪だという評判だ。

 

部隊長のカールは深々と頭を下げ、

「これは、レイラ様ご機嫌麗しく…。」

「機嫌がいいように見えるのか貴様には!」


「いえ?いつもの冗談でございます。」


レイラは舌打ちをして、

「チッ。そんなことよりあの山はなんで昨日から

 火事を起こしている!?」


カールは頸を振って、あれは火事ではなく

魔獣の討伐部隊の戦闘です。


レイラは疑いの目つきで、

「魔獣の討伐?何体討伐した!?」


「今朝が120でその前までが38ですから

 158ですね」

と、平常を装って報告した。


「どうしたんだ、それほど討伐したことなんか

 ないだろう!?」


「新しく雇いました。」


「分かった。帰還したら、私のところにすぐに

 来るように伝えろ。」

そう言ってレイラは去って行った。


「部隊長、王女はなんと?」

カールは、腕組みをして

「おもちゃが欲しいらしい。」

「おもちゃですか?」


カールは、頷いて、

「もう少しで、帰ってくるからな。」


           *


藪の中から、ジン達は丘の上に陣取っている、

魔獣を偵察していた。

カナが小声で、

「また、オーガじゃない。私は嫌よ!

 あいつ頑丈過ぎなんだもん。」


フォスターがボスの取り巻きの魔獣を指差し、

「それより、人狼がいるな…奴らのほう

 が厄介だな。」

と言った。


「でも⋯倒さないと帰れないんで、やるしか

 ないんです。」

と、レインが腕組みしながら言った。


「なぁ、ジン。何かいい作戦あるのか?」

「そんなのないよ。ただ正面から真正直に

 行ったら無理だろうけど⋯」


ここの丘って枯れ木や枯れ草が多いな、

火事になったら大変そう⋯。


「よし、カナ行こう!」

カナが僕の頸を締め上げて、

「お前、こんなとこ、どうやって⋯。」


僕は耳打ちして、作戦内容を伝えたがカナは

耳も含めて顔が真っ赤だ。

具合が悪いのかな?

「カナ?わかった?」

「わかってる。」


大丈夫かな?僕は杖を回して巨大な円形の

炎の輪を作った。

 

炎は枯れ草に燃え移り、ボスオーガのいる風下

へ勢い良く燃え広がって行った


「カナ、煙に紛れて進もう。」

カナは、ぼーっとしている。

やっぱり体調悪いのかな?


「少し休む?」

その言葉を聞いた、フォスターが焦りながら

小声で、

「休んでいる暇なんかねーだろ!」

と言ってきたが、片手で『いいから』と

合図した。


「え?」

カナが夢から醒めた様な顔で僕を見た。

「あー!行かないと。早くしろ、ジン。」


僕は、フォスターと顔を見合わせ、

そして肩をすくめた。


勢い良く出て行った、カナを3人で追って行った。

僕は四方に炎を撃ちながら、前に進んだ。


「ジン⋯熱い。」

カナが、肩で息をしながら、ジンに訴えた。

「いや、それは我慢してよ。」


オーガのボスの直前まで来たが、

オーガのボスと取り巻きの人狼も微動だに

していない。


レインが立ち上がり、

「人狼はお任せ下さい、オーガをよろしく

 お願いします。」


珍しく、レインが勇敢に立ち上がって敵に

立ち向かって行った。


僕は感心して、

「レインはやっぱり騎士だね、勇敢なんだね。」

 

フォスターは頸を振って、

「あんなのに騙されるな、

 騎士にとって人狼は最も扱いやすい魔獣だ。

 騎士が持つ武器は銀製だからな。

 人狼に最も効果的だ。」


今回は、どうやってオーガを倒す⋯。

「た、たすけて〜。ジン!」


考える前に、カナが捕まっていた。

何やってんだよ⋯ん?笑ってる、なんかあるのか?


カナがここに打てとシグナルを送っている。

僕は迷わず炎を一直線にカナに打ち込んだ。


カナは剣で受け取りオーガの腹部に剣を刺し

体内で最大出力の魔力で腹部から脳天に向けて

剣を振るった。


オーガの断末魔とともに、オーガは倒れた。

レインは半泣きで人狼を倒したみたいだ。


どうも、あの人狼は特殊能力で銀製の武器に耐性

があったみたいで四苦八苦しながら人狼の頸を

切断することで人狼を倒したみたいだ。


「こ、怖かったです。カナさん!」

と言ってカナに抱きついた。


やっとこれで帰れるのかな?

 




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