重傷
(CHAT GPTにより生成したAI画像です。)
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僕等は倒したオークの肉を、美味しく頂いていた。
最初はカナが、『食べたら、オークになる』
と騒いでいたが、僕とレインが美味しそうに
食べると、『だ、大丈夫なの?』という感じで
聞いてきたので、欠片をあげたら、
『美味しい!』と言ってたくさん食べてくれた。
「なんだか、眠くなってきたわ。
ジン、見張りよろしくね。」
と言って、カナは速攻で寝てしまった。
振り向くと、レインも大の字で寝ていた。
騎士ってこれで大丈夫なのかなと思いながら、
厚手の布をかけておいた。
僕は火が消えないように薪を用意して、
火の番をしていた。
カナと一緒に寝てたはずのミーが起きてきて、
僕を見て言った。
「ジン様って変わりましたね。」
僕は首を傾げて、
「そうかな?」
と言って火に薪を焚べた。
「以前は、人のために火の番なんかしようなんて
ありえませんからね、しかも自発的です。」
と、ミーが大真面目にいうから、僕は思わす
吹き出してしまった。
「僕ってよっぽど、酷かったみたいな言い方
だね。」
ミーは俯いて、
「私の責任でもあります。旦那様や奥様に
顔向け出来ません。」
「あっちは、あっちで適当にやっているんだから
いいんだよ。」
と、僕は笑った。
「でも、真人間にして下さったのはカナ様です。
感謝しかありません。」
ミーは寝ているカナに深々と頭を下げた。
あれなんだろ?夜で暗いのはわかるが、暗闇より
更に暗いものが⋯。
ま、まさか。あれがオーガ。
かなり、デカい。
みんなまた寝てるし、起こしても混乱するだけ
かもしれない。
う〜ん。どこかに行ってくれないかな。
ピカ✧
あ、目があった。
不味いな。戦うしかないのかな?
僕がオドオドしていると、オーガの目線は
カナ達に向いた。
ま、まさか。
無防備な方から狙うのか?
取り敢えず、僕の方に目を向けさせないと
いけない。
僕は杖から炎を出し、オーガに発したが、
あまりにスピードが遅すぎて簡単に
避けられてしまった。
しかし、警戒させるには十分だったみたいだ。
少しずつ、オーガは森の奥へと後退りしていった。
その時に、カナとレインが起き上がり始めた。
「なになに!?うるさくて寝れないわよ!」
とカナが大声をだしたことがオーガを刺激し、
持っていた大木の切れ端をカナに向かって投げた。
ま、不味い!炎を出している暇はない。
僕は咄嗟に、カナの前に飛び出し杖から最大限の
炎で大木を焼き切ろうとしたが間に合わず、
大木に貫かれた。
ゴホゴホ。
ジンは、カナの前で大量の血を吐いた。
「あ、ゴメン。怪我⋯なかった⋯。」
パタ。
ジンはカナの目の前で倒れてしまった。
「や、やめてよ。嘘でしょ!
誰か助けて、ジンが死んじゃう、
レイン!何とかして!」
カナが泣きながら周りに助けを求めた。
「あ⋯すみません。私回復系できないんです。
テンプさんに病院行って病院に運んでもらい
ましょう。」
と頭を下げながら、テンプに連絡を取り始めた。
「そんなポンコツじゃ、着く前にジンが
死んじゃう!」
『はいはい、聞こえた⋯。確かにカナの言う通り
だが他に手がないならそうせざるを得ないぞ?
死ぬのを待つのは辛いぜ。』
と、通信機から聞こえたテンプの声は、
カナを絶望に落とすのに十分だった。
「な、なんで、私なんか助けたのよ。」
カナがジンを抱きしめて泣き始めた。
「ジンが死ぬなら私も死ぬわ⋯。
無理だもん、ジンがいない世界なんか。」
レインは頭を抱えて、ミーを見た。
「なんとかなりません?」
ミーは頸を振って
「なるんだったらやってますよ…ジン様、
死んじゃダメです。」
ガサガサ。
背が高い白い服の男がニヤけた顔で森の奥から
出てきた。
「なんか、大騒ぎしてるね。なんかあったの?」
カナは目を真っ赤にして激怒した。
「こいつが死にそうなの見てわかんないのか!」
男はカナの形相にも、驚かずに
「うん。見てたけど、もう少しこの子に優しく
してもいいかなと思うけどね、
君はツンデレが極端すぎるよ」
と笑いながら、リュックの中をあさりだした。
「あ、その服神官さんですね。だったら回復術
できますよね?」
と、レインは期待を込めて言った。
「ざあ〜んねん。昨日クビってか破門って
言われました。ハハハハ、面白いでしょ。」
と、男はレインを指差して笑った。
男は大量の薬草をリュックから出すと、
なにかの液体をふりかけ、小瓶にしまうと
『神々の⋯⋯(略)』
と呪文らしきものを唱え、薬みたいものを
作りだした。
小瓶をカナに渡すと
「愛しい彼に早く、それを飲ませな。」
と言って笑った。




