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美香と光子と優子の爆笑ストーリー。光子と優子29歳  作者: リンダ


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3日目の夜



◆ 夏の鉄道旅・三日目 夜


川内せんだい・夕暮れの宿にて


鹿児島湾を越えて吹き抜ける潮風が、川内駅前の旅館の暖簾を揺らしていた。


鹿児島本線の車内での爆笑トーク、指宿の砂風呂での“むぎゅー埋没事件”、

枕崎駅の「え、折り返し1分!?」ダッシュ――

三日目にして、すでに12人の旅は体力の限界と腹筋の限界の両方に迫っていた。


旅館に着くと、子どもたちは一斉に叫んだ。


陽翔(8)「おふとんダイブ大会すっぞーー!!」

結音(8)「はいはい、待ちなさい!こけるで!!」

燈真(6)「とんま、ジャンプ〜ッ!!」

灯乃(6)「おねえちゃん(結音)、受け止めてぇぇぇ!!」

悠翔(3)「ひーちゃん、むぎゅ〜〜〜!!」

彩羽(3)「あやばも!!おにーしゃん、むぎゅ〜〜!!」


光子と優子は、宿に入った瞬間にすでにゼェゼェ。


光子「…なんでうちら、旅のたびに…この…カオス生物園を連れて歩きよると?」

優子「知らんし!でも多分、前世でなんかやらかしとる」

翼「はいはい、飲み物買ってくるけん落ち着いて」

拓実「俺は粉ポカリ作る係やね」


そこへ、

**白石 しらいし・はやと**が、

恋人の祥子の手を引きながら入室してきた。


隼は、長身で穏やかな声の青年。

祥子の心身のケアを続けながら寄り添ってきた、誠実な男である。


隼「遅くなりました。みんな、今日は本当にお疲れ様でした」

祥子「ほんと、枕崎からの折り返しは地獄やった…」


光子がさっと近づく。


光子「隼くん、来たね〜!うちの爆笑旅行へようこそ」

優子「覚悟してね。うちらと旅したら、腹筋が毎日崩壊するけん」

隼「もう覚悟は決めてます。祥子さんから“50回は死ぬ”って言われました」


祥子「いや、まっとって、50回は盛った…40回くらいや」

隼「増減の幅よ」


周囲、爆笑。



◆ 夕食の大宴会


旅館の広間では、海の幸がずらり。


隼は初めて見る“ピーチ三家族フルメンバー”に、

すでに圧倒されていた。


美香「隼くん、座って座って。ここ安全地帯やけん」

隼「安全地帯…?ってどこですか?」

春介「お母さん、隼さんその席ぜんぜん安全地帯じゃないよ」

春海「うん、むしろ“被弾ポイント”」


次の瞬間、

悠翔と彩羽が隼の膝にダイブ。


悠翔「おにーしゃん、むぎゅぅぅ〜〜!!」

彩羽「あやばも〜!!おにーしゃ〜ん!!」


隼「え、えっと!? あ、ありがとう…?」


祥子「(笑顔)ほら言ったやろ。最初に狙われるのは“新加入のお兄ちゃん”やけん」



◆ 爆笑通信・川内支部


食後は恒例の爆笑通信。


門司港・佐伯・国分につづき、今夜が3回目。

この夜は全世界の支部&各国ファンも接続。


光子「はい、みなさ〜ん!こちら川内〜!今夜も爆笑発電所、本線急増中!」

優子「まずは新規加入のお兄ちゃん、白石隼くん紹介するよ〜!」

隼「し、白石隼です…よろしくお願いします…」


――その直後。


陽翔「しらいしにーしゃん、かっこいい!!」

結音「ねぇ、恋バナは? しょこおばちゃんとの!!」

燈真「とんま、聞きたいー!」

灯乃「どうやってちゅーしたと〜?」

彩羽「あやばも知りたい!」

悠翔「ひーちゃんも!!」


隼「え、え、え!???」


祥子「ちょっとぉぉぉ!!やめんかぁぁぁ!!」


全支部、腹筋崩壊の大波。


海外支部からもコメントが。


■アルゼンチン支部

「ショーコ&ハヤト、キスインタビュー!?(爆笑)」


■ウクライナ支部

「この子たち質問の角度エグい(涙笑)」


■バンクーバー支部

「今夜は川内で死人が出る(腹筋死)」



◆ 夜、部屋に戻って


隼は寝る前、そっと祥子の横でつぶやいた。


隼「…君の“家族”って、すごいな」

祥子「うん。たまに“世界最強”って思う」

隼「俺、ちゃんとついていけるかな」

祥子「だいじょうぶ、ここに来る人はみんな“腹筋の強化”から始まるけん」


隼「それ筋トレの話…?」


祥子「半分はね。もう半分は“心の耐久力”よ」


隼は笑い、祥子の手を握った。


祥子「ありがとう。来てくれて」

隼「こちらこそ」


部屋の外では――


陽翔&結音「しょこおばちゃーん!!明日は一緒に座れるー?!」

燈真&灯乃「おにーしゃーん!!今日のデザートの続きするー!?」

悠翔&彩羽「むぎゅ〜〜!!むぎゅぎゅ〜〜!!」


祥子「……ほらきた」

隼「(笑)やっぱり最高だね、この家族」



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