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美香と光子と優子の爆笑ストーリー。光子と優子29歳  作者: リンダ


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78/91

新キャラクター登録(ピーチピーチ世界)

新キャラクター登録(ピーチピーチ世界)


■ 1人目(男性)


名前:アリョーナス・ミハイリス(Alyonas Mihailis)


* 国籍:某独裁国家(架空設定)

* 年齢:22歳

* 性格:穏やかだが強い芯を持つ。音楽が唯一の救いだった青年。

* 特技:ピアノ・シンセ。エレクトロ系アレンジが得意。

* 備考:収監時に大きく痩せたが、今は徐々に回復中。

* 夢:自由のある国で、自分の音楽を奏でること。



■ 2人目(女性)


名前:カティア・レフチェンコ(Katia Lefchenko)


* 国籍:某独裁国家(架空設定)

* 年齢:21歳

* 性格:明るい、前向き、笑いに敏感。

* 特技:バイオリン・コーラス。民族音楽を現代風にするのが得意。

* 備考:拘束の精神的ダメージもあるが、ファイブピーチ★の支えで少しずつ回復。

* 夢:いつか母国の子どもたちに「自由の音楽教室」を開きたい。




新キャラクター登録(ピーチピーチ世界)


■ 1人目(男性)


名前:アリョーナス・ミハイリス(Alyonas Mihailis)


* 国籍:某独裁国家(架空設定)

* 年齢:22歳

* 性格:穏やかだが強い芯を持つ。音楽が唯一の救いだった青年。

* 特技:ピアノ・シンセ。エレクトロ系アレンジが得意。

* 備考:収監時に大きく痩せたが、今は徐々に回復中。

* 夢:自由のある国で、自分の音楽を奏でること。



■ 2人目(女性)


名前:カティア・レフチェンコ(Katia Lefchenko)


* 国籍:某独裁国家(架空設定)

* 年齢:21歳

* 性格:明るい、前向き、笑いに敏感。

* 特技:バイオリン・コーラス。民族音楽を現代風にするのが得意。

* 備考:拘束の精神的ダメージもあるが、ファイブピーチ★の支えで少しずつ回復。

* 夢:いつか母国の子どもたちに「自由の音楽教室」を開きたい。



SNSの反応(全世界レベル)


世界中のファンの反応


@musiclover_EU


ピーチの反戦アルバムは芸術だ。

政治を語ったわけじゃない。

「過去の悲劇から学ぼう」と歌っただけだ。

若者を解放してくれて本当にありがとう。


@USA_peace_now


釈放された青年の痩せ方が異常すぎる…。

よく耐えた。

ピーチが声明を出してくれなかったら、どうなってたかわからない。


@Katia_support_JP


カティアさん、ようこそ日本へ。

あなたのバイオリンを聴ける日を楽しみにしてます。


@Alyonas_Piano


アリョーナス…あなたの目の奥にまだ恐怖の影がある。

でも、ピーチファミリーが絶対に守ってくれる。



日本国内の反応


@五島列島の桃推し


ピーチピーチ★、やっぱり世界を救うグループやん。

音楽と笑いで人まで救った!


@hakata-smile


福岡に来てくれてありがとう!

いつでもラーメン食べにおいで〜!


@miyuki_violinist


カティアさん、音楽隊コラボ期待してます!

優子さん、光子さん、尊敬しかない。



ファイブピーチ★界隈(濃いファン)


@peachgalaxy∞民


公式めっちゃ強い。声明から国連まで行くアイドルおる??

そして2人をサポメンに迎えるとか、胸熱。


@fwp★箱推し


てかこの2人、ピアノとバイオリン!?

絶対ライブで泣かせてくるやつ。


@光子様の笑顔で世界平和


光子さんと優子さんが

「うちらは音楽と笑いと旅が好きな人ならウェルカムやけん」

って言った瞬間、泣いた。



涙腺崩壊系の反応


@ukr-peace


自由を奪われ、声すらあげられなかった若者が

今、福岡で生まれ変わろうとしてる。

音楽って…すごいな。


@asia_humanrights


音楽アルバムが一国の政治を変えかけている。

文化は武器だ、と証明された。



爆笑系ファンの反応(重要)


@爆笑発電所西京支部


ピーチが声明出すときだけ、普段のギャグ封印する感じすこ。

でも裏トークで絶対いじられる未来が見えるwww


@陽翔&結音推し


絶対キッズも「ふたり、きた〜!!」って騒いでるやろw





◆ 福岡に降り立った、二人の“亡命サポメン”


福岡空港・到着ロビー。


ゲートから出てきた男女二人に、

ひときわ派手な手作りボードが突き出された。


WELCOME TO FUKUOKA

ARIJONAS & KATIA

〜ようこそ爆笑発電所の本丸へ〜


持っているのはもちろん、光子と優子。

その横で美香が「ちょっと恥ずかしいけどね〜」と笑っている。


アリョーナス

「……すごいボード……」


カティア

「テレビで見るアイドルより目立ってる……」


光子

「アリョーナス、カティア、よー来たね〜!

 うちらが “爆笑発電所・本店” ばい!」


優子

「今日からあんたら、爆笑圏内やけんね。逃げられんよ?」


二人は思わず顔を見合わせ、

そして、ほっとしたように笑った。



◆ 小倉家で、いきなりフルコース爆笑お出迎え


そのまま一行は、小倉家へ直行。


リビングの扉が開いた瞬間、

飛び込んでくるちびっ子軍団の声。


陽翔

「こんちはーーー!!」


結音

「ようこそ、ばくしょうへーー!!」


燈真

「ぼく、てにすせんしゅよやくーー!!」


灯乃

「うちは、ばくしょうラブアンドピースようちえんじ!」


彩羽

「おにーしゃん、おにーしゃん!!(誰でもいい)」


悠翔

「おねえしゃーん!!むぎゅー!!」


アリョーナスとカティアは、

一瞬で情報量オーバーになった。


アリョーナス

「え……こ、これは……?」


美香

「あー、これが 通常運転 です」


光子

「いつも通り。今日はちょっと静かな方やね〜」


カティア

「これで静か……?」


優子

「本気出したら、近所の整骨院が満席になるレベルやけんね」


二人、早くもツボに入りかける。



◆ 爆笑の渦に巻き込まれる亡命コンビ


陽翔

「アリョーナスおじちゃん、なんの楽器ひけると?」


アリョーナス

「ギターと、ちょっとベース……」


燈真

「てにすは?サーブは?えっじぼーる撃てる?」


カティア

「エッジボールって何……?」


結音

「カティアおねえちゃん、うちといっしょにうたお?

 “ふわもちぷにすけのうんばぁ〜”ってやつ!」


カティア

「ふわ……もち……ぷに……?」


光子

「そこは深く考えちゃダメなやつやけん(笑)」


優子

「この家、意味よりノリが優先されると」


アリョーナスは、

次々に飛んでくる日本語・博多弁・オリジナル単語のシャワーに

腹を抱えて笑い出した。


アリョーナス

「こ、こんなに笑ったの……いつぶりか、覚えてない……」


カティアの目尻にも、

少し涙がにじんでいた。


カティア

「なんか……やっと、“普通に笑ってていい”場所に来た気がする……」


美香

「ようこそ、“笑ってていい場所”へ、ね」


光子

「うちの合言葉はね、

 **『笑い過ぎても怒られない世界』やけん」


優子

「ただし、その代わり翌日 筋肉痛と整骨院 は覚悟してね」



◆ ありがとうの乾杯、からの“とろ〜ん事件”


一通りのカオス自己紹介と、

子どもたちの即興ギャグショーが終わったころ。


アリョーナス

「今日は……ぼくらから、少しだけ。

 日本に来られた“ありがとう”と、

 受け入れてくれた“ありがとう”を込めて……」


カティアが、包みを差し出す。


カティア

「ウクライナとバルトの友達が送ってくれた、

 おすすめのワインと、リキュールです。

 よかったら、みんなで飲んでください」


光子

「わぁ、ありがとう!

 じゃあ、みんな大人チームはちょっとだけ乾杯しよっかね」


優子

「未成年組はリンゴジュースね〜」


グラスが並び、

ワインが注がれる。


美香

「じゃあ……

 アリョーナスとカティアが、

 無事にここに来られたことと――


 これから一緒に、

 音楽と笑いができることに、かんぱーい!」


全員

「かんぱーい!!」


きゅっと、一口。


……その数分後。


光子

「ん〜〜〜……なんか、あったかくなってきたぁ〜……」


優子

「みこちぃ〜、きょうのごはん、なんだっけぇ〜?」


美香

「あ、やば。

 このパターン知ってる……」


アリョーナス

「え? 一口だけですよね?」


美香

「一口でこうなるんよ、この人たち」


カティア

「もしかして……アルコール弱い?」


光子(目がとろ〜ん)

「みこちはぁ〜……

 おさけは、じゅうぶんとしになったからって〜……

 のんでものまれるタイプなのです〜」


優子(完全に幼児モード)

「ゆうこね〜、おねえちゃんなんよ〜。

 でもね〜、おさけのまんほうが、

 せかいのへいわのためにはいいと思うと〜」


美香

「ほら来た、幼児化モード」


陽翔

「ママ、また“ちびみこち”になっとる〜!」


結音

「うちのママも、“ちびゆのんママ”モードや〜!」


燈真

「ママ、てにすできる?ラケットもてる?」


灯乃

「おかーしゃん、だいじょうぶ?あたままわっとー?」


彩羽

「ママ〜〜〜!(よくわからんけど抱きつく)」


悠翔

「おねえしゃーん!!(誰彼構わずむぎゅー)」


アリョーナス&カティア


「「これは……想像以上だ……!!」」



◆ 笑いすぎて、翌日しっかり“日本文化”を知る


その後も、

幼児化した光子&優子の


* ちび声大熱唱

* ちび声ツッコミ合戦

* ちび声での“世界平和宣言”


が延々と続き、

リビングは 「笑いすぎて酸素薄い」 状態に。


アリョーナス

「ははははは……お腹……痛い……!」


カティア

「笑いすぎて涙が止まらない……こんなに笑っていいの?」


美香

「いいよ。ここでは、

 “笑いすぎ禁止”は存在しないから」


結果、

大人組は全員、腹筋が攣るレベルで笑い、


翌日――


光子

「……あいたたたたたた」


優子

「お腹、筋肉痛で笑えん……」


美香

「はい、全員まとめて整骨院コースね」


アリョーナス

「ジャパンのウェルカムセットは、

 “笑いすぎ筋肉痛”が標準装備なんですね……」


カティア

「でも、

 こんな筋肉痛なら、何回なってもいいかも」


光子

「ようこそ。

 ここが、“爆笑発電所・福岡本部”です」


優子

「アリョーナスもカティアも、

 今日から正式に――


 **『笑ってよかメンバー』やけんね」


二人は何度も何度も、

「ありがとう」と日本語で言って頭を下げた。


そのたびに子どもたちは、

「こちらこそ〜!」と抱きつき、

また笑いが起きる。


こうして、

遠い独裁国家からやってきた二人は、


“音楽と笑いと、ちょっとした幼児化” に包まれた、

福岡での新しい生活を歩み始めたのだった。




◆ 徳島支部でも、初代インコ一家が大騒ぎ


そのころ。


爆笑発電所・徳島支部では、初代インコ一家が大型モニターの前に勢ぞろいしていた。


画面に映っているのは、福岡本部で行われたアリョーナスとカティアの歓迎会。


幼児化した光子と優子が、ちび声で世界平和を訴え、子どもたちが次々に抱きつき、アリョーナスとカティアが涙を流しながら笑っている。


きびまる

「ええ話やなぁ……」


あわまる

「遠い国から逃げてきて、やっと安心して笑えたんやな」


しらゆき

「ほんまに、福岡へ来られてよかったね」


せいちゃん姫も、静かにうなずいた。


せいちゃん姫

「笑ってええ場所があるって、大事なことやもんね」


その横で。


せきちゃん閣下だけは、なぜか胸を大きく張っていた。


せきちゃん閣下

「よし」


せいちゃん姫

「何が“よし”なん?」


せきちゃん閣下

「徳島支部も、国際歓迎企画をやるで」


きびまる

「おおっ」


あわまる

「世界に羽ばたくインコ一家やな」


しらゆき

「嫌な予感しかしないんやけど」


せいちゃん姫

「うちもや」


しかし、男子インコたちはすでに盛り上がっていた。


せきちゃん閣下

「アリョーナスとカティアに、徳島から歓迎メッセージを送るんや」


きびまる

「普通に送ればええんちゃう?」


せきちゃん閣下

「普通ではあかん」


あわまる

「出た」


せきちゃん閣下

「爆笑発電所の一員として、魂に残る歓迎をせなあかん」


しらゆき

「悪い意味で残りそう」


せいちゃん姫

「せきちゃん、変なこと考えてへんやろね」


せきちゃん閣下

「もちろんや。せきちゃん、かっこいい」


せいちゃん姫

「その自己申告が出た時点で、だいたい危ないねん」


◆ 国際歓迎パフォーマンス、緊急会議


男子組は、部屋の隅へ集まった。


中央には、粟穂。


リンゴの小片。


小さな鈴。


そして、なぜか紙で作られた地球儀が置かれている。


きびまる

「この地球儀、何に使うん?」


せきちゃん閣下

「世界平和の象徴や」


あわまる

「ほな、鈴は?」


せきちゃん閣下

「自由の鐘や」


きびまる

「粟穂は?」


せきちゃん閣下

「世界をつなぐ黄金の架け橋や」


あわまる

「ただのおやつやろ」


せきちゃん閣下

「夢のないこと言うな」


男子インコ三羽は、ひそひそと作戦を立て始めた。


歓迎パフォーマンスの内容は、次の通り。


まず、せきちゃん閣下が紙の地球儀の上へ着地。


続いて、きびまるとあわまるが左右から飛び込み、鈴を鳴らす。


最後に三羽で粟穂を持ち上げ、


「世界に笑いを、空に自由を」


と叫ぶ。


せきちゃん閣下

「完璧や」


きびまる

「うちら、粟穂持ち上げられるん?」


あわまる

「しかも飛びながらやろ?」


せきちゃん閣下

「気合いや」


あわまる

「技術の問題を精神論で片づけた」


きびまる

「でも、なんか格好ええな」


せきちゃん閣下

「せやろ?」


男子三羽は顔を見合わせ、うなずいた。


しらゆきは少し離れた場所から、その会議を眺めていた。


しらゆき

「絶対こけるよ」


せいちゃん姫

「止めても聞かへん顔しとるな」


しらゆき

「カメラだけは回しとこか」


せいちゃん姫

「証拠保全やね」


◆ 世界平和より先に、地球儀が崩壊


爆笑通信の録画が始まった。


カメラの前には、男子三羽が横一列に並んでいる。


せきちゃん閣下

「アリョーナスさん、カティアさん」


きびまる

「福岡へようこそ」


あわまる

「徳島支部の初代インコ一家から、歓迎の気持ちを送ります」


ここまでは完璧だった。


しらゆき

「普通にええやん」


せいちゃん姫

「ここで終われば百点やのにな」


せきちゃん閣下

「それでは見てください。題して――」


三羽

「世界平和・国際歓迎スペシャル飛行!」


せいちゃん姫

「始まってしもた」


まず、せきちゃん閣下が勢いよく飛び立った。


紙の地球儀の上へ、華麗に着地する予定だった。


しかし。


地球儀は紙製である。


せきちゃん閣下

「とうっ!」


着地した瞬間。


べこっ。


地球儀が真ん中から潰れた。


せきちゃん閣下

「うわっ」


紙の地球儀ごと転がるせきちゃん閣下。


きびまる

「閣下、地球がへこんだ!」


あわまる

「世界平和どころか、世界を潰してもうた!」


せきちゃん閣下

「計算通りや!」


せいちゃん姫

「どこがや!」


それでも、きびまるとあわまるは予定通り飛び立った。


左右から鈴へ向かう。


きびまる

「自由の鐘を鳴らすで!」


あわまる

「世界に響け!」


二羽が同時に鈴へぶつかった。


カラン。


ではなく。


ガシャン。


鈴を吊るしていた台が倒れ、そのまま粟穂の山へ直撃した。


大量の粟が、辺り一面に飛び散る。


きびまる

「黄金の架け橋が崩壊した!」


あわまる

「橋やなくて、ただの粟吹雪や!」


せきちゃん閣下

「まだや! ここからが本番や!」


地球儀の残骸から飛び出したせきちゃん閣下が、床に落ちた粟穂をくわえた。


きびまるとあわまるも、それぞれ端をくわえる。


せきちゃん閣下

「三羽の力を合わせれば、持ち上がる!」


きびまる

「いくで!」


あわまる

「せーの!」


三羽が一斉に羽ばたいた。


だが、方向がそろっていない。


せきちゃん閣下は前。


きびまるは右。


あわまるは左。


粟穂は空中で激しく振り回され、まるで制御不能の巨大なプロペラになった。


せきちゃん閣下

「進路を合わせろ!」


きびまる

「閣下がこっち来い!」


あわまる

「うちは真っすぐ飛んどる!」


しらゆき

「全員違う方向や!」


次の瞬間。


ぶんぶん回る粟穂が、せきちゃん閣下の背中に当たった。


せきちゃん閣下

「ぷいっ!」


さらに、きびまるの頭。


きびまる

「痛っ」


最後に、あわまるの顔。


あわまる

「前が見えへん!」


三羽は空中で完全に絡まり、そのままクッションの上へ落下した。


ぼふん。


数秒の沈黙。


クッションの真ん中から、せきちゃん閣下の顔だけが出てきた。


せきちゃん閣下

「世界に笑いを……」


きびまる

「空に自由を……」


あわまる

「うちらに安全確認を……」


せいちゃん姫

「最後だけ妙に現実的やな」


◆ しらゆき、冷静に総括する


床には、潰れた地球儀。


倒れた鈴。


飛び散った粟。


クッションに埋まった男子三羽。


しらゆきはカメラの前へ歩み出ると、深々と頭を下げた。


しらゆき

「アリョーナスさん、カティアさん。福岡へようこそ」


せいちゃん姫

「徳島支部も、心から歓迎しています」


しらゆき

「なお、今の映像は国際歓迎ではなく、男子インコによる事故映像です」


せきちゃん閣下

「事故ちゃう。芸術や」


あわまる

「芸術に失礼やろ」


きびまる

「でも、笑ってくれたら成功ちゃう?」


せいちゃん姫

「それはそうやけど、まず片づけや」


せきちゃん閣下

「国際交流の余韻を味わってからでも――」


せいちゃん姫

「片づけ」


せきちゃん閣下

「はい」


あわまる

「返事早っ」


きびまる

「世界平和の第一歩は、散らかした粟を拾うことやな」


しらゆき

「ええこと言うてるようで、自分らの後始末やからね」


◆ 福岡本部へ届いた歓迎動画


その夜。


徳島支部から届いた歓迎動画を、福岡本部のみんなで見ることになった。


アリョーナスとカティアは、初代インコ一家の姿に興味津々だった。


アリョーナス

「この鳥たちも、爆笑発電所のメンバーなんですか?」


美香

「正式なメンバーというか、もはや創業功労者みたいな存在やね」


優子

「ただし、男子組はだいたい何か壊す」


光子

「女子組は、だいたい後始末しよる」


映像が始まる。


せきちゃん閣下が地球儀を潰した瞬間。


アリョーナス

「地球が!」


きびまるとあわまるが鈴の台を倒した瞬間。


カティア

「全部倒れた!」


三羽が粟穂を振り回し、クッションへ落ちた瞬間。


二人は、とうとう腹を抱えて笑い出した。


アリョーナス

「どうして、歓迎するだけでここまで大事故になるんですか!」


カティア

「でも、すごく一生懸命なのが分かる!」


最後に、しらゆきとせいちゃん姫がカメラへ向かって、静かに歓迎の言葉を伝える。


せいちゃん姫

『遠くから来た二人が、これから安心して笑って暮らせますように』


しらゆき

『徳島へ来ることがあったら、みんなで待ってるからね』


カティアの笑顔が、少しだけ静かになった。


カティア

「優しいですね……」


アリョーナス

「いつか、会いに行きたいです」


光子

「行ったら、せきちゃん閣下が張り切って、もっと大きなことやらかすばい」


優子

「今度は四国全体を歓迎会場にするとか言い出すかもしれん」


美香

「瀬戸内海をステージにするのだけは止めようね」


動画の最後。


散らばった粟を拾っていたせきちゃん閣下が、カメラに気づいて振り返る。


せきちゃん閣下

『アリョーナス、カティア! いつでも徳島へ来てな!』


そして胸を張る。


せきちゃん閣下

『せきちゃん、かっこいい!』


その直後。


後ろ向きに歩いたせきちゃん閣下が、潰れた地球儀につまずいた。


ころん。


映像終了。


リビングは、再び爆笑に包まれた。


アリョーナス

「この国では、笑って泣いて、また笑うんですね」


カティア

「私たち、本当にすごい場所へ来たのかもしれない」


光子

「まだ入り口ばい」


優子

「爆笑発電所は、ここからが本番やけんね」


遠い国から福岡へたどり着いた二人を迎えたのは、


人間たちの温かな笑顔と、


子どもたちの無邪気な抱擁と、


そして――


紙の地球を潰し、粟穂を振り回しながらも、全力で歓迎する小さなインコたちだった。


不器用でもいい。


失敗してもいい。


笑われても、転んでも、また立てばいい。


その夜、アリョーナスとカティアは、徳島支部へ初めての返信動画を送った。


アリョーナス

「歓迎してくれて、ありがとう」


カティア

「いつか必ず、会いに行きます」


最後に二人で、少し照れながら声をそろえる。


アリョーナス&カティア

「せきちゃん、かっこいい!」


徳島支部では、その動画を見たせきちゃん閣下が歓喜のあまり飛び立ち――


また着地に失敗した。


せいちゃん姫

「歓迎される側より、歓迎する側の方が落ち着きないやん」


しらゆき

「いつものことやね」


あわまる

「次はもっと安全な企画にしよう」


きびまる

「普通に歌を歌うとか?」


せきちゃん閣下

「よし。次は空中で楽器演奏や」


せいちゃん姫

「反省してへんやん!」


徳島支部に、今日一番大きな笑い声が響いた。


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