海に近い鉄道乗りつぶしの旅打ち合わせ
門司港のカフェ。
窓の外では、古いホームと海がちらりと見える。
テーブルの上には、でっかい日本地図と時刻表がどーん。
その周りに、青柳家&柳川家代表メンバー+美鈴&優馬が、ぎゅうぎゅうに座っていた。
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◆ 打ち合わせスタート
光子
「ほんなら、改めまして。
今回の企画は――」
優子
「『日本の海岸にだいたい近いとこば鉄道でぐるっと乗りつぶしツアー』!」
優馬
「“だいたい”って入れるのがポイントやね。
ガチで海岸線ピッタリにしたら、ローカル線地獄で帰ってこれんごとなるけん」
翼
「スタートはここ、門司港駅。
九州をまず丸っと一周して、瀬戸内側を岡山まで行って――」
拓実
「そっから四国をぐるっと一周。
また岡山に戻ってきてから、関西・紀伊半島・東海・南関東経由で、
ゴールが千葉県・安房鴨川」
結衣
「うーわ、聞いてるだけでおしり痛くなってきた……」
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◆ 九州編をどう回る?
光子
「九州は、とりあえず“海が見える率”を重視したいっちゃけど……
まずは門司港から鹿児島本線でぐるっと?」
優子
「博多まではサクッと行って、
そこからぐるっと西回りで長崎・佐世保か、
東回りで大分・宮崎か、どっちから攻める?」
翼
「せっかくやけん、**『反時計回り九州一周』**とかどう?」
優馬
「門司港 → 博多 → 長崎・佐世保 → 熊本 → 鹿児島 → 宮崎 → 大分 → 小倉 → 再び門司港、みたいな」
拓実
「一周してまた門司港戻ってくると?
スタート地点で一回“ただいま”言う鉄オタ仕様ね?」
光子
「それロマンあるやん!
で、二周目の気持ちで本州方面へ出発すると」
結衣
「いや二周目って言い方(笑)」
美鈴
「九州内は基本、普通列車と快速で行くとよね?
ちびっ子組もおるし、
“1日1回は途中下車して観光”ルールは守りたいし」
優子
「もちろん。
『1日1観光+1ご当地グルメ』は絶対死守やけん」
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◆ 中国・四国ブロック
光子
「で、九州ぐるっと回ったら、関門トンネルか橋渡って本州入り。
中国地方の瀬戸内側を岡山までやね」
翼
「下関 → 岩国 → 広島 → 尾道 → 福山 → 岡山……
瀬戸内ビュー多めで行きたいよね」
拓実
「どっかでフェリー眺めながら駅弁食べたいな〜」
美鈴
「広島あたりで1泊は欲しかねぇ。
お好み焼きは外せん!」
優馬
「うん、それは絶対外せんね」
優子
「で、岡山から四国入り。
瀬戸大橋渡るパターン?」
光子
「橋の上から海見えたら、
陽翔と結音、テンション爆上がりするやろね〜」
拓実
「四国はどう回る?時計回り?反時計?」
翼
「海沿い多めにしたいけん、
香川 → 徳島 → 高知 → 愛媛 → 香川に戻る時計回りかな?」
結衣
「高知〜愛媛の海沿い区間、
絶対車内が“映えカメラ小競り合い”になるやつやん」
光子
「ママインスタ組と
じいじYouTube組と
子どもTikTok組の三つ巴ね」
優子
「車内Wi-Fiフル稼働コースやね。」
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◆ 再び岡山 → 関西 → 紀伊へ
美鈴
「四国ぐるっと回ったら、また岡山に戻ってくると」
優馬
「岡山からは、山陽→阪神間で一気に関西入り」
優子
「ここは観光地多すぎて、“誘惑ゾーン”やね」
光子
「神戸でスイーツ、京都でお寺、大阪で粉もん……
このペースで寄りよったら、
ゴールが20年後くらいになるばい」
翼
「関西はぐっと我慢して、
紀伊半島の海側に全振りしよっか」
拓実
「出た、紀伊半島。鉄道旅の“ラスボスその1”」
結衣
「本数少ないし、乗り継ぎ鬼やし、
海綺麗やけど、一歩間違えたら“丸一日車内監禁”コース」
光子
「そこをあえて攻略するところにロマンがあるっちゃん!」
優子
「**“魔境・紀伊半島攻略編”**ってサブタイトル付けとこ」
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◆ 東海 → 南関東 → 安房鴨川へ
光子
「紀伊をぐるっと回ったら、
東海地方へ抜けて、静岡の海沿いをずーっと」
優馬
「太平洋ビューが続くとこね。
みんなで
“日本の海って広いね〜”って言うやつ」
美鈴
「静岡あたりでお茶と海鮮、伊豆で温泉……
ああ、スケジュールに収まるかいな」
優子
「旅ってだいたい“欲望>時間”になるよね」
翼
「で、首都圏入って、
ぐるっと南関東回って、
ゴールが千葉の安房鴨川」
拓実
「最後のほう、
全員ちょっと日焼けして、
顔が“旅人の顔”になっとるやろね」
結衣
「子どもたちは
“普通列車と快速の区別”完璧になって帰ってくるパターン」
光子
「陽翔と結音が
『ママ、これ中距離電車!』とか言い出したらどうしよう(笑)」
優子
「もうそれは“立派な鉄分”として誇ろうや」
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◆ おおまかなルール決め
優馬
「じゃ、ざっくりルールまとめると――」
1. スタート:門司港駅
2. まず 九州を“だいたい海沿い”で一周、門司港に戻る
3. 関門から本州入り → 瀬戸内側で岡山まで
4. 岡山から瀬戸大橋で四国へ → 四国を時計回りに一周 → また岡山へ
5. 関西 → 紀伊半島ぐるっと → 東海 → 南関東
6. ゴール:千葉県・安房鴨川
7. 基本:普通・快速列車(必要に応じてワープ的に新幹線少し)
8. 1日1観光+1ご当地グルメ必須
9. 乗り継ぎミスっても怒らない。ネタとして爆笑発電所行き。
美鈴
「あとひとつ」
みんなが顔を向ける。
美鈴
「誰かが疲れて不機嫌になった時は、
その人の好きな駅弁を優先的に買うこと。」
優子
「あー、それ大事!」
光子
「“ケンカになりかけたら、すぐご飯”ルールね」
翼
「ご飯が最強のクッションやけんね」
拓実
「異議なし!」
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◆ 最後に
地図の上には、
赤いペンでざっくりとしたルートが描かれている。
遠回りで、非効率で、
だけど、海と鉄道と家族の笑いに満ちた線。
光子
「よし。
『海沿いほぼ日本一周・鉄道ツアー作戦会議・第一回』はこんくらいにしとこっか
細かいダイヤ調整は、また地獄の時刻表会議でやね〜」
優子
「その時はまた、
**“爆笑発電所・鉄道部”**臨時招集やね」
地図の上で、
赤い線がゆるく輪を描いていく。
それはそのまま――
この家族と仲間たちが、
これからも一緒に描いていく“未来の輪”でもあった。
◆ 日本海岸線“完全乗りつぶし”計画
― 門司港 → 九州一周 → 岡山 → 四国一周 → 京阪神 → 紀伊半島 → 東海 → 南関東 → 安房鴨川 ―
博多・小倉家+柳川家 合同ミーティング
季節は初夏。
光子の家のリビングに、翼・陽翔・燈真・彩羽、
優子の家のリビングに、拓実・結音・灯乃・悠翔がオンラインでつながり、
10人合同旅ミーティングが始まった。
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◆ 光子
「それにしても……日本って、狭いようで……」
◆ 優子
「……めっちゃ広かよね!? なんやこのルート!九州一周して、岡山行って、四国まわって、紀伊半島まで回るとか!」
翼が地図をズームする。
◆ 翼
「いや、これテニスの遠征でも全部行ったことないぞ……。ていうか四国を“一周”って普通の観光じゃないよ!?」
◆ 拓実
「卓球の国体遠征でもこんなコース取らんよ?これ、もう鉄道ガチ勢の修業やん」
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◆ ルート説明(爆笑版)
光子がホワイトボードにドンと書く。
① 門司港 → 九州一周
九州全県“鈍行+快速+各駅停車型新幹線のみ”でぐるり。
途中で必ず 1日1観光 の縛りつき。
陽翔
「かんこうて、なに?おさかな?」
燈真
「ちがう、ぼくは“えきスタンプ”がいい!」
彩羽
「おにーしゃーん(陽翔か燈真が不明)、だっこぉぉぉ!!
(会議中から既にカオス)
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② 九州 → 新山口 → 岡山
「海沿い全部いくとね、エグい距離になるっちゃん……」
優子が額を押さえて呻く。
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③ 四国ぐるり一周
拓実
「四国の内子線とか予土線とか……これ乗り継ぎ時間ヤバいやつやん」
光子
「でも“一周”って言ったけん……やるしかない」
翼
「俺たち、これオリンピックよりキツイんじゃね?」
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④ さらに京阪神 → 紀伊半島 → 東海 → 南関東 → 安房鴨川
優子
「いやいや……なんで最後に安房鴨川なん?海岸線旅のゴールらしいけど……」
光子
「最長片道切符の伝説ルートにできるだけ近づけたら、こうなったとよ」
拓実
「日本、ひろっッッ!!」
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◆ M&Yのボケツッコミスタート
光子
「日本ってさ、“ちっちゃな島国”って言われるけど……」
優子
「ほっといても広すぎるっちゃけど!?」
翼
「九州だけで既に広いもん」
拓実
「四国の汽車って2両とか1両だから、うちら10人乗ったら“団体貸し切り”みたいになるやん」
光子
「乗り鉄の夢、叶いました〜!」
優子
「いや、叶えすぎやろ!」
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◆ 子どもチームが会議を破壊し始める(いつもの)
陽翔
「ぼく、でんしゃでアイス食べる〜」
結音
「ひーちゃん(悠翔)、だめ!それは“しのびアイス”やけん、ないしょ!」
悠翔
「おねーしゃん(誰のことか不明)!だっこ〜!!」
灯乃
「わたしは、たくみパパのひざの上で行くと〜!」
燈真
「ぼくの“恋バナ相談所 in 特急列車”もする!」
彩羽
(兄2人に向かって)
「おにーしゃん、むぎゅー!」
翼&燈真
「どっちやねん!!」
(カオスの極み)
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◆ 最後に光子が締める
光子
「……やっぱ広い。
でもさ、この10人で行くからこそ、爆笑になるとよ」
優子
「どんなに遠くても、
笑いながら電車旅できるなら……それ最高やんね」
翼
「よし、やるか。家族10人で“日本一周・鉄道の宴”!」
拓実
「後半は俺たち選手の“調整旅”になるかもしれんけどな!」




