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美香と光子と優子の爆笑ストーリー。光子と優子29歳  作者: リンダ


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43/91

リクエスト曲コーナー

 ◆ 『M&Yのフライデー爆笑ラジオカフェ』

 終盤:リクエスト曲コーナー


 ジングル♪


 優子

「さぁ、今日は笑いすぎて酸欠になりそうやけど…最後は恒例、リクエスト曲コーナー!」


 光子

「せっかくなんで、今日のゲスト3人に選んでもらおっか」


 美香

「え、私が選んでいいと?」


 由美

「もちろん。“音大黒歴史スペシャル”の締めなんやけん」


 詩織

「じゃあ、美香の“音大の曲の原点”で行こうよ。

  『威風堂々』 」


 スタジオ

「「あーーーっ!!」」


 美香

「違う違う違う!! 違うと!!

 私の原点“威風堂々受験”じゃなか!!」


 光子

「いや、今日の流れ的には完璧やん?」


 優子

「“課題曲コンチェルト忘れて威風堂々事件”の曲として、ね?」


 美香(机に突っ伏し)

「もう流してよか……どうせ流れるんやろ……」


 由美

「ということで! 美香の音大時代を語る上で欠かせない名曲!」


 詩織

「エドワード・エルガー『威風堂々 第1番』!」


 光子

「それではお聴きください。

 美香お姉ちゃんの“音大合格曲(仮)”です」


 曲スタート♪

(壮大な金管の音が流れる)


 優子

「……いやこれ、聴くたび笑ってしまうの罪深いよね」


 光子

「音楽は本来感動のはずなのに、今日はどうしても黒歴史が邪魔してくる」


 曲フェードアウト。


 光子

「お送りしたのは『威風堂々』でした〜。

 このあと、例によって裏トークは配信で公開するけん、お楽しみに!」


 優子

「というわけで今週もお相手は、光子と!」


 光子

「優子でした〜!」


 ジングル→番組終了。


 ◆ 裏トーク(配信限定)

 ~美香、魂の抜けた声で叫ぶ編~


 収録ブース、マイクオフ。


 美香

「ちょっとさぁ……

 なんで“威風堂々”選ばれると……?

 この回だけは“ラブバラード”とか“交響詩”とか、なんかロマンチックなやつでよかったやん…」


 由美

「いや、美香の人生で“威風堂々”に勝つ曲ないから」


 詩織

「黒歴史度:★★★★★

 エピソード数:★★★★★

 笑える度:∞

 って感じだから」


 光子

「そんでさ、今日の反応すごいよ?」


 優子(スマホを見ながら)

「SNSすでにトレンド入りしとるし」


 美香

「えっ、なんて??」


 優子

「えーっとね…

 “威風堂々で受験”

 “エア・トロンボーン”

 “音大乱入事件”

 “美香さんかわいすぎる”

 “これは学生に勇気を与える放送”」


 美香

「もうなんなんそれ!!

 私、今日だけで歴代の恥全部放出したけんね!?」


 光子

「しかもコメント欄、めっちゃ愛されとるよ?」


 ◆ SNSの爆笑反応まとめ

 ◆ Twitter / X


 @fukuokablowers

「美香さん音大時代の“威風堂々受験”、今年一番笑ったw

 好きになったわこの人www」


 @trbone_lover

「エア実技で受かった話、伝説級(笑)

 “吹いてないのに褒められる”ってある意味天才」


 @musicstudent_21

「美香さんの話聞いて、

 “音大って怖い場所”ってイメージ変わった。

 学生としてめっちゃ救われた」


 @PONKOTSUでも生きてる

「黒歴史じゃないよ。

 美香さんの失敗談って、全部“生きる勇気”なんよな」


 ◆ TikTok


 ※ラジオの切り抜きがバズる


 テロップ:

 《試験で威風堂々を吹き始めた女》

 再生数:245万回


 コメント欄:


「伴奏者が対応できるの草」

「人生のBGMが間違ってて好き」

「笑いすぎて布団から落ちた」

「音大志望の息子が自信を取り戻したと泣いて頷いてます」


 ◆ Instagram


【ファイブピーチ★公式投稿】


 写真:収録後、3人が並んで大笑い

 キャプション:

「#威風堂々で受験 #エアトロンボーン

 #美香お姉ちゃん黒歴史祭り

 #音大も人間住んでます」


 いいね!:87,000


 ◆ 最後のひと言(裏トーク締め)


 美香

「なんか……

 今日、めっちゃ恥ずかしい日やったけど……

 でも、聴いてくれた人が笑って元気になるなら、

 もうそれでいいかなって思えてきた。

 失敗しても、笑ってくれる人がいるって幸せやね」


 光子

「うん! うちら家族全員、そうやって大きくなったけん」


 優子

「美香お姉ちゃんの黒歴史、

 また次の特番で使われるけん覚悟しとって〜!」


 美香

「いやもうやめーい!!(でもちょっと嬉しそう)」




 ◆ 福岡高校・昼休み

 〜吹奏楽部 1年・春介&春海、母親の黒歴史を全力で語ってしまう回〜


 昼休み、吹奏楽棟のミーティングルーム。

 テーブルには購買のパンと飲み物。

 部員たちがワイワイしながら集まってくる。


 トロンボーンの先輩・美和(2年)

「ねぇねぇ、昨日の M&Yラジオ聴いた??」


 クラリネット新入生・志穂(1年)

「聴いた聴いた!!

 美香さんの音大黒歴史、笑いすぎて腹筋崩壊した!」


 打楽器係の3年・圭人

「威風堂々で受験ってなんなん!?

 あれ“伝説級の吹奏楽ミス”やろ!!」


 部室の端で春海がスティックくるくる回しながら苦笑い。


 春海

「……まぁ、うちの母やしね……」


 春介

「お姉ちゃん(光子)や優子おばちゃんも、

 あれ聴いて泣き笑いよったもん」


 すると部員全員の視線が、

 “ねえ聞かせて?”

 みたいなキラキラ目になる。


 美和

「ちょっと待って。

 **あなたたちの口から聞く“うちの母ちゃんの真実”**の方が面白いやろ?」


 志穂

「お願い、追加エピソード聞きたい!」


 春海

「え、えぇ……?(逃げ腰)」


 春介

「……しゃあない。

 今日だけやけんね?」


 部員「「「やったぁぁ!!!」」」


 ◆ 春介の暴露①

『エア実技の真相』


 春介

「母ちゃんね、ラジオでは“ケース忘れてきた”って言いよったけど……」


 部員たち、身を乗り出す。


 春介

「実はあの日、帰ってきてすぐ、

 “エアで吹いた日の苦しみ”を語り出してさ」


 圭人(3年)

「苦しみ?」


 春介

「“フォームだけ見てください”って言ったら、

 先生が“うむ、今日は呼吸法メインね”って言って――

 30分間ずっと“ロングトーン(息だけ)”やったらしい」


 部室

「「「ぎゃあああああ!!!」」」


 志穂

「息だけのロングトーン30分!?

 それ修行やん!!」


 美和

「そりゃ肺活量ヤバいわけだ!!」


 春海

「でね?

 その後家帰ってきて、

 『あの日のエア・トロンボーンが、私の腹式呼吸を完成させた』

 って言うとった……」


 全員

「「「腹筋崩壊!!!」」」


 春介

「母ちゃん曰く“私、あの時スキルが覚醒した”って」


 部員

「いや笑うしかない!!」


 ◆ 春海の暴露②

『威風堂々受験の後日談』


 春海(ドヤ顔)

「威風堂々事件、もうひとつ裏がある」


 美和

「裏??」


 春介

「あの入試のあとね?

 母ちゃん、帰り道で泣きながら電話してきたらしい」


 春海

「“あたし、終わった……

 人生、威風堂々で終わった……”って」


 部員

「「「腹筋崩壊(二回目)!!!」」」


 志穂

「受験失敗じゃなくて“人生”終わったって言うとこ好き!!」


 圭人

「逆に受かったことがミラクルすぎる!!」


 春介

「じいちゃん(安三郎)にも言われたって」


 春介、声色をおじいちゃん風に。


 春介(おじいちゃん声)

「“お前はおもろいけん、受かる!!”」


 全員

「「「ぎゃははははは!!!!!」」」


 ◆ 春介・春海の暴露③

『トロンボーンケース事件の後日談』


 春海

「あとね、ケース空っぽ事件」


 志穂

「出た、伝説その3!」


 春介

「実はあれの日、

 家に帰った瞬間――」


 美香(再現)

『トロンボォォォォォン!!

 なんで来んかったとーーー!?!?』


 春海

「って、家中走り回って探しよった」


 春介

「で、おばあちゃん(美鈴)が、

 スタンドの上に綺麗に立っとるトロンボーンを見て

 “なんでココにおると?” ってつぶやいたら」


 春海

「母ちゃん、

 その場で正座して落ち込んだって」


 部員

「「「息できん!!笑わせるな!!」」」


 ◆ 福岡高校吹奏楽部

 〜全員、腰・腹筋・首まわりが限界を迎える〜


 笑いすぎて机を叩く音が響く。


 志穂

「もう……むり……死ぬ……」


 美和

「腹筋崩壊して座れん……!」


 圭人

「最近大会前で姿勢指導されよったのに……

 笑いすぎて姿勢全部崩れた……!!」


 部長(3年)

「ちょっと……みんな……

 整骨院の予約、入れとけ……

 今日、部員全員死んどる……!」


 副部長

「ほんとに痛い!! 腰が!!」


 春海

「え、ちょっ……

 うちら、そんなヤバい話した?」


 志穂

「“音大黒歴史 × 春介&春海の追撃”のコンボは強すぎる!!」


 部長

「今日の部活は……もう無理!!

 全員、整骨院行って来い!! 解散!!」


 ◆ 整骨院・待合室

 まさかの “吹奏楽部専用貸し切り状態”


 その日の夕方。

 近所の整骨院の入り口には張り紙が。


 《本日、福岡高校吹奏楽部さま 貸切対応中》


 待合室は部員でぎっしり。


 整骨院の先生

「みなさん一体……何があったんですか?」


 部長(うつ伏せになりながら)

「……うちの……部員の母上が……

 音大受験で……威風堂々を吹かれて……」


 先生

「???」


 志穂

「……説明無理……笑いすぎて腹筋死んどる……」


 先生

「ええと、とりあえず全員マッサージしますね?」


 ◆ その夜・美香のスマホ


 由美からLINEが届く。


 由美

 《吹奏楽部の子たち全滅したらしいよ

 “黒歴史の破壊力が高すぎる”って》


 美香

「…………」


 美香

『由美。

 私は…この家でどう顔して生きていけばいいん?』


 由美

 《堂々と! 威風堂々と!》


 美香

「うまいこと言わんでよかーーーっ!!!」


(家の中に悲鳴が響き渡った)


 ◆ エピローグ

 翌日・吹奏楽部


 練習開始前、部長が声を張り上げる。


 部長

「昨日の整骨院送り事件を踏まえ……

 春介・春海の“うちの母ちゃん黒歴史”は

 月1回までとする!!」


 春介

「規制入った!?」


 春海

「部活で規制かかるの母ちゃんの黒歴史だけやろ!!?」


 部員

「しゃーない!! 面白すぎるんやもん!!」


 全員

「「「ははははは!!!」」」


 また腹筋崩壊した。

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