美香の音大時代・黒歴史大放出スペシャル
◆ 『M&Yのフライデー爆笑ラジオカフェ』
美香の音大時代・黒歴史大放出スペシャル
ゲスト:美香/由美/詩織
(ジングル♪)
光子
「みなさ〜んこんばんは! M&Yのフライデー爆笑ラジオカフェ、光子です!」
優子
「優子です。
きょうはね〜“家族的には放送事故寸前の回”になるかもしれません!」
光子
「さっそくゲスト紹介しましょう。
まずはおなじみ、トロンボーン奏者で作曲家、そしてうちらの“お姉ちゃん”!」
美香
「こんばんは、小倉……じゃなかった、赤嶺美香です。
今日は“普通に真面目に音楽の話”に来ました」
優子
「……うん、そのつもりやったんやけどねぇ?」
光子
「続きまして、美香お姉ちゃんの音大時代の親友、
クラリネット奏者・佐久間由美!」
由美
「こんばんは〜。由美です。
今日はですね、“長年封印されてきた真実”を持って参りました」
美香
「やめて? その言い方やめて?」
優子
「そしてもう一人、ピアノ&編曲担当、中原詩織!」
詩織
「中原詩織です。
“証拠映像とともにお送りします”」
美香
「ちょっと待とうか。
証拠って何? なんでカバンからDVD出てきよると?」
光子
「本日のテーマはこちら!」
効果音:ジャーン♪
優子
「『暴かれる!美香お姉ちゃん・音大時代の知られざる爆笑過去』!」
美香
「タイトルやめんね!?(真顔)」
⸻
◆ ① 入試プレッシャーでまさかの曲チェンジ事件
光子
「じゃあさっそく、由美ちゃんから一発目、お願いしま〜す」
由美
「はい。“音大入試・伝説の一発目”ですね」
美香
「ああああああああそれはぁぁぁ〜〜!!」
優子
「もう反応が怪しい」
由美
「音大の実技試験でね。
美香はトロンボーンで受験して、
課題曲の“コンチェルト”の楽譜、
もう擦り切れるくらい練習してたんですよ」
光子
「うんうん、ここまでは感動ストーリー」
由美
「ところが本番当日。
試験官の先生が
“では始めてください”って言った瞬間――」
詩織
「横から見てたけどね、
美香、深呼吸して、“コンチェルト”じゃなくて
いきなり“威風堂々”吹き始めたんですよ」
スタジオ
「「ええええええ!?!?」」
美香
「違うとっちゃもーーん!!
あれは、最初のフレーズがちょっと似とるけん脳が混線しただけで!!」
由美
「試験官の先生、
**“あれ? 今年から課題曲変えたっけ?”**って顔しとったもん」
詩織
「伴奏のピアニストさんも、
“譜面と違う! でも有名曲だから弾ける!”って顔しながら
必死でついていってた」
優子
「プロすぎる!!」
光子
「そのまま“威風堂々で受験”したん?」
美香
「途中で気づいたっちゃけど、もう止まれんやん!?
**“ここで止めたら事故、最後まで行ったら事件”**みたいな状態で……」
由美
「結果、“やたら気合の入った威風堂々ソロ”として、
試験官の心を掴んで合格しました」
優子
「いや受かっとるんかーーーい!!」
美香
「後日、先生から
“君、本当はコンチェルトだったはずだよね?”って
ニコニコしながら言われて、膝から崩れ落ちました……」
光子
「もうその時点で“音大でも爆笑担当確定”やん」
⸻
◆ ② 練習室ダブルブッキング乱入事件
優子
「さぁ続いての黒歴史、詩織ちゃんお願いします」
詩織
「じゃあ、“練習室ダブルブッキング乱入事件”を」
美香
「それも行くと!? 今日どこまで行くと!?」
詩織
「ある日ね、
美香からLINEが来たんですよ。“練習室、先に入っといてくれん?”って」
「で、私が部屋に入って待ってたら――
隣の練習室のドアがバーン!!って開いて」
優子
「おお?」
詩織
「汗だくの美香がトロンボーン構えて、
**“ごめん、間に合った! ここでソロ入るよね!?”**って
いきなり吹き始めたんです」
光子
「待って、何そのテンション」
さっきまで笑ってた由美が、
ドカドカ机を叩き出す。
由美
「いやそれね、部屋間違えとったんよ!!」
美香
「……そう。
私が飛び込んだの、
隣の大学のアンサンブルのリハやったと」
スタジオ
「「隣の大学!?!?」」
詩織
「非常勤の先生が両方の大学掛け持ちしてて、
たまたま階が同じでね。
美香、廊下の“部屋番号”じゃなくて“先生の名前”だけ見て突撃したんですよ」
由美
「知らん合奏メンバーがポカーンしとる中、
美香一人だけフルパワーでソロ吹いてるの、マジで地獄のようにおもしろかった」
優子
「それ先生、なんて言ったん?」
美香
「“……君、こっちの大学にも来るかい?”って言われた」
光子
「スカウトされとるやん!!」
詩織
「結局、“誤突入事件”は笑い話になって、
その合同演奏会に美香、本当に呼ばれました」
優子
「ミスがそのまま“外部出演のきっかけ”になっとるの、さすが爆笑担当」
⸻
◆ ③ トロンボーンケース空っぽ通学事件
光子
「まだあるとやろ?」
由美
「もちろん。“空のケースで登校事件”」
美香
「それはやめぇぇぇ!!」
詩織
「朝、LINE来たんですよ。
“今日の午前の実技、絶対遅刻できんけん、先に教室おっとって〜”って」
由美
「で、3分前にギリギリで美香が走ってきて、
**“間に合った! あたし天才!”**って言いながら
トロンボーンケースをバーンと開けたら――」
光子
「まさか?」
詩織
「中身、完全に空っぽ」
スタジオ
「「ぎゃははははは!!!」」
美香
「前日に家でメンテしてて、
本体だけスタンドに立てたまま、
ケースだけ閉めて持ってきたっちゃもん……」
優子
「“楽器が入ってない楽器ケースほど虚しいものはない”って、誰かの名言やね」
由美
「で、その瞬間の美香の一言が名言やった」
光子
「なに言ったと?」
由美
「“……先生、今日あたし、“エア・トロンボーン”でいきます”」
(スタジオ床ドン級の爆笑)
詩織
「なぜか先生がノッてくれて、
“じゃあ今日はブレスとフォームだけ見よう”って言って、
本当に“エア実技”やったよね」
美香
「いやもうあれは、穴があったら“マーチングで駆け抜けたい”くらい恥ずかしかった……」
優子
「結果、“肺活量がすごい”って褒められて終わったやつ」
⸻
◆ 美香、魂が抜けかける
ここまで一気に暴露され、美香は机に突っ伏したままピクリとも動かない。
光子
「ちょっとお姉ちゃん、生きとー?
魂、半分くらい宇宙行っとらん?」
美香(机に突っ伏したまま)
「……ここ、どこ……? 音大の試験会場……?」
優子
「現実に戻っておいで〜!」
由美
「でもさ、美香のこういうところが、
**“人間としての魅力”だと私たちは本気で思うんですよ」
詩織
「失敗しても、ズコーって転びながら、
必ず“笑いと音楽”に変えてくるっていう」
美香
「…………」
少し顔を上げて、苦笑い。
美香
「いや、まぁね?
あの頃いろいろやらかしたからこそ、
今、“子どもたちのミスも笑って受け止められる”っていうのは、あるかな」
「“完璧な音楽家”にはなれんかったけど、
失敗しまくった音楽家として、
子どもたちにはリアルな話ができるもんね」
光子
「うん、それはガチ」
優子
「お姉ちゃんが昔からポンコツでいてくれたおかげで、
今、春介も春海も、
**“失敗しても大丈夫なんや”って思えてるしね」
由美
「“美香でもプロになれたんだから”って」
美香
「ちょっとそこ、言い方!!」
(再び爆笑)
⸻
◆ エンディング:爆笑通信行き決定
優子
「というわけで、今日は
**“美香お姉ちゃん・音大黒歴史コレクション from 由美&詩織”**でお送りしました」
光子
「たぶん今日の回、爆笑通信スタッフが全部録ってるけん、
そのうち“再現ドラマ”になると思います」
詩織
「“エア・トロンボーン”のシーンは、
私、ナレーションやります」
由美
「“中身のないケースを開ける女、その時歴史が動いた……”」
美香
「やめんね!? 全国放送でやめんね!?
春介と春海に一生ネタにされるやん!!」
優子
「もう手遅れです。
“ママの歴史は、子どもの弁当の具より詳しく全国に知れ渡る”」
光子
「でもさ、
今日の話で、
“音大ってガチガチのお堅い世界”ってイメージが、
ちょっと柔らかくなったんやないかな」
由美
「そうだと嬉しいですね。
**“音大にもちゃんと人間が住んでる”**っていう」
詩織
「失敗して笑って、それでも音楽続けてる人たちが、たくさんいるよって」
美香
「……はい。
**“失敗しても大丈夫。
そのぶん、あとで笑い飛ばせるから”**って、
音大時代の自分にも言ってあげたいです」
光子
「というわけで、今日のゲストは
赤嶺美香お姉ちゃん、佐久間由美さん、中原詩織さんでした〜!」
3人
「ありがとうございました〜!」
優子
「M&Yのフライデー爆笑ラジオカフェ、今週もお相手は――」
光子&優子
「光子と! 優子でした〜!
みんな、失敗しても、ちゃんと笑いに変えていこ〜!」
(ジングル&フェードアウト)




