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美香と光子と優子の爆笑ストーリー。光子と優子29歳  作者: リンダ


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カメラ回っとったんかい編



◆ ラジオ収録後 ― カメラ回っとったんかい編


ラジオ局・小さい談話スペース。

テーブルにはペットボトルのお茶と、お菓子の袋が散乱。


光子

「は〜〜、今日はマジで腹筋ちぎれるか思った……」


優子

「“君への想いは 牛乳 卵 にんじん 玉ねぎ〜♪”は反則やろ……」


さおり

「いやあれマジでやらかしですよ?

 カッコいいバラードのサビ見たら、

 “カレーセット”書いてあったんですから」


そこへ、そ〜っと近づく影。


爆笑通信ディレクター・高山

「……あの〜、今、ちょっとだけよかですか?」


光子

「あ、高山さん! 爆笑通信チームやん」


優子

「カメラ回しよったと?」


高山ニヤニヤ

「ええ、実はですね……

 さっきのラジオ本番から、ずっとサブカメラ回してまして」


さおり

「えっ」


光子

「えっ」


優子

「えっ」


高山

「フライデー爆笑ラジオカフェ × 爆笑通信コラボ回”ってことで、

 裏トーク、ぜ〜んぶ素材いただいとります」


さおり

「サビでカレーの材料歌った話とかも?」


高山

「もちろんバッチリ」


光子

「“ミの奥にマヨネーズ”も?」


高山

「スロー再生までできます」


優子

「ジャージ本番事件も?」


高山

「ジャージ姿の写真、番組から提供もう取ってます」


さおり

「情報量〜〜〜!!!」



◆ 爆笑通信・編集会議


別日、爆笑発電所本部・会議室。

モニターには「ごぼう天ラジオ さおり回」のダイジェスト映像。


真理子(爆笑発電所女性部代表)

「はい、じゃあきょうの議題。

 “さおりちゃん回のどこを爆笑通信で使うか”」


スタッフ

「全部使いたいです」


一同

「ですよね〜〜〜」


真理子

「とりあえず、候補はこの3本やね」


1. サビで「牛乳 卵 にんじん 玉ねぎ」事件

2. 冷蔵庫ドレミ&“ミの奥にマヨネーズ”事件

3. ジャージ本番→正式採用事件


真理子

「全部、**“やらかし → 工夫 → なんか新しいスタイル誕生”**っていう流れがあるけん、

 爆笑通信的にもめっちゃ美味しい」


スタッフ

「発達障害の話もしっかり入れたいですしね」


真理子

「そうそう。

 **“笑ってもらいつつ、“凸凹でも生きていけるんやで”って伝える”**のがうちらの役目やけん」



◆ 爆笑通信オンエア:特集「凸凹ママとサビに浮かぶカレー」


翌週・夜。

テレビ「爆笑発電所・爆笑通信」。


オープニングジングル。

画面には「特集:日向さおり ― 発達凸凹と爆笑とロックとカレー」。


MC:光子(VTRナレーション)

『きょうの爆笑通信は〜、

 ファイブピーチ★サポートメンバーで、

 ギタリスト奏太の奥さん、

 “発達凸凹ギタママ”日向さおり特集〜!』


◆ VTR①:サビでカレー事件


スタジオのラジオ映像+テロップ。


さおり(VTR)

「サビ見たら、“君への想いは止まらない 牛乳 卵 にんじん 玉ねぎ”ってなってて」


テロップ

《♬ラブソングなのに急に煮込み始める》


光子ナレ

『なお、このあとファイブピーチ★メンバー内で

 **“この歌、カレーのCMに売れるんじゃないか説”**が浮上した模様です』


◆ VTR②:冷蔵庫ドレミ事件


さおり(VTR)

「冷蔵庫の段ごとにド・レ・ミって付けて、

 “マヨネーズどこ?”って聞かれたら

 **“ミの奥!”**って答えたら怒られました」


テロップ

《音楽脳 全開カオス収納》


◆ VTR③:ジャージ本番→正式採用


ライブ写真が映る。

全員ジャージ姿で爆笑ロック中。


ナレーション光子

『衣装を忘れたところから始まった、

 “全員ジャージライブ”。

 しかし観客の反応は――』


観客インタビュー(VTR)


観客A

「部活みたいで最高でした!」


観客B

「うちらもジャージで行っていいですか!?」


観客C

「ジャージでこのクオリティ出されたら、

 逆にスーツで来てた自分が恥ずかしいです!」


テロップ

《ミスから生まれた新スタイル → ジャージ公認ライブへ》



◆ 爆笑通信スタジオトーク


画面がスタジオに戻る。

ソファに光子・優子・さおり。


光子

「……というわけで、裏トークがっつり抜き取られたさおりんです」


さおり

「いや〜、編集されるって分かってたら、

 もうちょっと賢いこと言いましたよ?」


優子

「いや、アレがさおりんの100点やけん」


光子

「でもさ、今回の特集、

 **“忘れ物しても、凸凹あっても、

 工夫しながら家族と笑って生きていける”**って、

 すごく伝わったと思うよ」


さおり

「そうだったら嬉しいですね。

 “やらかし多い人”は、だいたい私の仲間ですから」


テロップ

《全国の“やらかし民”を味方に》


優子

「今この番組見ながら、

 “あ、自分も冷蔵庫ドレミやりそう”って思った人〜?」


(画面の向こうで、なぜかたくさん手が上がった気がする演出)



◆ 日向家サイドの視聴風景


そのころ――

日向&大畑家のリビング。


テレビには、さっきの爆笑通信。

陽生はるきがソファの上で正座して見ている。


陽生

「ママ、テレビに出とー! ジャージでギターしとー!」


奏太

「だな。ジャージでもカッコいいママだぞ」


さおり(テレビの中)

「“忘れ物多い人は、だいたい私の仲間です”」


陽生

「ママ、“わすれものーズ”なん?」


奏太

「バンド名みたいに言うなって」


その瞬間、

キッチンからさおり(本物)が顔を出す。


さおり(現実)

「ちょっと奏太〜!

 今日の晩ご飯の豆腐どこ?」


奏太

「冷蔵庫の“ソ”の段〜!」


陽生

「でた、“ソ”の豆腐〜!!」


3人

「わはははは!」


テレビの中のテロップ:

《※良い子はまねしてもいいけど、家族に説明してからにしましょう》



◆ 爆笑通信の締めコメント


再び番組スタジオ。


光子

「今日は、“裏トークからまるっと爆笑通信行き”の

 日向さおり特集でお送りしました〜!」


優子

「ラジオもテレビも、

 **“失敗はネタに、特性は工夫に”**変えていける場所でありたいね」


さおり

「そうですね。

 私はこれからも――

 **“カレーの材料を書き込まないサビ作り”**を

 心がけていきたいと思います」


光子

「いや、一本くらいやろうや?」


優子

「ファイブピーチ★カレータイアップ案件、待ってま〜す!」


テロップ

《協賛:どこかのカレーメーカーさん、お待ちしてます》


画面フェードアウト。




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