青柳&柳川《女子連合》結成!!
◆ 青柳&柳川《女子連合》結成!!
〜幼稚園児&1歳女子の爆笑恋バナタイム〜(2052年初夏)
ある土曜日の午後。
青柳家のリビングに、
ぷくぷくほっぺの「将来有望ガールズ」が集合していた。
メンバーは――
* 結音(ゆのん/5歳・年長)
* 灯乃(ひの/4歳・年少)
* 彩羽(いろは/1歳後半)
* オマケ扱いで、なぜか悠翔(ゆうと/1歳)も隅っこにいる
光子&優子はキッチンでお茶の準備。
大人組は「勝手にしゃべらせてみよう」と、
そっと見守りモードに入っていた。
⸻
◆ 女子連合、ひそひそ会議スタート
結音:
「じゃあ、“じょしれんごう かいぎ”はじめまーす!」
灯乃:
「じょしれんごうって、なにするとね?」
結音:
「だいじな、おはなしをするんよ。
“だれが だれのこと すきか”とか!!」
灯乃:
「!!!!!」
すでに食いつきMAX。
彩羽:
「すきー♡ すきすきー♡」
悠翔:
「おねえしゃん すきー♡」
結音:
「ほら見て、すでに“すき”しか言ってない人たちがおる!」
⸻
◆ テーマ①:
「ひのちゃんは、だれが いちばん すきと?」
結音:
「じゃあ、ひのちゃんから〜。
ひのは、だれが いちばん すき?」
灯乃:
「えっ……ひの、
ママもすきやし〜、パパもすきやし〜、
ゆのんねえちゃんも すきやし〜……」
結音:
「家族全員好きは大前提として!!(年長の妙なまとめ力)
その中で、“いっしょにあそぶとドキドキするひと”誰?」
灯乃:
「ドキドキ……?」
胸に手をあてて、
しばらく真剣に考える灯乃。
灯乃:
「……えっとねぇ……
ときどき、おなかのなかで ちっちゃいうさぎが
ぴょんぴょんするとよ」
結音:
「それがドキドキやね」
灯乃:
「ほんならねぇ……ひの、
はるとおにーちゃん と あそぶとき、
うさぎ いっぱい とぶ!!」
結音:
「わぁ〜〜、きたね〜〜〜!!」
キッチンで聞いてた光子、
思わず包丁持つ手が止まる。
光子:
「(……陽翔、公式に“うさぎ大量発生男子”認定された……)」
⸻
◆ テーマ②:
「ゆのんは? ゆのんは?」
灯乃:
「じゃあ、ゆのんねえちゃんは?
だれがいちばん すきと?」
結音:
「え、ゆのん? ゆのんはねぇ……」
一瞬、照れてゴロゴロ転がる。
結音:
「ゆのんも、ママもパパも、
ひのちゃんも、ゆうとも、いろはちゃんも、
みーんな すきやけど……」
灯乃:
「“うさぎぴょんぴょんランキング”で言うと、だれ?」
結音:
「うさぎぴょんぴょんランキング!?(笑)」
結音、少し俯いて小声で。
結音:
「……とぅまくんかなぁ……」
灯乃:
「とぅま!? とぅまおにーちゃん!?」
結音:
「うん。
とぅまくん、
ゆのんが ないとったら、
“わらったほうが まるやで”っていうとよ。
なんか、そのとき、おなかがくすぐったくなる」
灯乃:
「うさぎ、くるくるダンスしよるね、それ!」
彩羽:
「おにーしゃん すきーーー♡」
光子(キッチンで悶絶):
「(燈真……お前、5歳女子の心に
“名言ルート”で刺さっとるやん……)」
優子:
「(ちょっと、あの子たちの恋バナレベル高くない?)」
⸻
◆ テーマ③:
「いろはは〜? いろははだれ すき〜?」
結音:
「じゃあ次は、いろはちゃん!
いろははだれがいちばん、すき〜?」
彩羽:
「いろはねぇ〜……」
ぷくぷくほっぺに指をあてて、
“考えるポーズ”だけは一丁前。
彩羽:
「おにーしゃん と おねえしゃん と プリン!!」
結音:
「最後だけ食べ物やん!!」
灯乃:
「プリンって、ひとの名前じゃないと!?(純粋)」
結音:
「違う!! 食べる方!!」
彩羽:
「はるとおにーしゃんも、
とぅまおにーしゃんも すき〜!
ゆのんおねえしゃんも、ひのおねえしゃんも すき〜!
でもねぇ〜……」
くるっと一回転して、
両手を広げてこう言った。
彩羽:
「いろは、いちばん すきなのは、
“いろは すきって いってくれる ひと”!!!」
結音:
「価値観しっかりしすぎやろ、この1歳!!」
灯乃:
「いろは、つよい!!」
光子:
「(将来、モテるなこの子……)」
⸻
◆ テーマ④:
「ゆうとは? ゆうとは、だれ すき?」
結音:
「じゃあ、最後はゆうとくん!
ゆうとは、だれがいちばん すき?」
悠翔:
「おねえしゃん!!」
灯乃:
「また汎用ワード!!」
結音:
「どの“おねえしゃん”?」
悠翔:
「ん〜〜〜〜とねぇ……
だっこしてくれる おねえしゃん!!」
女子連合:
「「あ〜〜〜〜〜〜!!!!」」
灯乃:
「この前いっとったね、それ!」
結音:
「なんか、ゆうとだけ価値観が
**“スキンシップ主義”**なんよな……」
⸻
◆ 女子連合、恋バナから“人生相談”へ
灯乃:
「ゆのんねえちゃん、
“けっこん”て、なんすると?」
結音:
「えっとね〜……
“ずっといっしょに ごはんたべようね〜”って
いうひと決めることやと思う」
灯乃:
「じゃあひの、ママとけっこんする〜!」
優子(奥から即ツッコミ):
「ママ、もうパパと結婚しとる〜!!」
灯乃:
「えっ!? ひのの ばしょないと!?!?」
結音:
「ひのちゃんは、大きくなったら
“はるとおにーちゃんとごはん食べる券”
いっぱいもらえばいいんよ」
灯乃:
「券!? それでよかと!?(笑)」
結音:
「ゆのんはねぇ……
とぅまくんと、
“わらってごはん食べる券” たくさんほしいかな」
また、キッチンで何かが崩れ落ちる音がした。
光子:
「(いま、完全に一撃くらった……)」
優子:
「(“笑ってごはん食べる券”とか、
大人でも欲しいやつやん……)」
⸻
◆ 女子連合・結成宣言
結音:
「じゃあさ、
“じょしれんごう”のやくそく決めよっか」
灯乃:
「なにきめると?」
結音:
「え〜っとね……」
ちょっと考えてから、
指を3本立てる。
結音:
「ひとつ!
すきなひとの こと、わらって はなす!
ないちゃうときもあるけど、さいごは わらう!」
灯乃:
「おぉ〜〜、“さいごにわらえばまる”方式やね!」
結音:
「ふたつ!
だれかの すきなひとを、わらったり しない!
“え〜〜!?”ていうときも、“よかったね〜”って言う!」
彩羽:
「よかったね〜〜♡(とりあえず言っとく)」
結音:
「みっつ!
じぶんの ことも、すきでいる!
“どうせむり”って いわん!」
灯乃:
「……かっこいい!!」
悠翔:
「おねえしゃん、かっこいい〜〜!」
結音:
「以上!
“青柳&柳川 じょしれんごう”けつせいでーす!!」
灯乃:
「けっせいでーす!!」
彩羽:
「けっせー♡」
悠翔:
「おねえしゃん さいこう〜!!」
⸻
◆ 大人たちの“盗み聞き”コメント
後ろでこっそり聞いていた大人組。
光子:
「……なんか、
この子たちの恋バナ、
すでにわたしらより健全でレベル高くない?」
優子:
「ね。
“笑ってごはん食べる券”とか、
本気で欲しいんやけど」
翼:
「とりあえず、陽翔には
“うさぎ大量発生男子”って伝えとくわ」
拓実:
「燈真には
“5歳女子に人生観刺さっとる男”って言っとく」
美鈴(電話越し参加):
「この家系、恋愛も笑いも
ぜんぶ“平和の方向”にしか行かんのが、
見てて一番ほっとするね」
優馬:
「よかこつやん。
“笑いながら好きな人の話ができる女子連合”、
世界にひとつの宝物ぞ」
⸻
こうして――
**「青柳家&柳川家 女子連合」**は正式に発足。
・“おにーしゃん”“おねえしゃん”呼び、
・うさぎぴょんぴょんランキング、
・“笑ってごはん食べる券”制度、
さまざまな謎ルールを生み出しながら、
2052年の春から、
ますますにぎやかで、
ちょっとだけ胸がきゅんとする毎日が続いていくのだった。
◆ 男子同盟、極秘会議(2052年・梅雨前)
青柳家・和室。
年長〜1歳までの男子たちが、なぜか正座して集まっていた。
メンバーは――
* 陽翔(5歳)
“うさぎ大量発生男子”。基本やさしいが負けず嫌い。
* 燈真(3歳)
5歳女子の心に刺さる名言連発男。やや哲学者。
* 悠翔(1歳)
“おねえしゃん至上主義”。まだ単語少なめ。
* 特別枠:彩羽(1歳)
なぜか男子チームにも参加。理由は「おにーしゃん2人すきー♡」
座長は陽翔だった。
陽翔:
「じゃあ、“だんしどうめい”のかいぎ、はじめます!」
燈真:
「議題は“女子連合がでけたけぇ、男子もがんばらんといけん”で合っとる?」
陽翔:
「そう! ひのちゃんも、ゆのんちゃんも、いろはちゃんも、
“じょしれんごう”ってつくって、
恋バナしよったらしいよ!?」
燈真:
「とぅま、なんか名前出された気がする……
(おなかがくすぐったくなるやつ)」
悠翔:
「おねえしゃん♡」
彩羽:
「おにーしゃん♡」
陽翔:
「この2人、もう戦力外感すごかけど…!!」
⸻
◆ 男子同盟 第1議題
「女子連合、なに話しとるんか問題」
陽翔:
「女子の恋バナって、なんしよると!?
うさぎがぴょんぴょんとか言いよったらしい!」
燈真:
「とぅま、ゆのんちゃんから“うさぎダンス”言われたことないけぇ分からん」
陽翔:
「ひのちゃんは“はるとおにーちゃんで、うさぎ大量発生”て!」
燈真:
「……陽翔、なんか…それ…
むちゃくちゃモテとるやん??」
陽翔:
「やめろ!!照れるやん!!」
悠翔:
「おにーしゃん ぴょんぴょん!」
彩羽:
「ぴょんぴょん〜♡」
陽翔:
「だからおまえら、話きいとる!?(涙)」
⸻
◆ 男子同盟 第2議題
「男子も“恋バナ”したほうがええんやない?」
燈真が急に手を挙げる。
燈真:
「男子も…“すきなひと”話したほうが、
女子連合に負けん気がする」
陽翔:
「そ、そうやね……」
燈真:
「陽翔は、ひのちゃんすきなんやろ?」
陽翔:
「なっ!? ち、ちが……いや、違わんけど……
あのね!? ひのちゃんは
かわいいし、走るのも早いし、
あの……なんか……
となりにおったら、心がフワッとするんよ。」
燈真:
「陽翔、それ“恋バナの正解”やん」
悠翔:
「はると、おにーしゃん すき♡」
陽翔:
「誰が!?(混乱)」
次、燈真。
陽翔:
「じゃあ燈真は?」
燈真、少し照れて——
燈真:
「とぅまは……
ゆのんちゃんが、
とぅまが“泣きそうなとき”、
笑わせてくれたのがすき。
いっしょにおったら、心がまるになる。」
陽翔:
「また名言やん!!
女子連合の壁ぶち抜く名言やん!!」
彩羽:
「まる〜♡」
悠翔:
「まる〜♡ ちゅき♡」
陽翔&燈真:
「おまえら話聞いとらん!!!」
⸻
◆ 男子同盟 第3議題
「女子連合に勝つには、“男子の結束”が必要」
陽翔:
「女子連合、なんか団結力すごいけん…
男子もなにか“合言葉”作ろう!」
燈真:
「“わらってごはんたべる券”もパクってええん?」
陽翔:
「あれは女子の十八番やけん男は使えん!」
彩羽&悠翔:
「ごはん〜♡」
燈真:
「……じゃあ男子は、
“だっこ と おんぶ と なかなおり券” とかどう?」
陽翔:
「それ、めっちゃよくない!?
けんかしたら使える!!」
悠翔:
「だっこけん!! ちゅき!!」
彩羽:
「おんぶけん♡ ほしい♡」
陽翔:
「おまえら、なんでもすきやな!!」
⸻
◆ 特別枠・彩羽が突然仕切り出す
彩羽、急に立ち上がり
ヨチヨチ歩きで中央へ。
彩羽:
「いろは、せんげん しまーす♡」
男子全員:
「!?」
彩羽:
「いろは、
“だんしれんごう & じょしれんごう の とりもち役”
するーー!!」
陽翔:
「えっ!? そんな大役を1歳が!?」
燈真:
「いろは、すごすぎる……!!」
悠翔:
「おにーしゃんも する!!」
陽翔:
「いやおまえはいい!!(涙)」
彩羽、さらに続ける。
彩羽:
「けんかしそうになったら、
いろはが
“ぎゅーして”っていう♡」
燈真:
「天使か???」
陽翔:
「平和の化身か???」
悠翔:
「ぎゅーー♡(すでに抱きついてる)」
彩羽:
「よしよし♡」
陽翔:
「逆じゃん!? 慰められとる!!」
⸻
◆ 男子同盟、正式に結成!
陽翔:
「では……男子同盟の合言葉、発表します!」
燈真:
「なんか心の準備いる……!」
陽翔:
「みんなで言おう!
“けんかしても なかなおり、
だっこしてもらって、またわらう!!”」
燈真&悠翔&彩羽:
「「なかなおり〜〜〜!!!」」
陽翔:
「……こんなん、女子連合に勝てる気せんけど……
ま、いっか!!(笑)」
燈真:
「男子同盟、けっせい〜〜!!」
悠翔:
「おねえしゃん♡」
彩羽:
「おにーしゃん♡」
陽翔:
「最後まで話きかんのかい!!!」
⸻
◆ こうして、2052年――
男子同盟 vs 女子連合
そして、
“どちらにも属してる最強1歳・彩羽”という不確定要素により、
青柳家・柳川家の恋バナ戦争(平和型)は、
爆笑の渦に包まれていくのであった——。




