悠翔(1歳8ヶ月)――突然の“おねえしゃーん期”突入!!
◆ 2052年春
悠翔(1歳8ヶ月)――突然の“おねえしゃーん期”突入!!
柳川家のリビング。
夕方のまったりタイム……のはずが、すでにカオスの香り。
結音:
「ひのちゃん〜、今日の絵本いっしょに読むと〜?」
灯乃:
「ゆのんねえちゃん、さっきから読んでくれよるとに、
ひの、まだページめくれてない〜!」
そこへ、テテテテテッ……と、
爆速歩行+高速ヨチヨチステップで近づいてくる影。
悠翔(ゆうと/1歳):
「おねえぇぇぇぇぇぇしゃーーーーーん!!!」
結音&灯乃:
「「……どっち!!?」」
◆ 1. 誰に言ってるの?大混乱の瞬間
悠翔は、結音にも、灯乃にも、
どちらにも手を伸ばしながら突進してくる。
優子:
「ゆうと、どっちの“おねえしゃん”ね?」
悠翔:
「ん〜〜〜とねぇ……
おねえしゃーーーーーん!!!!」
優子:
「わからん!!(笑)」
拓実:
「汎用型“おねえしゃん”になっとる……」
◆ 2. 本人は明確なつもり
結音:
「ゆうと、ゆのんのこと呼んだと?」
悠翔:
「んーん!
ひーちゃん でも ゆのんちゃん でもない!
おねえしゃん!!」
灯乃:
「えっ!? じゃあひの、どのへんがおねえしゃんなん!?
ひの、まだ“おてんばプリンセス”やけど!!?」
結音:
「ゆのんかもしれんやん?
ゆのんは今日、年長さんになったんよ?」
悠翔:
「んぇ〜〜……」
ひとしきり考えて……
にっこり笑って、
悠翔:
「どっちも おねえしゃん!!!」
結音&灯乃:
「「雑ーーーー!!!」」
◆ 3. 優子、爆笑で崩れ落ちる
優子:
「ゆうと、まとめて呼ぶ気やね!?
ひーちゃんとゆのんちゃんは別枠やろ〜?」
悠翔:
「べつわく? え〜〜〜……
ゆうと、
おねえしゃん1と おねえしゃん2にする!!」
結音:
「番号制!?!?(笑)」
灯乃:
「ひの2!? ゆのん1!?
それとも、ひの1!? ゆのん2!?
どっちね〜〜!?」
悠翔(超満面の笑顔):
「ひみちゅ」
優子:
「ぐはぁッ!!!(尊死)」
「秘密にすんな〜〜〜!!!」
◆ 4. 光子側にも飛び火
その晩、光子家とビデオ通話。
彩羽(あいは/1歳):
「ばぶばぶ〜〜!!」
悠翔:
「あいはの おねえしゃん!!」
光子:
「いやあいはは妹ポジションよ!?(笑)」
陽翔:
「ゆうと、乱射しよるねぇ“おねえしゃん”……」
燈真:
「とぅま、今日“おにいしゃん”って言われた!!」
光子:
「えっ、燈真にも!?(笑)」
悠翔:
「んふふ〜〜〜
ぜんいん おねえしゃん!!」
全員:
「全員!?!?!?」
◆ 5. ついに分類方法が判明(?)
数日後。
優子:
「ゆうと、なんで最近“おねえしゃん”言いよると?
ゆのんとひの、呼び分けてたやん?」
悠翔、少し考え……
指を二本出して言った。
悠翔:
「だってね……
だっこ してくれるひと、
ぜんいん おねえしゃん!!」
全員:
「……あぁーーーーー!!(納得&爆笑)」
結音:
「じゃあゆうと、抱っこしてほしいときに言いようると?」
悠翔:
「んっ!! おねえしゃん、ゆうとだっこ〜〜〜!!」
灯乃:
「はいはいひのがする〜!!!」
超高速で走っていき、
豪快にぎゅー!!!
悠翔:
「おねえしゃん だいすきっ♡」
灯乃:
「ひの、いま“おねえしゃん”の誇りを持った!!」
結音:
「じゃあゆのんも“おねえしゃん”やけん、ぎゅー!!」
悠翔:
「おねえしゃん2も だいすきっ♡」
灯乃:
「番号制やめんかい!!」
◆ ◆ 結論
悠翔にとっての「おねえしゃーん」=
“抱っこしてくれる最高の人”の称号
結音でも灯乃でも、
彩羽でも燈真でも、
タイミング次第でだれでも「おねえしゃん」になる。
柳川&青柳の両家は、
毎日“おねえしゃん呼ばれ争奪戦”で
腹筋が無限に鍛えられているのであった。




