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美香と光子と優子の爆笑ストーリー。光子と優子29歳  作者: リンダ


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爆笑恋愛相談所・本日の相談者は……ゆきちゃん(3歳)

 ◆ 爆笑恋愛相談所・本日の相談者は……ゆきちゃん(3歳)


 博多南幼稚園・年少組

 桜のクラス。


 朝の教室は、にぎやかな声と積み木の音でいっぱい。


 そこに――

 ちょこん、と椅子を並べて座る2人がいた。


 青柳燈真(とうま・3歳)

 柳川灯乃(ひの・3歳)


 双子ではないのにコンビネーションは完全に双子。

 年少組の“ちびツイン司会者”である(灯乃は3歳であるが、四月生まれなので、まだ入園してないが、付き添いで幼稚園にきている)。


 燈真(イスに座りながら偉そうに):

「は〜い! きょうも『とーまのれんあいそうだんしょ』はじまりまーす!」


 灯乃(横でノート持ちながら):

「メモとります♡」


 先生(内心):

(なんで3歳児が恋愛相談受けとるん……?)


 ◆ そこへ現れた本日の相談者


 ゆきちゃん(3歳・ポニーテール):

「……あのね、とーまくん……」


 燈真:

「きた!こいのなやみやね!」


 灯乃:

「すでに確信しとる!」


 ◆ ゆきちゃんの相談内容


 ゆきちゃん:

「ゆきね……けんたくんにね……

 “すき”っていうと……」


 灯乃(身を乗り出す):

「うん!」


 ゆきちゃん(涙目):

「“おまえはじゃがいもか!”っていわれるの……!」


 教室:

 ざわ…


 燈真:

「……」


 灯乃:

「……」


 先生:

(ど、どういう状況……!?)


 ◆ 燈真、3歳にして恋愛分析スタート


 燈真(腕組みして):

「ふむ。じゃがいも問題やね。」


 灯乃:

「なにその問題?」


 燈真:

「すきっていわれたら、てれかくしで、

 “おまえ”とか“じゃがいも”っていうんよ!」


 ゆきちゃん:

「え!?」


 燈真:

「けんたくんは……

 ゆきちゃんがすきやけん、

 イモにしとるんよ!」


 灯乃:

「すき=いも化、の法則!」


 先生(心の声):

(どんな法則やねん……)


 ◆ 燈真、3歳にして名言を放つ


 燈真:

「ゆきちゃん。」


 ゆきちゃん:

「うん……?」


 燈真:

「すきっていったらね、

 にげるこは、みんな……


 “はずかしがりやさんのイモ”なんよ。」


 ゆきちゃん:

「い、イモ……」


 灯乃:

「それはそれでひどくない?」


 燈真:

「でもね、イモはさいご、おいしくなるけん!」


 灯乃:

「フォローになっとらん!!」


 ◆ ゆきちゃん、泣き笑い


 ゆきちゃん:

「……じゃあ、けんたくん……ゆきのこと……

 すき、なの……?」


 燈真(堂々と):

「99ぱーせんと、イモすき。」


 灯乃:

「残りの1パーセントなに?」


 燈真:

「はずかしさ。」


 灯乃:

「あ〜それはあるかも!」


 ◆ ゆきちゃんにアドバイス


 ゆきちゃん:

「……どうすれば、けんたくん、イモじゃなくなる?」


 燈真:

「かんたん!」


 ゆきちゃん:

「ほんと!?」


 燈真:

「ゆきちゃんが、すきっていったあと、

 にこーってわらう!」


 灯乃:

「わらったら……?」


 燈真:

「けんたくん、こうなる」

(テーブルに頭をぶつける仕草)


 灯乃:

「脳がやられて倒れるってこと!?」


 燈真:

「うん♡」


 先生:

(なんで倒れる前提……)


 ◆ ゆきちゃん、決意する


 ゆきちゃん:

「わかった! ゆき、がんばる!!

 すきっていって、にこーってする!!」


 燈真:

「よかよか! ゆきちゃん、かてる!」


 灯乃:

「恋愛の勝ち負けじゃないけどね!!」


 ◆ 相談終了の儀式


 燈真:

「きょうのそうだん、しゅうりょー!」


 灯乃ハンコぽん

「“成功のイモ印”おします!」


 ゆきちゃん:

「イモなん? 最後までイモなん?」


 ◆ 教室の隅で…


 光子(迎えに来た):

「……とうま、なんしよると?」


 優子:

「3歳で恋愛相談とか聞いたことないんやけど!」


 美鈴先生(博多南幼稚園):

「わたしにもようわかりません!」


 翼:

「未来が怖い」


 拓実:

「いやもう片足どころか肩まで芸人」


 ◆ エピローグ


 その日の帰り。


 ゆきちゃんは勇気を出して——

 けんたくんに「すき!」と言ってみた。


 にこー♡


 けんた:「……!!」

(本当にテーブルに頭ぶつけて倒れた)


 ゆきちゃん:

「ほんとに倒れたぁぁぁ!!」


 燈真:

「ほらね♡」


 灯乃:

「いや、褒めるとこそこじゃない!!」


 こうして今日も

 博多南幼稚園の恋愛事情は混沌を極め、

 ちびっこ恋愛相談所は伝説を更新していくのであった。




 ◆《爆笑幼児語 小説版》

 灯乃ひの3歳 → とーま兄ちゃんに恋愛そうだんする日


 博多南幼稚園・園庭。

 砂場の前に、小さなイスがふたつ並んでいる。


 年少さんの 燈真(とうま・3歳) が

 ちょこんと座り、足をぶらぶらさせながら叫んだ。


 燈真:

「きょーは〜! とーまのれんあいそうだんしょ、かいぎしまーす!!」


 先生:

「なんで3歳児が“会議します”って言うんね……」


 そのとき。


 ぴょこぴょこ走ってくる影がひとつ。


 灯乃(ひの・3歳/未就園児)

 ――今日も優子ママと一緒に園に遊びに来たのだ。


 ひの:

「とーまぁぁぁ♡ ひの、きた〜!!!」


 燈真:

「ひのちゃ〜ん! おれ、いまおしごとちゅーよ?」


 ひの:

「ひのも おしごと するぅ!」


 優子:

「いや、ひのは働かんでいいけん。3歳やけん。」


 ◆ ひの、突然の相談モード発動


 ひのは、ちょこんと燈真の横に座り、

 小さな手で胸をぎゅっと押さえた。


 ひの:

「……とーま。ひのね……きょー……

 むねが……どっきゅんした……」


 燈真(プロの顔):

「お? それは……れんあいしょうじょーやね!」


 優子:

「いや、あんた達なんでそんな言葉知っとるん」


 ◆ 相談内容:りんごジュース三角関係事件


 ひの:

「ひのね……あのね……

 ゆのんおねえちゃと りんごじゅーちゅ のみよったと……」


 燈真:

「うん!」


 ひの:

「そしたらね……

 ゆーとくんが、ひのの りんごじゅーちゅ、うばったと!」


 燈真:

「なぬっ!?」


 ひの:

「ひの、

 “それ、ひのの〜!”て いったのに、

 ゆーとくん、“んべぇ〜♡”て……」


 燈真:

「なんそれ、こいびとムーブやん!」


 優子:

「いや、ジュースやろ」


 ◆ とーま、恋愛脳で分析する


 燈真(腕組み):

「ふむ……ひのちゃ。

 それはね……


 ゆーとくん が、ひののこと すきすぎて、

 ジュースに なりすぎとると!」


 ひの:

「じゅーちゅに……なっとうの?」


 燈真:

「すきすぎたら、

 みんな いろんなもんに へんしんするっちゃ!」


 ひの:

「とーまは……?」


 燈真:

「おれは、ひのの こと すきやけん……

 ゼリーになる!!(どや)」


 ひの:

「ぜりー♡ ぷるぷる♡ すき♡」


 優子:

「なにこの会話???」


 ◆ アドバイス発動


 ひの:

「じゃ、ひの、どうすれば、ゆーとくん、りんごじゅーちゅ とらんくなる?」


 燈真:

「かんたん!!」


 ひの:

「ほんと!?」


 燈真:

「ゆーとくん に……

 “これ いっしょに のも♡”て

 ふわ〜♡って わらう!」


 ひの:

「ふわ〜♡(練習)」


 燈真:

「それしたら、ゆーとくん、こうなる」

(頭抱えて転げ回るジェスチャー)


 優子:

「倒れさせんでよか!」


 ◆ 相談終了の儀式


 燈真:

「はい! れんあいそうだん、おしまい!!」


 ひの:

「おちまい〜♡」


 燈真:

「ひのちゃ、きょうのはんこ、これ!」


(砂で作った謎の印)


 ひの:

「わぁ♡ ひの、りんごじゅーちゅのひと、がんばる!!」


 優子:

「いや、なんの役職???」


 ◆ エピローグ:ひの、実践する


 その日の夕方。


 ひの:

「ゆーとくん……これ……

 いっちょに、のも? ふわ〜♡」


 ゆーと(3歳):

「……っ!!」


(※ほんとに転んだ)


 ひの:

「とーまぁぁぁ!!ゆーとくん こけたぁぁぁ!!」


 燈真(遠くから):

「れんあいは きけん!!」


 優子:

「危険なのはあんたのアドバイス!!」



 ◆《爆笑幼児語・完全改訂版》

 ひーちゃん(灯乃)を追いかけ回す悠翔(ゆうと1歳)カオスシーン


 博多南幼稚園の園庭。

 未就園児ひろばの時間。


 優子が灯乃(ひの・3歳)を連れて遊びに来ていたそのとき……


 ソファ横のベビーゲートがガラッと開く音。


 優子:

「え、ちょっと……!? 誰が開けたん!?」


 迷いなく飛び出す1歳児。


 柳川 悠翔(ゆうと/1歳)


 ヨチヨチのくせに加速だけはバケモノ。


 悠翔:

「ひぃぃぃ……ひーちゃぁぁぁーー!!」


(※灯乃=ひーちゃん)


 灯乃:

「きゃああああ!!ひの、にげるーーー!!」


 ◆ 1歳児とは思えぬ“爆速ハイハイ”


 悠翔:

「ひーー!!ひーー!!(獲物発見の声)」


 ドドドドドドドドッ!!!


 ひの:

「はやい!!ひーちゃん、はやすぎる!!」


 優子:

「ひーちゃーーんって言いながら追いかけるなーー!!

 あんたの姉ちゃん(結音)じゃないとよ!!」


 でも悠翔は止まらない。


 悠翔:

「ひーちゃーーー!!!(※完全に覚えた呼び名)」


 ◆ 灯乃、園庭を全力逃走


 灯乃:

「ひの、つかまったら、ほっぺ むぎゅされる〜〜!!」

「ひの、ほっぺ いちごみたいになる〜〜!!」


(※実際、悠翔は捕まえた相手に「むぎゅ♡」攻撃をかます)


 悠翔:

「ひーーちゃ♡」


 どん!!


 悠翔、ついに灯乃を捕獲。

 ほっぺに顔面ダイブ。


 灯乃:

「ぎゃああああああぁぁぁぁ!!!

 ひのの ほっぺ! めりこむーー!!」


 優子:

「ひーちゃんやめー!! ひーちゃん言いながらひーちゃんつぶすな!」


 ◆ そこへ救出に来る結音(ゆのん/4歳)


 結音(お姉さん風):

「ひーちゃん! ゆのんが たすける!!」


(悠翔の背中をえいっと持ち上げようとする)


 悠翔:

「ゆのん♡」


 → 今度は結音にもダイブ。


 結音:

「ぎゃぁぁぁぁぁ!!

 ひーちゃん、ふたりは だめーーー!!!」


 灯乃:

「ゆのんおねぇちゃ……たすけにきて つかまっとるぅ!」


 優子:

「ちょっと待って、ひーちゃん、対象が増えとる!!」


 ◆ さらに彩羽いろはも巻き込まれて地獄絵図へ


 彩羽(2歳):

「なにしてるの? たのしそう〜〜♡」


 → 悠翔のターゲット、増える。


 悠翔:

「いーちゃ(※いろはのこと)!!」


 彩羽:

「あーーー! きた〜〜〜♡」


 → 自ら抱きつかれる(完全に自爆)


 光子:

「ちょっと! いろは自分から行った!? なんで自分から行くと!」


 優子:

「この子たち、1歳児の突進を“遊び”と認識しとるやん!」


 ◆ 結果:


 3歳(灯乃)+4歳(結音)+2歳(彩羽)が、

 1歳児・悠翔にまとめて押し倒される


 床で団子状態。


 灯乃:

「ひの……まけた……」


 結音:

「ひーちゃんのほっぺ、あつい……」


 彩羽:

「いろは、つぶれてる……♡」

(※なぜか嬉しそう)


 悠翔(真ん中で満面の笑み):

「ひーちゃ♡ いーちゃ♡ ゆのん♡」


 光子:

「うちの陽翔が生まれた時もカオスやったけど……

 悠翔、破壊力が規格外すぎん?」


 美香:

「抱きつき攻撃の精度よ……努力の方向性、間違っとる」


 拓実:

「あの……うちの息子、こんなキャラやったっけ……?」


 優子:

「あんたに似たんよ!!」


 拓実:

「えーー!?」


 ◆ ラスト・灯乃のひと言


 やっと落ち着いて、

 灯乃が優子の膝の上でぼそっとつぶやく。


 灯乃:

「……ひーちゃん、こわい……

 でも……すき……」


 結音:

「ひーちゃん、つよいけんね……

 ゆのんも、すき……」


 彩羽:

「いろはも〜♡」


 悠翔:

「ひーちゃ♡」


 光子:

「灯乃、1歳児に恋の相手取られとるやん……」


 優子:

「将来、この三角関係……いや四角……いや六角……

 どうなるんやろ……」


 美鈴:

「少なくとも、小倉家の未来は 平和とカオス が永久保証やね」

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