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美香と光子と優子の爆笑ストーリー。光子と優子29歳  作者: リンダ


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本州最南端ライブと、那智の滝、尾鷲節、伊勢参り、鳥羽の夜

 旅の22日目 ― 本州最南端ライブと、那智の滝、尾鷲節、伊勢参り、鳥羽の夜

  白浜 → 串本 → 潮岬


 本州最南端で「端っこなんかじゃない」ライブ


 22日目。

 一行は紀勢本線で串本へ向かい、バスで潮岬へ。


 陽翔「ここが“ほんしゅうのいちばんみなみ”?」

 燈真「日本地図の“したのほうのピッて出てるとこ”やね!」

 悠翔「端っこ来た〜!! ……って言ったら怒られる?」


 結音

「でもここも、“はじっこなんかじゃない地”〜」


 灯乃

「“いちばん南のまんなか”〜」


 彩羽

「“最南端”って、むしろ一番“目立つポジション”やん。

 卓球でいったら“決勝のセンターコート”的な」


 岬の碑の近く、海と空が大きく開けた場所で、

 今日もアカペラミニライブが始まる。


 観光客は最初、

「なんか歌うまい人たちおるね〜」くらいのノリで足を止める。


 海に合うバラード

 子どもたちと一緒に歌える童謡

 そして、旅のテーマソング的なオリジナルを一曲


 潮風に声が乗っていく。

 波の音が合いの手みたいに返ってくる。


 歌い終わって、軽く礼をしたあと――


 光子

「本州最南端で聴いてくださって、ありがとうございました。

 “端っこなんかじゃない”を勝手にテーマに旅してます、

 爆笑発電所・M&Yです!」


 優子

「テレビとかラジオとかでもしゃべってる、あの双子でーす」


「え?」「え??」とざわつく人々。

 スマホで検索→顔見比べ→「ほんまやん!!」の流れ、安定の発生。


 おじさん

「本物やったんかい!」


 観光客の女の子

「いきなりすごいライブ見てしまった…」


 彩羽

「はい、“本州最南端ドッキリライブ”成功〜」


 翼

「これ、もはやシリーズ化やな」


 拓実

「“ローカル駅&ローカル岬アカペラツアー”な」


 潮岬はしばらく、

 ちょっと誇らしそうなざわめきに包まれていた。


  串本 → 紀伊勝浦 → 那智の滝&那智大社


 串本から再び紀勢本線に乗り、紀伊勝浦で下車。

 バスに揺られて、那智の滝と那智大社へ。


 那智の滝の前に立つと、

 水の落ちる音が、さっきまでの笑い声とは別のリズムで胸に響く。


 陽翔「たか〜い!」

 燈真「“水が空から戻ってきよる”みたい」

 悠翔「ちょっとこわいけど、目はなせん…」


 結音

「“ずっと泣き続けとるみたいな滝”〜」

 灯乃「でも、悲しいだけじゃなくて、“浄化”って感じもする〜」


 彩羽

「この音、試合前にイヤホンで聴いたら、

 雑音消えて集中できそう…」


 光子

「たぶん昔から、

 “ここで一回、自分の中リセットしたい”って人が来よったんやろね」


 優子

「いろんな感情とか罪悪感とか、

 泣きたいのに泣けん気持ちとか、

 ぜ〜んぶここでちょっとずつ流してきたんやろなぁ」


 那智大社では、

 それぞれが静かに手を合わせる。


 家族の無事

 子どもたちの成長

 旅の安全

 これから会う人たちが、どこかで笑顔になれるように


 祈りの内容は違うけど、

「ちゃんと生きて帰ろうね」という思いは同じだった。


  紀伊勝浦 → 新宮 → 尾鷲


 尾鷲節伝承館で、歌とリズムに触れる


 紀伊勝浦から新宮を経て、列車は尾鷲へ。


 立ち寄るのは、尾鷲節伝承館。

 昔から歌い継がれてきた民謡と、その背景にある暮らしの物語。


 地元の方

「尾鷲節はね、海と山の仕事のリズムの中から生まれた歌なんですよ」


 実際に一節歌ってもらうと、

 独特の節回しと、体に残るようなリズムが印象的。


 陽翔「なんか、のりたい!」

 燈真「ドラムじゃなくて、“からだでリズムとる歌”って感じ」

 悠翔「ちょっとだけ真似したい!」


 結音

「声の“ゆれ”が、海の波みたい〜」

 灯乃「“お仕事の歌”って、いいな〜」


 彩羽

「ラケットふるリズムにも合いそう(職業病)」


 ここでも結局、

「よかったら一緒にどうぞ」と言われ、

 爆笑発電所チームが即興コラボ。


 地元の方がリード

 子どもたちが手拍子&簡単なコーラス

 大人チームがハモりを薄く乗せる


 地元さん

「うわ〜、なんやこれ、豪華版尾鷲節や!」


 翼

「歌ってると、“ここで生きてきた人たち”が近くなる気がしますね」


 拓実

「旅先で歌わせてもらうたびに、

 “うちらの持っとる音楽と、誰かの土地の音楽”が

 ちょっとずつ混ざっていく感じがする」


 この日、尾鷲節は少しだけ、

 “爆笑発電所アレンジ”の記憶を刻んだ。


 尾鷲 → 多気 → 参宮線 → 伊勢神宮


 祈りとツッコミが同居するお伊勢参り


 尾鷲からさらに紀勢本線で北上し、多気へ。

 そこから参宮線に乗り換え、列車は伊勢市方面へ向かう。


 陽翔「いせじんぐうって、“日本の真ん中の神社”って感じする〜」

 燈真「“神社のラスボス”みたいな言い方やめてw」

 悠翔「でも、たしかにすごそう」


 伊勢神宮では、

 さすがにいつものテンションより、

 全員ちょっとだけ背筋が伸びる。


 光子

「ここはもうね、“日本じゅうの“どうかお願いします”が集まってる場所”って感じする」


 優子

「うちらの“どうか笑いがちゃんと届きますように”も混ざると思うと、

 ちょっとドキドキするよね」


 子どもたちも、

 いつもより真剣な顔で手を合わせる。


 いい仲間に恵まれますように

 これからの試合や本番で、自分の力が出せますように

 嫌なことがあっても、ちゃんと立ち直れますように


 祥子

「マラソンのスタートラインに立つ前に、

 ここ思い出したら、ちょっと強くなれそう」


 隼

「“自分一人の力じゃない”って、自然に思えますね」


 お参りを終えて、

 名物をちょこっとつまみ食いしながら、

 次の宿泊地・鳥羽へ向かう。


  伊勢市 → 鳥羽で宿泊


 伊勢から鳥羽へ移動し、海の見える宿でチェックイン。


 陽翔「きょうも、いっぱい動いた〜」

 燈真「“最南端ライブ”したあとに、滝と民謡とお伊勢参りって、情報量!」

 悠翔「でも、なんか全部つながっとる気がする」


 結音

「海も山も、お寺も神社も、ぜんぶ“生きとる人の場所”〜」

 灯乃「みんな“生きたい”“笑いたい”って思っとるから、歌も神社もある〜」


 彩羽

「今日一日ぶんの経験値、めちゃくちゃ大きい気がする。

 将来、“ぜんぶ試合前ルーティンに入れたいくらい”」


 温泉と晩ごはんで一息ついたら、

 お待ちかねの時間。


  爆笑通信 in 鳥羽


 本州最南端から伊勢まで、祈りと歌とツッコミ報告会


 タイトル:


「本州最南端で“端っこなんかじゃない”宣言

 & 尾鷲節コラボとお伊勢参りと鳥羽の夜スペシャル」


 光子

「みんなこんばんは〜! 今日は鳥羽からお届けしてまーす!」


 優子

「本州最南端の潮岬でライブして、

 那智の滝と那智大社に行って、尾鷲で民謡コラボして、

 多気から参宮線で伊勢神宮お参りして、鳥羽で温泉入ってきました!」


 コメント欄

 《また詰め込みすぎw》

 《1日が濃すぎてカレンダー壊れる》

 《最南端ライブ見た人います?》


 潮岬で偶然居合わせた人からのコメントも流れ始める。


 《さっきの潮岬の者です! 本物と分かった瞬間震えました》

 《那智の滝のあとの那智大社で、こっそり後ろ姿見かけました…》

 《尾鷲節コラボ、生で聴いた! 贅沢すぎた》


 翼

「尾鷲節のリズム、あれクセになるな〜」


 拓実

「“民謡って、昔の人のラップ”って誰か言いよったよね」


 祥子

「ビートは太鼓じゃなくて、仕事の足音と呼吸って感じ」


 隼

「それが今、こうやってステージの音楽と混ざるのは、胸熱ですね」


 光子

「お伊勢参りも行ってきましたけど…

 ちゃんと真面目にお願いしてきましたよ?」


 優子

「“家族みんなが笑って帰れますように”と、

 “視聴者のみなさんが、しんどい時にちょっと笑えますように”と、

 “ローカル駅アカペラがこれからも怒られませんように”と」


 コメント欄

 《最後w》《神様も苦笑いしてる》

 《でもきっとニヤっとしてくれてる》


 彩羽

「私は、“プレッシャーに負けないメンタルをください”ってお願いしました」


 翼

「それはもう、だいぶ持っとる気もするけどな」


 拓実

「でも、“自分でそう言える子”って時点で、

 もう強いメンタルの持ち主よ」


 光子

「じゃあ最後に、本州最南端ライブで言いそびれたキーワードで締めますか」


 優子

「本州でいちばん南でも、

 海のそばでも、山の中でも、どこにいても――」


 全員+コメント欄

「ごはんとお風呂と笑いがあれば、

 “最南端”も、ここも、そこも、みんな世界の真ん中やけーん!!」


 コメント欄

 《888888》《今日もありがとう》《明日も気をつけてね》


 鳥羽の夜の海は、

 静かな波の音で、

 今日の“祈りと歌と爆笑”をやさしく包んでいた。

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