↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
美香と光子と優子の爆笑ストーリー。光子と優子29歳  作者: リンダ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
115/145

旅の19日目 ― 山陽から阪神へ、ローカル線まつりと、りんくう夜景と支部総出演の爆笑通信

 旅の19日目 ― 山陽から阪神へ、ローカル線まつりと、りんくう夜景と支部総出演の爆笑通信

  播州赤穂 → 網干 → 山陽電車網干線


 赤穂での“ギャグ討ち入り”から一夜明け。

 一行はJRで網干へ向かい、いよいよ関西私鉄ゾーンへ突入。


 光子

「さあみなさん、本日のテーマは

 『私鉄は遊園地』でーす!」


 優子

「山陽・阪神・南海、ぜんぶ“乗り物テーマパーク”と思ってついてきてください」


 網干駅から少し歩いて、山陽電車 網干線のホームへ。

 ローカル感のある短い編成に、キッズの目がきらきら光る。


 陽翔「ちょっとちいさめの電車〜」

 燈真「でも、“その町の足”って感じ、好き〜」

 悠翔「ローカル線図鑑つくりたい!」


 結音

「きょうも、“はじっこなんかじゃない線”〜」


 灯乃

「もはや口ぐせになっとる〜」


 ゴトゴト揺られて、本線へ合流する駅で乗り換え。

 ここからは、山陽電車で東へ東へ向かっていく。


  須磨海浜公園 ― 山陽電車で海沿い、明石海峡大橋を見上げる


 山陽電車で東へ進み、

 一行は 須磨海浜公園で下車。


 ホームから少し歩けば、すぐそこは海。

 遠くには、どーんと 明石海峡大橋 が顔を出している。


 陽翔「でっか!!!」

 燈真「“でかい橋”って言うしかないやつ!」

 悠翔「電車も車も通るん?」


 結音

「むこうに“まだ旅がありそうな感じ”の橋〜」


 灯乃

「おっきい“ハシゴ”が海にかかっとるみたい〜」


 翼

「明石海峡大橋って、

 “本州と淡路島の握手”みたいなもんよね」


 拓実

「橋にまで握手たとえ仕込んでくるの、うちらぐらいやで」


 光子

「でもさ、こういう大きな橋があって、

 “行ってみたい”と思う島があって、

 そこで暮らしている人がおるって、なんかいいよね」


 優子

「“ここで終わり”じゃなくて、

 “ここからまた別ルートが伸びとる”って感じ」


 須磨の海をしばし眺めたあと、

 再び山陽電車に乗り込んで東へ進む。


 山陽〜阪神直通 → 甲子園&武庫川線


 山陽電車はそのまま 阪神電車に直通し、

 いよいよ関西私鉄ど真ん中ゾーンへ。


 途中の車内アナウンスで「甲子園」の文字が出た瞬間、

 スポーツ好きチームのテンションが一斉に跳ね上がる。


 翼

「来ました、“高校球児の聖地”!!」


 拓実

「スポーツ選手的には、一回は中入ってみたい場所やな」


 甲子園駅で下車し、

 球場の外周をぐるっと一周。


 陽翔

「ここで、いっぱい野球の試合あったん?」

 悠翔

「ここで投げてみたい!」


 結音

「“がんばれー!”って声、空まで届きそう〜」


 灯乃

「ゆめが飛んでいくスタジアム〜」


 光子

「たくさんの“涙とガッツポーズ”がしみ込んだ場所やね」


 優子

「勝った子も負けた子もね。

 ここに来たこと自体が、きっと誇りなんやろなぁ」


 甲子園を後にして、今度は 武庫川線 にも乗りに行くことに。


 短い支線に、ふわっとしたローカル感。


 燈真

「こういう“ちょっとだけ伸びてる線”、ねらい目〜」


 陽翔

「終点まで乗るの好き!」


 悠翔

「“短いからこそ味がある線”特集つくろ」


 翼

「全国支部で“推しローカル線アンケート”したら、

 絶対盛り上がるな」


 拓実

「爆笑発電所の次の企画、それやな」


  阪神なんば線 → 西九条 → 桜島線 → 西九条 → 大阪環状線 → 新今宮


 再び本線に戻り、

 今度は 阪神なんば線 に乗って西へ。


 優子

「ここから“いよいよ大阪突入”って感じやね」


 西九条で下車し、

 桜島線(ゆめ咲線) に乗り換え。


 陽翔「USJのとこ通る線〜?」

 悠翔「なんか、夢の匂いする!」


 車窓には、

 テーマパークのアトラクションや、大きな観覧車。


 結音

「たのしそう〜〜〜!!!」


 灯乃

「こんど、“遊びにくるだけの日”もほしい〜」


 光子

「それな。それはプライベートでやろう」


 優子

「きょうは“乗り鉄が本業”やけんね」


 桜島まで行って折り返し、再び西九条へ。

 そこから今度は 大阪環状線 に乗って新今宮へ。


 新今宮駅の雑多な空気に、

 旅もいよいよ“都会のど真ん中”に入ってきた感が漂う。


  岸里玉出 → 南海汐見橋線 往復


 新今宮から今度は地上へ出て、岸里玉出へ。

 お目当ては、知る人ぞ知る 南海汐見橋線。


 光子

「ここから今日の“名脇役路線”に乗っていきます」


 優子

「“なんばとちゃうところで終わる南海”、汐見橋線〜」


 汐見橋線のホームに立つと、

 少し時間がゆっくりになったような感覚。


 陽翔「なんか、しずか〜」

 燈真「“街の古いページ”って感じする」

 悠翔「めちゃくちゃ好きこういうとこ」


 終点・汐見橋まで往復しながら、

 “かつて賑わっていたであろう時間”に思いをはせる。


 光子

「“線路を残す理由”ってさ、

 “今”だけじゃなくて、“昔からここにあった時間ごと残しときたい”ってことなんやろね」


 優子

「汐見橋線、勝手に“記憶の保存線”って呼びたくなる」


  南海本線 → 羽衣 → 高師浜線&街散策


 岸里玉出から再び乗り継ぎ、

 南海本線で南へ。


 途中の 羽衣 で下車し、

 ここからは 高師浜線 に。


 結音

「さっきから“ちょい伸びローカル線”シリーズ多い〜」


 灯乃

「今日、“短い線の日”なん?」


 陽翔

「でも、どこもちゃんと“その町のための線”って感じするよ」


 高師浜線に揺られて、

 万葉集にも詠まれた高師浜のあたりへ。


 燈真

「ここ、“昔の歌にも出てきた浜”なんやって」


 悠翔

「“昔の人もここ歩いとったんかも”って思うとすごいな」


 光子

「千年以上前の歌に出てくる場所を、

 今こうして子どもたちと歩きよるって、

 なんかそれだけでウルっとくるね」


 優子

「昔の人が見てた海と、

 今うちらが見てる海、

 きっと全然同じじゃないはずなんやけど――

 “ここで誰かが空を見上げてた”って事実だけでつながっとる気がする」


 静かな浜と、ゆるやかな街を散策したあと、

 再び南海本線で南下する。


  南海本線 → りんくうタウンで宿泊


 夕方前。

 一行は りんくうタウン に到着。


 窓の向こうには、

 近未来的なビルと、遠くに見える関西空港の光。


 陽翔「ひこうき見えるかな〜」

 悠翔「海外行くとき、ここ通るん?」


 燈真

「なんか“旅のハブ”って感じの街やね」


 結音

「きょうはここが、“世界の真ん中”〜」


 灯乃

「夜になったら、キラキラしそう〜」


 ホテルにチェックインし、

 アウトレット側や海辺を軽く散策。

 夕食とお風呂をすませたら、

 お待ちかね 爆笑通信 in りんくうタウン の時間だ。


  爆笑通信 in りんくうタウン

 〜支部総出演・会話&ボケツッコミ増量スペシャル〜


 今日は特別企画。

 タイトルは:


「爆笑発電所・全支部大集合!

 りんくう“空港の手前で世界会議”スペシャル」


 スマホ画面には、

 各支部のアイコンがずらっと並んでいる。


 福岡本部(博多ブロック+ジュニアたち)

 京都支部

 熊本支部

 江津支部(春野家)

 徳島支部(愛ちゃん・正男くん)

 札幌支部

 メルボルン支部

 ロサンゼルス支部

 ジュネーブ支部 …などなど


 光子

「みんな〜、聞こえとー? りんくうタウンからでーす!」


 優子

「ここから飛行機に乗れば、

 いつでもみんなの街に飛んでいける気がしてきます!」


  福岡本部(博多ブロック)から


 まずは福岡本部。

 画面には、美鈴世代の 爆笑発電所女性部(博多ブロック) の誰かがいるイメージで。


 博多ブロック代表・真理子

「はーいこっちは博多でーす。

 “関西突入”って聞いて、

 全員でたこ焼き食べながら見ようかと思ったけど、

 結局うちの餃子になりました!」


 由紀

「関西来たら、“ボケの密度”で負けられんよ? 大丈夫そ?」


 さやか

「心配せんでも、この一家、

 “ボケ貿易黒字国”やけんね」


 一同

「黒字てなん」


 光子

「博多ブロックが一番厳しいんよ、笑いの査定が」


 優子

「でも、“関西に入った瞬間ボケが増える病”にはしっかりかかっとるけん、安心して」


  京都支部から


 京都支部代表

「どすどす〜、京都支部どす〜。

 山陽電車から阪神乗り継ぎと聞いて、“お、いよいよこっち側やな”と」


 京都支部メンバー

「須磨海浜公園で明石海峡大橋見て、

 甲子園行って、武庫川線乗って、汐見橋行って、高師浜行って……」


「落ち着け!!」


 全員

「(笑)」


 京都支部メンバー

「普通そこまで一日で詰め込まへんのよ。

 “観光の概念どこいった問題”出てます」


 翼

「いやいや、“乗り鉄にとっての観光”は乗ることやから」


 拓実

「こちとら“線路こそテーマパーク”理論でやっとります」


 京都支部

「はいアウトー。“関西ローカル番組”のノリでしゃべり出してる」


  徳島支部(愛ちゃん&正男くん)から


 愛ちゃん

「はい、徳島支部でーす!

 この前は生中継ありがとうございました!」


 正男くん

「甲子園行ったって聞いて、

 “正直、次はうちらのバレーかなんかで行きたいな”って

 勝手に夢見てました」


 徳島支部ママ

「関西入りしたからって、

 “ボケ免許皆伝”みたいな顔しとったら危ないけんね」


 優子

「なんでわかると? いままさにその顔しとった」


 光子

「徳島支部のツッコミ、回線越しでも鋭いわ〜」


  メルボルン支部から(世界ブロック)


 メルボルン支部代表

「こちらオーストラリア〜。

 そっちは夜やけど、こっちは昼〜」


 メルボルン仲間

「“空港の手前で世界会議”ってタイトル、

 こっちからしたら

 “今すぐこいよ”ってプレッシャー感じるんですけどw」


 光子

「いや〜、今日ね、関空の灯り見ながら、

 “本気出せば今からでもそっち飛べるな”って思ってしまった」


 優子

「でもまず、その前に“睡眠”っていう大事なフライトがあるんよ」


 メルボルン支部

「さすが、“爆睡発電所”の中の人の発言」


  ロサンゼルス支部&ジュネーブ支部から


 ロサンゼルス支部

「こっちは、前にLAの子どもたちとライブやった時の話で、

 “また来いコール”が止まりません」


 ジュネーブ支部

「ジュネーブでは、“りんくうタウン”って聞いて

 “国連会議空港版”みたいなイメージ持ちました」


 ロサンゼルス支部

「今日のキーワード、“空港の手前で世界会議”いただきました」


 ジュネーブ支部

「“移動する国連”みたいなノリで、

 笑いの議題を持ってきてください」


 光子

「議題1:

 “ごはんとお風呂と笑いがあれば、

 世界平和の下地はだいたいできる説”」


 優子

「採択、満場一致でお願いします」


 全支部コメント

 《賛成》《賛成》《超賛成》《拒否権なしw》


  りんくうタウンから、旅の一日ふりかえりトーク


 翼

「いや〜今日は、

 山陽→阪神→武庫川線→阪神なんば線→桜島線→環状線→汐見橋線→南海本線→高師浜線→南海本線→りんくうタウン…」


 拓実

「改めて文字にすると、“完全に変態乗り鉄コース”やな」


 福岡本部

「“変態乗り鉄コース”言うなw

 でも全員、めちゃくちゃ楽しそうやけん許す」


 江津支部(春野家)

 春野和人

「こっちも“山陰ローカル線ツアー”で対抗したくなりますね」


 春野裕美

「でも、あっちは私鉄が多いからね〜。

 乗り換えのたびにネタ増えとる感じがする」


 春野隆

「新今宮って、テレビで見るよりすごかった?」


 陽翔(本部スタジオ側)

「ぎゅっとしてて、でもおもしろいとこ〜!」


 燈真

「いろんな人がおって、“生きてる感”が強い街〜」


  りんくう夜景と、締めのひと言


 コメント欄は、

「甲子園いいな」「汐見橋線ええ」「高師浜行ってみたい」

「関空の灯り、写真で見せて」「空港からの配信も待ってる」

 などなどで埋まっていく。


 光子

「今日一日、

 “海のそば”“街のそば”“昔の人が歌に詠んだ浜”“空港の光”

 ぜんぶ見ながら走ってきました」


 優子

「どの場所にも、“そこを行き来する人たちの物語”があって、

 その上に線路や道路や橋がかかってて……

 そこに、うちらの笑いと音楽がちょっとでも混ざったらいいな、と思いながら乗ってきました」


 福岡本部

「うちらはうちらで、“みんなが帰ってくる場所”守っとくけんね」


 徳島支部

「いつでも“徳島で生配信第2弾”、お待ちしてます!」


 江津支部

「山陰側にも、笑いと線路と海と川、揃ってますから」


 世界支部

「空港の手前で止まらず、

 いつかまた、飛び越えてきてください」


 光子

「もちろん。

 でも、まずはこの旅を最後までちゃんと歩いて、

 “今ここ”をおもしろがるのが先やね」


 優子

「というわけで、今日の締めはやっぱりこれで」


 全員(本部+各支部コメント欄も巻き込み)

「ごはんとお風呂と笑いがあれば、

 ここも、そこも、どこだって世界の真ん中やけーん!!」


 コメント欄

 《888888》《本日の会議終了》《次回開催希望》《りんくうタウンを国連認定して》


 こうして、

 19日目は “関西私鉄乗りまくり&支部総出演の爆笑通信” で、

 りんくうの夜景と飛行機の灯りに見守られながら、

 ゆっくりと幕を閉じていった。



 旅スナップ大放出 ― 「爆笑編」「名所編」「歴史編」


 りんくうタウンのホテルの一室。

 子どもたちが寝静まり、大人4+祥子&隼の6人がテーブルを囲む。


 光子

「そろそろ、ここまでの写真、ちゃんと出しとこっか」


 優子

「タイムラインが“飯テロと浴衣と鉄道”でカオスになりつつあるしね」


 翼

「分類しますか。今日は編集部モードやな」


 拓実

「テーマは三本立てでどや。

 ①爆笑編 ②名所編 ③歴史編」


 祥子

「マラソンでも、“ペース走”“インターバル”“ジョグ”って分けるしね。

 写真もメリハリ大事」


 隼

「じゃあ僕、撮影係として、データ出しますね」


 ① 爆笑編


 まずは全員一番楽しそうなやつから。


 ・鳴門の渦潮バックに、全員変顔ジャンプ

 ・甲浦ホームで、「端っこなんかじゃない」のポーズで線路の先を指さすキッズ

 ・宿毛の湯上がり浴衣で、なぜか全員きれいに白目になった瞬間

 ・足摺岬で、風に煽られて髪がライオン化した光子

 ・高師浜で、砂に足がずぶっとハマって尻もちつく優子


 優子

「これはもう、“爆笑発電所・変顔&事故写真スペシャル”やね」


 光子

「笑いのためなら、多少の黒歴史は差し出します」


 アップした投稿には、

「#爆笑発電所旅の記録」「#端っこなんかじゃないツアー」

 などのタグをつけて一気に投下。


 ② 名所編


 次はちゃんと“観光してますよ”アピール用。


 ・明石海峡大橋をバックに、やたらキメ顔の12人

 ・高浜港でフェリーと電車と海が一枚に収まった一枚

 ・四万十川と予土線の車両が一緒に映った奇跡のショット

 ・宇和島城天守から見下ろす街と海

 ・道後温泉本館前で、全員でポーズ


 翼

「これはもう、普通に旅行パンフレットに載せられるレベルやろ」


 拓実

「キャプションでふざけなければ、な」


 で、そのキャプションがこれ。


『全部“仕事です”って顔しようとしたけど、

 どう見てもただの全力で遊んでる大人たちです。』


 優子

「ふざけるなって言われても無理〜」


 ③ 歴史編


 そして最後に、

 旅の“重心”でもある 歴史編。


 ・広島 平和記念公園の夕暮れと、黙祷のあとの後ろ姿

 ・呉の戦跡で、説明パネルを真剣に読む子どもたち

 ・足摺岬の断崖と、海に向かって歌っているシルエット

 ・宇和島城の石段で、息を切らしながらも笑っているショット

 ・播州赤穂の史跡前で、きちんと整列して頭を下げている一枚


 光子

「これは、あんまり言葉盛りすぎんほうがいいよね」


 優子

「うん。“楽しかった”だけやない旅の部分。

 ちゃんと残したいところやけん」


 キャプションは、いつもより少しだけ静かめに。


『笑いながら旅をしているけど、

 その足もとには、いろんな時代の“泣きたい夜”が重なっている。

 ちゃんと知って、ちゃんと笑いたいから、

 みんなで歩いて、みんなで聞いて、みんなで見てきました。』


 タイムライン、コメントの津波


 3つの投稿をほぼ同時に上げた瞬間、

 通知が鳴り止まなくなる。


  爆笑編へのコメント


 《鳴門の変顔ジャンプ、腹筋ちぎれる》

 《宿毛の白目浴衣、スタンプ化希望》

 《風に負けた光子さん、ライオンキングコラボですか?》

 《“端っこなんかじゃないポーズ”全国で流行らせたい》

 《子どもたちの笑顔が正義すぎる》


 福岡本部アカ


「公式に、“白目も芸のうち”という認識でよろしいですね?」


 徳島支部アカ


「甲浦でのあの日、実は後ろで拍手してたのうちです(小声)」


  名所編へのコメント


 《普通に観光パンフレット》《旅行会社さん案件では?》

 《鉄道と景色の撮り方うますぎ》《予土線の写真、ポスター級》

 《道後本館前、みんなのポーズが統一されてないのが逆に好き》

 《“仕事のはずなのに、全力のオフ感”が最高》


 ジュネーブ支部アカ


「“笑いと音楽で世界会議”やってる人たちのオフショット、

 ぜんぜんオフじゃないエネルギー」


 メルボルン支部アカ


「いつか“世界支部合同・線路ツアー”お願いします」


  歴史編へのコメント


 ここは、空気が少し変わる。


 《笑ってる写真もいいけど、こういう写真が一番刺さる》

 《戦争の展示を見ている子どもたちの後ろ姿、泣きそうになった》

 《足摺岬で歌ってるシルエット、ずっと見ていたくなる》

 《笑ってばかりじゃない旅だって伝わるのが、M&Yらしい》

 《“ちゃんと知って、ちゃんと笑いたい”って言葉、大事にしたい》


 LA支部アカ


「こっちの子どもたちにも見せたい写真です。」


 ウクライナ支部っぽいフォロワー


「遠く離れていても、“祈ってくれている人がいる”って伝わります」


 コメントの波を見ながら


 スマホの画面を見つめる6人。


 光子

「“爆笑編”だけでも、“名所編”だけでも、

 “歴史編”だけでも、うちらじゃないよね」


 優子

「この3つ全部混ざっとるのが、うちらの旅なんやな〜って、

 コメント見ながら改めて思った」


 翼

「真面目なコメントと、アホなコメントが同居してるタイムライン、好きやわ」


 拓実

「どっちかだけやと、息切れするもんな」


 祥子

「“走る”と一緒やね。

 真面目に走るだけやとしんどいし、

 ふざけてばかりでもゴール着かんし」


 隼

「でも、ゴールしたあとに笑っていられたら、それでいいんだと思います」


 光子

「よし。

 じゃあこの旅、最後まで――

 ちゃんと見て、ちゃんと笑って、ちゃんと伝えて 行こっか」


 優子

「コメントくれたみんなのことも、

 どっかの駅から一緒に乗ってきてくれた“旅の仲間”ってことで」


 通知は、まだポンポン鳴り続けている。

 でも、それをうるさいとは誰も思わなかった。


 それはたぶん、

 この旅が“ちゃんと届いている証拠”だから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。