高浜線の海と、湧き水の街と、紙の煙突と、赤穂浪士ギャグ討ち入り
旅の18日目 ― 高浜線の海と、湧き水の街と、紙の煙突と、赤穂浪士ギャグ討ち入り
伊予鉄・高浜線 ― 海の向こうに本州を感じる朝
道後の朝。
たっぷり温泉に浸かった翌日も、やっぱりこの一行は電車に乗る。
道後温泉から松山市駅方面へ出て、
そこから 伊予鉄・高浜線 に乗り換え。
陽翔「きょうはどこまで行くと?」
燈真「高浜線って、海のほう?」
悠翔「船、見えるかな?」
ガタンゴトンと揺られていくうちに、
車窓に少しずつ海が近づいてくる。
結音「うみ、また来た〜!」
灯乃「きょうのうみは、ちょっと“しゅっと”しとる〜」
終点・高浜に近づくと、
本州行きの船が停泊している港が見えてくる。
翼
「ここから本州に渡る船も出とるんよね」
拓実
「線路だけやなくて、海の上にも“道”があるって感じやな」
光子
「鉄道の“端っこ”と、船の“はじまり”が重なっとる場所なんやね」
優子
「海上交通の要って、こういうことなんやな〜って、
実際に見ると実感するよね」
港に並ぶフェリーを眺めながら、
“この先もまだ旅は続く”という、不思議な安心感みたいなものが生まれていた。
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松山 → 伊予西条 ― 予讃線で、湧き水の街へ
高浜から再び松山に戻り、
今度は 予讃線で伊予西条方面へ。
列車に揺られながら、
愛媛の海と山の景色が、少しずつ東へと流れていく。
伊予西条に着いて改札を出ると、
どこか空気がひんやりしている。
陽翔「なんか、すずしい〜」
燈真「空気、きれいって感じするね」
ここはきれいな湧き水のあふれる街。
街中のいたるところに、水が湧き出る場所がある。
結音
「みず、キラキラしとる〜!」
灯乃
「のんだらおいしそう〜」
実際に飲める場所では、
カップに少しだけ汲んで、一口ずつ味わう。
翼
「うわ、冷たっ。これ、生き返るやつや」
拓実
「スポドリもええけど、
こういう水が身体に一番染みるんかもしれんな」
光子
「四万十川の水を“流れる透明”っていうなら、
ここは“湧き出す透明”って感じやね」
優子
「“なんとなく、ここで育った人は芯がまっすぐそう”って思ってしまう」
しばらく、湧き水スポットを巡りながら、
静かな街歩きを楽しんだあと、再び駅へと戻っていった。
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海沿いを東へ ― 川之江の製紙工場の煙突を眺めながら
伊予西条から再び予讃線に乗り、
今度は川之江方面へ。
車窓には、
瀬戸内の海と、
ときどき顔を出す製紙工場の巨大な煙突たち。
陽翔「なんか、でっかいストローみたい!」
燈真「もくもく、すごいね」
悠翔「紙、ここでいっぱい作りよると?」
結音
「さっきの湧き水の街と、紙の工場。
なんか“水が仕事しよる場所”って感じ〜」
灯乃
「みんなのノートも、どっかの町から来とるんよね」
光子
「“紙を作る街”って、
“誰かの文字とか絵を支える街”でもあるんよね」
優子
「こういう工場の景色も、
“日本の海沿いには、海だけじゃなくて、働く煙突も一緒にある”っていう象徴やなぁ」
列車はそんな景色を横目に、
観音寺から坂出方面へと走り続ける。
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坂出 → マリンライナー → 播州赤穂へ
坂出に着き、
ここからは再び本州へ渡る マリンライナー に乗車。
結音
「また、うみのうえ走る電車〜!」
灯乃
「きょう、何回“海”って言ったかな〜」
陽翔
「うみカウンターほしい」
燈真
「“海ポイント”ためたら、なんかもらえると?」
優子
「いや、もらえるのは“思い出”だけやけどね」
マリンライナーで瀬戸大橋を渡り、岡山側へ。
そこからさらに乗り継ぎ、列車は播州赤穂へと走っていく。
翼
「ここからは、歴史の空気濃度が一気に上がるエリアやね」
拓実
「急に“忠臣蔵ゾーン”入ってくるもんな」
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播州赤穂 ― 赤穂浪士ゆかりの地を散策
播州赤穂に到着し、
一行は 赤穂城跡や大石神社など、赤穂浪士ゆかりの史跡を見て回る。
陽翔「ここで、ろうしさんたち、がんばったと?」
燈真「討ち入りって、なんか、こわい感じもするけど……」
悠翔「でも“仲間のこと大事にした話”って聞いた」
光子
「“正義”って、いつの時代もむずかしいよね。
やなせさんも“アンパンマン”でずっと考え続けとったし」
優子
「赤穂浪士も、ある意味“自分らの正義”を貫いた人たちやね。
複雑やけど、“覚悟決めた大人たちの話”って感じする」
史跡の静けさの中に、
昼の喧騒とは違う、ピンと張った空気が漂っていた。
祥子
「歴史の現場って、“あの日あの時の決断”が、
今もここに残っとるってことなんよね」
隼
「その上を、いま自分たちが歩いてるって思うと、不思議です」
見学を終えた一行は、赤穂の宿へ。
温泉と夕食を済ませ、
いよいよ 夜の爆笑通信タイム に突入する。
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爆笑通信 in 播州赤穂 ― 赤穂浪士、まさかのギャグ討ち入り
今夜のタイトルは画面にドーンとこう出る。
「M&Yのフライデー爆笑ラジオカフェ
出張版:“赤穂浪士・ギャグ討ち入りの巻”」
光子
「はいどうも〜!
今日は播州赤穂から、“歴史に怒られん程度にふざけていく”回でーす!」
優子
「本日のテーマは、
“もし赤穂浪士の中に、爆笑発電所メンバーが紛れ込んでたら”です」
コメント欄
《絶対ロクなことにならん》《歴史に謝れw》《でも見たいw》
翼
「じゃあ、軽く配役だけ決めよか」
拓実
「討ち入りチームの一人が、
“雪の中すべってコケる係”っていう残念ポジションね」
祥子
「マラソンランナー枠は、
“江戸までの道中ずっと走って先回りする伝令係”で」
隼
「“討ち入りの前に全員のウォーミングアップをさせるトレーナー役”とかもありますね」
光子
「うちら姉妹が入ったら、多分こうなるよね」
──ここから、爆笑寸劇モード。
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★ ギャグ討ち入り・ダイジェスト
(場面:雪の降る江戸の町。討ち入り直前の会議)
大石(役:翼)
「諸君、いよいよ今宵、討ち入りである!」
浪士A(役:拓実)
「おおーっ!! ……の前に、ストレッチだけやっとこうか」
浪士B(役:隼)
「心拍数あがりすぎると、階段でコケますからね。
深呼吸いきまーす。吸ってー、吐いてー」
浪士一同
「はーい」
そこへ、なぜか紛れ込んでいる 光子&優子&祥子。
光子(謎の浪士その1)
「はいみなさん! 討ち入り前にワンポイントレッスンでーす!」
優子(謎の浪士その2)
「本日のテーマは、
“静かに走るコツと、すべらないギャグの差し込み方”です!」
祥子(マラソン浪士)
「足音を立てない走りは、マラソンと一緒でね、
かかとからドーンと着地しないのがポイントなんですよ」
浪士C
「え、討ち入り前にそんな指導受けた人類、今までおる?」
光子
「でね、“すべらないギャグ”のほうは――」
優子
「それはもう、雪の上で滑らんことから始まるんよ。
ここでコケたら一生イジられるけんね」
浪士D
「命がけで行こうとしてるのに、“すべった・すべってない”の評価つくん?」
大石(翼)
「よし、では最終確認だ。
掛け声は、“エイエイオー”でよいな?」
光子
「ちょっと待った」
優子
「ここはやっぱり――」
全員で
「エイエイ“お風呂〜!”」
浪士一同
「なんで風呂!?!?」
祥子
「だって、終わったあとは全員、
“お風呂とごはんと笑い”が必要でしょ?」
隼
「討ち入りのあと、ちゃんとケアしないと身体が冷えますからね」
大石(翼)
「……まあ、たしかに。
では、掛け声改め――」
全員
「ごはんとお風呂と笑いのために、討ち入り、いざー!!」
──という、
完全に歴史の教科書から怒られそうなコントが展開される。
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本編まとめトーク
寸劇が終わって、ふたたび素に戻る12人。
光子
「というわけで、赤穂浪士の皆さま、
本当にごめんなさい。
でも、あなたたちの“覚悟”を現代なりに笑いと一緒に受け取った結果が、これでした」
優子
「“命がけで何かをやり遂げようとした人たち”を、
“笑っていい存在”にするんじゃなくて、
“笑いながらでも語り継ぎたい存在”にしたいなって思うとよ」
翼
「昔の人たちの生き方を、
“怖い話”とか“堅苦しい話”だけで終わらせんで、
ちょっと自分ごととして近くに感じられるようにね」
拓実
「子どもらにとっても、
“なんかよくわからんけど、昔すごい覚悟した人たちがいた”って
心のどっかに残ってくれたら、それでええかなって」
祥子
「歴史の現場も、鉄道も、湧き水も、工場も、温泉も、
全部まとめて“今のわたしたち”につながっとるんやなって思えた一日でした」
隼
「そして結論としては――」
全員
「ごはんとお風呂と笑いがあれば、
赤穂でも、どこでも世界の真ん中や〜!」
コメント欄
《888888》《討ち入りコント最高》《教科書の横に書きたい》
《今日も元気もらった》《歴史と笑いのミックス、好き》
こうして18日目は、
* 高浜線と港の船が見せてくれた“海上交通の要”
* 伊予西条の湧き水の街の透明さ
* 川之江の製紙工場の煙突が示す“働く海沿い”
* マリンライナーで本州に戻る爽快感
* 播州赤穂の歴史の重み
* そして、赤穂浪士をちょっとだけ身近にしてしまう爆笑コント
で、
笑いと反省と感謝に包まれながら終わっていった。




