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逃れなれない城門通過

お久し振りでつ。

誤字脱字は脳内での変換準備オーケーっすか?

では、どうぞ。

 


 夜通し歩き続けた結果、私達は朝日が昇る頃には町まで戻ってくる事ができた。


 体力に自信がない私は、途中で体力だけは有り余っているエルルゥさんに背負われての帰還とあいなりました。


 エルルゥさんに背負われながらも途中で現れたモンスター、一角ウサギなどを大量に狩りましたので、このモンスターの素材をギルドに売れば、結構なお金になります。


 一角ウサギは残すところがあまり無い程、色々素材があります。

 まずは頭部から生えた立派な角。角は細かく砕いて熱冷ましの薬になる。


 後は毛皮は繋ぎあわせて服や帽子などに仕立てられるし、肉はシチューの具として雪トカゲと甲乙付けがたい味になるのだそうだ。




「ふうっ。やっと町まで戻ってこられた」


「そうだね~。一時はどうなる事かと思ったけどね~」


「これも全てリエラちゃんのおかげだよ。本当に有り難うね?」


 いえいえ、あのままほっといたら寝覚めも悪いですし、何より私こそ町まで戻ってはこられなかったでしょうから、おあいこです。

 まぁ、空を飛ぶという最終手段もありましたけども。


「そんな………帰りの道中、ほぼ背負ってくれましたし、私の方こそ有り難う御座いました」


「とんでもない~」


「そうだよ、私たちの方こそ、助けてくれて本当に感謝してるよ!」


 私とエルルゥさんとニーニャさんの3人がお互いにお礼を言い合っていると、ルチルさんがポツリと真顔でこう言った。


「…………しかしギルドにはこの事を報告しておかないとな」


 ん?何の報告ですかね?態々ゴブリン共に襲われたっていう報告ですかね?それとも装備品をほぼ奪われたって事をかな?モンスターに対して強盗………とは、言い出せないですよねぇ?って事は必要ありますかね、そんな報告。


 私が1人、脳内にクエスチョンマークを浮かべていると、他の2人もルチルさんに同調する様に声をあげた。


「そうね、ルチルの言うとおりだわ。そんなに近場って程でも無いけど、ゴブリン共が巣を作ってるし、あの巣にはホフゴブリンが居たのよ……」


「確かに~。あのホフゴブリンがゴブリンキングに進化する可能性もあるよね~?」


「そっかそっか。確かにモンスターは進化するや。あのホフゴブリンが進化してゴブリンキングになったら大変だからね。じゃあ早急に奴を討伐すべきですね」


 その危険性を理解した私も、他の2人と同様にルチルさんに大きく頷きながら同調した。


「ああ。あくまでもゴブリンキングに進化する可能性…………だが、だからこそ早めに冒険者で討伐隊を結成して可能性の芽を刈り取らねばならない」


「じゃあ、早くギルドに報告に行かないとね。そろそろ町の城門に到着するから………」


 うひぃっ!!

 じょ、城門は鬼門だよ。ただでは通してもらえない。

 これまで城門であった数々の面倒事が、一瞬で脳裏を駆け巡った。私はもう城門恐怖症と言っても過言では無いのだよ。ガクガクブルブル。


「あ………あのー。私は後から参りますので、皆さんは一足先に町へ入って頂いても構いませんよ?」


 この場は何とか誤魔化して城壁を【ジャンプ】の魔術で跳び越えなきゃならん。

 そうしなければエルルゥさんたちにも城門で、迷惑が掛かってしまう。


「うん?リエラちゃんどうしたの?後からって………貴女だけ1人残して先には戻れないよ?」


「エルルゥの言うとおりだ。君みたいな幼い子を放って先に安全な町に入るなど、我々には出来はしないよ」


 ルチルさんは、私を幼子扱いし過ぎっ!!町へ帰る道中で私の魔術で、一角ウサギを華麗に倒したのを見てるはずなのに、何でですかね?


「そだよ~。それに一緒にギルドでご飯食べようよ~。ギルドに帰ればお金も下ろせるし、私はお腹がペコペコだよ~」


 優しい皆さんは口々に私を置いては行けないとおっしゃって下さいますが、私の為を思うのならば先に行ってくれた方が本気で助かるのですが。


「その……えーっと………あっと…………はっ!そ、そうだ!私はまだギルドで受けた依頼が1件残ってたんだったー。それをギルドに行く前に済ませたいからー。だから皆は先に行っててーお願いー」


 酷い棒読みな台詞だったが、これならばきっと先に行っててくれるよね。正式なギルドの依頼だし、これはエルルゥさんたちには関係が無いし、ニーニャさんなんて、お腹ペコペコって言ってたし………………………。


「私たちの事は大丈夫だよ?それに皆で済ませちゃった方が早く終わるよ」


「だな。ニーニャ、ご飯はもう少しだけお預け出来るな?」


「うん、皆でご飯たべたいからね~。勿論その皆の中にリエラも入ってるから~」 



 はあっ……………。もうこれ以上の言い訳は浮かんできませんので、腹を括るしか無さそうです。

 私は先に行けと言ったからな?門番連中に絡まれても知らんからな?


 私はガックリと項垂れながら、ギルドの依頼であった『イタミナクナール草』の群生している町の近くの丘へ案内してもらいたいのだと、伝えたのであった。



結局リエラが折れる。


そしてちゃっかりと依頼のイタミナクナール草を回収する事に。


果たして城門を無事に通過できるのでしょうか?


以下次回!!


執筆は遅いので気長に待ってもらえたら幸いです。


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