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ブクマ1000件お礼小話

とりあえず書けたので。


手直しはいずれ。

「なっ……なんだとぉ~~~~!!!」


 フラノーヴァ伯爵家の当主であるイデオルド・ラウ・フラノーヴァ伯爵は、密偵より渡された報告書を、手で握り潰しながら執務室の椅子から飛び上がって叫んだ。


 その大声で部屋の外に控えていた従者のシデンが、慌てて室内に飛び込んでくる。


「イデオルド様っ!?如何されたのですか?」


 シデンが部屋に飛び込んで見たのは、真っ赤な顔をしたイデオルドの姿だった。


 シデンは直ぐに悟った。何か恐ろしい出来事が起こったのだと。


 もしや隣国が攻めてきたのでは?と思い、咄嗟に第二種戦闘配備を行おうとしたのだが、そうならなかったのはイデオルドが命令をせず、ただ激昂していたからだ。

 いつも落ち着いているイデオルドが、この様に激昂するのは大体家族に何かあった時のみである。



 以前隣国が攻めてきた時は、無表情で殲滅魔術を敵軍にぶっぱなしていたので、敵兵からは【氷の殺戮者】などと呼ばれ畏怖されていた。


 そのイデオルドが………………だ。


 頭から湯気が出んばかりの勢いで激昂しているのだ。長年側にいるシデンにもその異常な光景には動揺を禁じ得なかった。


 再三イデオルドにどうしたのか聞くと、無言で手にしていた書類をシデンに突きだした。どうやら読めということらしい。


 シデンはその書類を受け取ると、物凄いスピードで読み進めながら、そのスピードと同様に顔色が青ざめて行き、最後には真っ白になった。


「イッ…イデオルド様………この報告は真で御座いますか?真にこの様なふざけた真似を、あのアルフレイム騎士侯爵家の嫡男が行ったのですか?」


 シデンのその問いに、怒気を滲ませながらイデオルドはこう答えた。


「影にも探らせた……。この報告内容は純然たる事実だ。俺は今から侯爵家に殴り込みに行って来るっ!!!」


 そう叫ぶと、普段は冷静沈着な表情と態度のイデオルドからは想像できない態度で、部屋から飛び出して行きそうな主の腰に掴まり引き止めつつ、シデンは緊急用の魔道具でフラノーヴァ邸に居る部下たちに至急この執務室に集まるように伝令した。


『この通信を聴いている全ての者達は、速やかに全員イデオルド様の執務室に集まるように!繰り返す!速やかにイデオルド様の執務室に集まるように!!』


 緊急伝令が下されたフラノーヴァ伯爵邸の内部は、蜂の巣をつついた様な騒ぎに陥り、直ぐに大勢の者達が執務室に雪崩れ込んできた。


「隣国が攻めてきたんですかっ!?」


「戦闘配置はプランAで宜しいですよね?」


「補給は国に頼りましょう!沢山ぶんどってやりますぞ?」


「魔導砲を射ちまくりましょう!威力はまだまだ改善の余地が御座いますが、敵兵の足並みを乱す程度には使えますし………」


 と、好き勝手言いながら執務室の扉を開けた全員の目に飛び込んで来たのは、顔面を真っ赤に染めながら激昂するイデオルドと、そのイデオルの腰に掴まり必死で押さえているシデンの姿であった。


 普段の冷静沈着なイデオルドしか見ていない者などは、その怒りの形相と溢れ出る魔力の威圧感で、腰を抜かす者もいた。


 そんな中、シデンの必死な声が室内にこだまする。


「ぼおっとするなっ!皆の者、イデオルド様を取り囲んで肉の壁となりお止めするのだっ!あっ!後、ご子息達もお呼びして参れっ!」


 その声に弾かれた様に数人の侍女がイデオルドの2人の子息、レオンとヒューズを捜しに駆け出した。


 それをシデンは確認すると、残った邸の者達とイデオルドを足止めするのに心血を注いだ。


 イデオルドはいかに頭に血が昇って居ようとも、流石に自分の邸の使用人たちなので、敵兵のように魔術をぶっぱなして、蹴散らす事は無かった。

 それはシデンの考え通りであった。イデオルドは基本的には優しいのである。自分の部下や使用人、それに領民などは大事にするので、乱暴に扱えないのであった。



 しかしそんなシデンにも誤算があった。



 一緒にイデオルドを止めてもらう為に呼んだ2人の子息も報告書を読んでしまい、溺愛する妹のラズリエラの身に起こった一方的な婚約破棄と、その後の失踪の報告に激昂してしまったのだ。


 イデオルドと長男のレオンは、殲滅魔術を得意とするのだが、次男のヒューズは防御や補助等の魔術を得意としているのであった。


 そのヒューズが相手の意識を眠らす魔術を使用したため、一瞬にしてシデンを含む者達が昏倒した。




 イデオルドの執務室から黒い人影が窓よりみっつ飛び立ったのだが、残念ながら止めに入れる者は誰1人として居なかったのであった。








イデオルドと長男のレオンは、殲滅魔術を得意としている。


次男のヒューズは防御魔術と補助魔術を得意としている。


長女のリエラは何気にオールラウンダーで、どれも上手く使う。他の人からは凄いと言われるが、リエラにとっては息をするのと同じ位に普通に出来る事なので、特に自分が凄いとは感じていない。


って感じですかね。


全員魔力量は半端じゃないですが、得意不得意があります。(リエラ以外)



因みにマナの隠し攻略キャラはレオンかヒューズか選べます。


やんちゃ系イケメンのレオンか、はたまたクール系イケメンのヒューズか……貴女はどっち?




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